とっても楽しいけれど、日本と比べて暑かったり、たくさん歩いたりしてちょっぴりお疲れ気味でもある台湾旅行。
今回の「THE 定番の旅 台北編」ではそんな時に嬉しい台北旅行の定番、「癒し」について語ってみようと思います。
*これまでの「THE 定番の旅 台北編」はこちらからどうぞ!
台北旅行の癒しの定番と言えば、何と言っても「足裏マッサージ」と「台湾シャンプー」です。
歩き疲れて浮腫んだ脚もすっきり軽くなる足裏マッサージと台北の湿度で爆発寸前!?な髪も軽やかにリセットしてくれる台湾シャンプーは旅の間毎日でもやってもらいたいぐらい気持ちが良いものです。
しかし、実はこれらの癒しコンテンツ(?)は台湾の地方の街では台北ほど体験出来るお店がありません。
特に台湾シャンプーはわざわざ探して行かねばならないほど。
その辺にある美容院を「シャンプーして欲しい」と訪ねて行くと「OKOK」と気軽に応じてくれますが、やってくれるのは「台湾シャンプー」ではありません。
普通に髪を洗われてしまいます(つまりシャンプー台に寝たまま洗ってもらう日本同様のシャンプー)。
台北でも地元の人が多く訪れるタイプの街の美容院だと台湾シャンプーでない事もあります。
という事で、台北以外の街では省かざるを得ないこともあるこれらの「癒し」。
まさに台北旅ならではの定番アクティビティとも言えそうです。
①足裏マッサージ
一昔前、台湾を取り上げた紀行番組などでは必ず登場した足裏マッサージ。
バラエティ色が強くなると芸人さんなどが体験して「イテテテテッ」と大騒ぎしてひと笑い、というのがお約束でありました。
しかし、実際はあそこまで痛がるほど強く揉まれる事はあまり無く(痛ければ「トン(痛)!」と言うか痛そうなそぶりを見せると調整してくれます)、痛気持ち良い程度のもの。
痛い箇所が身体の悪い所だという事で、図解入りの表を見せてくれたりもします(で、「あ、私膀胱が悪いんや…」「胃が疲れてるのか」と独りごちる)。
↑お店によって足湯マシーン(?)の豪華さにも差が?
ただの桶に湯を張ったものからゴージャスなものまであります。
写真はブクブクが出るジェットバスタイプ。
運良く上手な(と言うか相性が良い)マッサージ師さんに当たるとマッサージ終了後には履いていた靴がゴソゴソになるほど浮腫みが取れていて、まさに極楽。
「滞在中は毎日行こう」と思ってしまう足裏マッサージ店ですが、近年は円安ゆえそこまで気軽に行けない感じになってしまったのが寂しい…。
先ほど「地方の街には台北ほどマッサージ店があるわけではない」と書きましたが、その逆で台北の、それも海外からの旅行者が多く滞在する街(代表的なのは台北駅or中山エリア)にはマッサージ店がたくさんあります。
それらの店ではいくつかの店を掛け持ちしているマッサージ師さんも少なくなく、また旅行者相手なのでリピーターになってもらう必要がないと考える人もいるため、技術や接客にはばらつきがあります。
なので「1時間マッサージしてもらったけど痛いばかりで疲れが取れなかった」や「時間中ずっとオプション(角質ケアや時間の延長、全身マッサージへのグレードアップ)を売り込まれてばかりで全くリラックス出来なかった」という事は悲しいかな、わりとよくある事なのです。
それを避けるには店専属のマッサージ師さんしかいない店にするとか、完全予約制の個人でやっているお店を選ぶなどすれば良いのですが…でも、それも何だかめんどくさくない?
「疲れたな」と思った時にフラッと立ち寄れるのが台北のマッサージ店のありがたさでもありますからね〜。
これまでの経験で言うと、マッサージ店も飲食店と同じであまりにも賑わっていない店はちょっと…と思う事が多いような気がします(店内に人の気配があまりなく、入ったら「ついさっきまで電気も消してました!」みたいな店はハズレ率が高い)。
ただ、賑わっていても必ず良いとは言い切れないのが台北のマッサージ店選びの難しさなのですが…。
↑深夜にひとり中山でマッサージを受けた体験談を書いております。
②台湾シャンプー
髪をカットしてもらったりする施術椅子に座ったままやってもらうシャンプー、それが台湾シャンプーであります。
最後にはシャンプーの泡を切るため頭頂部に集められた泡をソフトクリーム型にしたり、ハート型にしてくれたり。
そこで美容師さんが「ふぉと!」と合図をしてくれるので写真を撮る…というのがお約束。
↑「ふぉと!」の瞬間。
それが楽しくて台北に行く女性(主には。しかし男性も時々見かけます。臆さずトライ!)は「台湾シャンプー行こうよ〜」と言って美容院を訪ねて行くのでありますが、日本の美容院ではあり得ないぐらいしっかり(時には「今爪立ててるよね?」と思うほどガシガシと)洗ってくれ、毛穴の奥までスッキリさっぱり出来るのが台湾の美容院で髪を洗って貰う事の良さだと思います(だから私的には別に「台湾」シャンプーでなくて良い)。
おまけに洗髪後にはこれまた今の日本の美容院ではほぼやらなくなった「しっかりブロー」がセット。
美容院に入るまでは台北の湿度でベタベタボサボサだった髪がサラッサラになり、毛先にはカール(ヘアアイロンではなくロールブラシで巻いてくれるのがすごい!)や編み込みを施して(どちらもお店による)くれたりするのだからありがたい!
シャンプーはどの美容院でも気軽に受け付けてくれますが、先ほども触れたように「台湾」シャンプーはやっているお店とやってないお店があるので確認が必要です。
台湾シャンプーを受け付けているお店は高級な美容院(ヘッドスパのコースがあったり日本人旅行者向けだったり。どちらにしても設定料金はお高め)から庶民的なチェーン店系美容院など様々なのでお好みでチョイスしてみてください。
↑台北の美容院でひとり台湾シャンプーをしてもらった体験談が書いてあります。
今回は台北旅行の定番である「足裏マッサージ」や「台湾シャンプー」について書かせて頂きましたが、台北での「癒し」もスパ(高級なホテルスパなども含む)や漢方系の施術が受けられる店(へそ灸や漢方パックなど)、耳かき専門店(行ってみたい!)など、様々な体験が出来ます(「癒し」では無いかもしれないけどレーザーや杏仁酸ピーリングなど美容医療も受けられる)。
そんな体験の前後には豆花や漢方系のスイーツでさらなる癒しの時を…ってのも台北旅の定番かも?
癒されて綺麗になって、だから台北旅はやめられません!
↑苦茶専門店「苦茶之家」で苦茶と肌をぷるぷるにしてくれるカエルの○○が入った伝統スイーツを。
ご安心ください。味はないのでただ甘くて美味しいだけですから…。