ライブに参戦していて気になるのはサイリウムがどれくらい持つかということ。終盤になり、アンコールの最大盛り上がり時に電池切れというのは、相当にイタイ。
そこで実際のライブ参戦を想定し、MC/休憩時消灯と常時点灯での点灯時間経過に伴う電圧電流の変動比較を行ってみた。
グラフの曲線はそれぞれの値の近似曲線である。
【テスト条件】
・ 使用したサイリウムは、ルミカ製ルミエース2オメガを二本。
・ 発色は、消費電力が最も大きい白色発光。
・ 測定器は手作りの電圧電流メータ―。値表示のLEDは外部電源接続だが、メーター内部回路での電力消費は無視。
・ 乾電池の内部抵抗やサイリウム内蔵LEDの順方向電圧降下なども無視。
・ テストに使用したライブは乃木坂46 8thバースディライブBD。
実際に映像を出しながら、1本をMC/休憩中は消灯、もう1本は常時点灯してそれぞれの電圧電流値を測定。
【テスト結果】
・ MC/休憩時消灯の方が常時点灯より電力消費は少ないものの、思ったよりも差が少なかった。その理由は、バスラはひたすら曲をぶち込むライブなので消灯する時間が少ないためかもしれない。
・ RGB混色による白色発色ではなく白色LEDが搭載されているため、3時間半のライブ後でも褪色するが白色を維持。
・ 写真の様に、3時間半のライブ終了後、常時点灯とMC/休憩時消灯使用との明るさの差は、あまり感じられなかった。
・ 常時点灯の方は、テスト開始から3時間20分後に乾電池の起電圧が3.0Vまで降下し、赤い警告がLED点滅した。
【結論】
1.3時間半程度のライブであれば、100均ものでも新品の乾電池を使用すれば、十分に持つ。
2.バスラの様にMCや休憩時間の短いライブでは、常時点灯させておいても大きな消費の差は生じない。
4.白色以外の発色はRGB混色によるため、電池消耗によって変色すると思われるので注意が必要。