「コロナ禍」という憎き言葉もようやく耳にしなくなって来た今日この頃。

約3年間という月日、単なる旅行では海外に行けなかった…という旅好きにとってはとても辛い期間でありました。


コロナ禍以降、いよいよ久しぶりに台湾へ!…と考えられている方も増えて来たと思われる今、こんな台湾旅のスタイルを提案してみたいと思います。


↑これまでにも様々な台湾旅について書いて来た拙ブログ。

良かったら台湾旅に行かれる前には過去記事もチェックしてみてくださいませ。


それは…「THE 定番の旅 in 台北」!


今回から数回に渡り、台湾旅の基本にして定番、まさに台湾定番旅の王である台北について書いて行こうと思います。



さて、台北旅の定番と聞いて思い浮かぶのは何でしょう?

食べ物、街、夜市、アクティビティ(観光含む)、癒やし…何でも結構です。

次の台北旅ではそれらの最も定番(ベタとも言う)所ばかりを組み合わせて旅をしてみるのも楽しいのではないでしょうか?


まさに再会台北!です!


という事で、各事項の定番について挙げていきましょう。


まずは何と言ってもこれ。食べ物です。

台湾旅のお楽しみのトップはやっぱり美食!

食の都・台北では台湾の定番料理(屋台や食堂の小吃含む)から中国各地方の料理、スイーツ各種、なんなら和や洋の料理だってどんと来い!

美味しいものがあり過ぎて何を食べれば良いか困ってしまう、それが台北旅なのです。


台北旅と聞いてまず思い浮かぶ食べ物って何でしょう?


やっぱり小籠包?魯肉飯?火鍋?マンゴーかき氷?豆花?台湾朝ごはん?



はい、私もやっぱり台北ではその辺りが定番の食べ物だと思います。

他にも各々お好きであり、定番の食べ物があるかとは思いますが、その辺りは個々でカスタマイズして組み合わせてみてくださいませ。


そして、お店もそれぞれに「小籠包を食べるならやっぱり○○!」と言うようなこだわりがあると思います。


…が、やっぱり「定番の旅」であれば行くべき店は決まって来ます。

異論は受け付けますが、今回はわたくしノムノムの独断と偏見でご提案しましょう。


小籠包であればやっぱり鼎泰豊。

やれ混んでる、美味しい店は他にもある、などと言われがちな鼎泰豊ですが、ここで修行した職人が独立して人気店をオープンさせている…という逸話が多いのもやっぱりここが台湾小籠包(小籠包自体は上海の料理)の始祖的存在だからだと思います。

久しぶりの台北、しかも定番の旅とくれば外す訳にはいかないでしょう。


↑混雑を避けたいのならばオープンと同時に駆け込みましょう。

以前のように朝10時オープンではない(土日であれば9時だった)のが残念(朝小籠包出来なくなった…)。


魯肉飯は難しいなぁ〜。

どちらかと言えば台北よりも地方で「ウマ!」と思える魯肉飯に出会う事が多い私でありますが、台北だと…どこだろう?


↑直近で「ウマ!」と思った魯肉飯はこちら。

台南・西羅殿牛肉湯の魯肉飯(って言うか肉燥飯)。

何とこれ、牛肉湯を注文するとサービスでついてくるのだと言う。なのにめちゃくちゃ美味しかった!

ご飯に対して具が少ないって思うでしょ?

でもこの量で完璧。



話を台北に戻しましょう。


定番と言えば金峰魯肉飯(ただし人によって評価が分かれる)、華西街夜市(夜市と言っても魯肉飯の店は昼でも開いてます)の魯肉飯の人気店(阿義魯肉飯や小王煮瓜など)、西門町の天天利、雙連エリアにある人気店(香滿園とか)辺りが日本人旅行者にも人気、かつ定番ではないでしょうか。



火鍋は問答無用で無老鍋!

すみません、めちゃくちゃ独断と偏見炸裂させました。



ここのおしどり鍋(鴛鴦鍋)は台湾が初めての人と行っても「美味しい!」と必ず言ってもらえるし、台湾の火鍋チェーンの中でもやっぱり定番的存在。

火鍋(この場合おしどり鍋)のスープは各店独自の味付け・配合であり、その違いを楽しむのもまた火鍋ならではの楽しみ方でありますが、あまり慣れてない人によっては「辛すぎる」「癖が強すぎる」という事も…。


それらも考慮すると、やはりここ一択(おしどり鍋の場合は、ですが)。

人気店なので予約を忘れずにお出かけください。


☆公式サイトから日本語で予約出来るのが嬉しい!


マンゴーかき氷ですが、これに関してはまず「季節限定」の食べ物である事をご理解ください。

春夏秋冬いつ行っても楽しめるものではないのです。

もちろん、お店独自の方法で冷凍したマンゴーを一年中食べられる所もありますが、やっぱりマンゴーは旬の時期に食べてこそ。

旬のマンゴーを口にするとあまりの美味しさに思わず涙ぐんでしまいます。

甘さとジューシーさがたまらない…!

台北であれば5〜8月に行けば(マンゴーかき氷の各有名店で)間違いなく食べられると思います。


「マンゴーかき氷」がお目当てであれば、ぜひその時期にお出かけください(夏はめちゃくちゃ蒸し暑いし、台風も気になりますが…)。


そして、そんな旬のマンゴーを使ったかき氷を食べるのは…やっぱり冰讃しか考えられません。


↑芒果雪花冰+布丁トッピング。これこそ至高。

いや、プリンはトッピングしてもしなくてもお好みで(私は大のプリン好きなので絶対するけど)。



美味しさでは百果園も間違いないのですが(だから両方行って欲しい)、百果園では一年中その時々で最も美味しいフルーツを食べる事が出来る(マンゴーも年中食べられる)ので、やはりここは「時期限定」を重視してまずは冰讃を推したいと思います。



そして豆花。

あぁ、これも魯肉飯同様難しいなぁ…。

きっと台湾好きさんそれぞれにこだわりや好みがあると思うからです。


豆花に関しては↓の記事でいくつかおすすめのお店をご紹介していますが(台北以外のお店もあるけど)…



直近の台北旅で一番美味しかったのは山海豆花です。


↑美しい山海豆花の豆花(器まで綺麗!)。

2023年10月には台南の林百貨にも支店がありました。

日本国内にも支店あり。



ラストは台湾朝ごはん。

最近は豆漿や蛋餅、飯團(台湾おにぎりってやつね)など伝統的な台湾朝ごはんに加え、若い人がオープンさせたニューカマーな台湾朝ごはんも人気です。


↑伝統的な要素も加えてあるニューカマー台湾朝ごはん。朝からがっつりやっつけようぜい。


こう言ったお店はすでに地元の人々や旅行者にも人気があり、「新定番」と言っても良いのではないでしょうか。


しかし、やっぱり「定番旅」と言うのであればここを外す訳にはいきません。阜杭豆漿です!



うん、わかります。

「阜杭豆漿は確かに美味しいけど並び過ぎ」「他にも美味しいお店あるよ」ですよね?

私もその意見には賛成しますが、やっぱりここの豆漿(甜も鹹も)はそれでもひと味違うんです。

焼餅などの粉もんも店内で手作りされていて、粉の美味しさがしっかりと伝わって来ます。


同じような朝ごはんが普段から食べられると思われる国から来た人々や国内旅行をしている台湾の方々、そして地元台北人もあの長蛇の列を並ばれている事を考えると、やっぱり相当に美味しいのだと思います。



以上、「THE 定番の旅 台北編」第一回は「定番の食べ物」についてでした。


最近台湾を紹介した紀行番組で青葉(台湾料理の老舗)を取り上げているのを見て、「そう言えば青葉とか欣葉とかってめちゃくちゃ有名だけど行った事ないよなぁ。そういう“THE 定番”みたいなスポット縛りで行く旅も面白いかも」と思ったのがこの記事を書こうと思ったきっかけです。


「久しぶりの台北だから最新の話題スポットにも行きたいけど、まずはやっぱりお馴染みのお店にご挨拶したい。」


そう思われている方もきっとたくさんいらっしゃるはず。

何より定番はやっぱり強く、外しません。

以前と違って円安であり、台北の物価も上がっている昨今。

「間違いない」事は正義でもあるのです。


せっかくの旅なのだから失敗覚悟で挑むのもありですが、抑えるところはしっかり抑え、冒険もしっかり楽しむ、と言うのが「コロナ禍後の台北旅」なのかも知れません。