今、世の中で幸せに生きるために大切だと言われているのは「自己肯定感」ですよね
心について考えたり、悩みがある人は聞いたことがある言葉ではないでしょうか。
自己肯定とは、ありのままの自分を肯定すること。
そのままの自分を認め、尊重し、自分の価値を肯定できる心の状態を、「自己肯定感が高い」と言います。
「自分はすごい!素敵!」と思えることとも言えますね
しかし実は、真の自己肯定感を育むためには、その前に大切なことがあるのです。
それが、「自己受容感」を育むことです
自己肯定と自己受容の違いって?
この二つの言葉は、なんだか似たようなもののように感じますが、そこには少し違いがあります
「肯定」とは、「同意すること。価値があると判断すること。」で、
「受容」とは、「受け入れること。取り入れること。」という意味です。
「自己受容感」とは、「自分のできない部分も全て含めて、ありのままを受け入れられていること。」です。
「自分って、すごい!」「自分には価値がある!」と本当に思えるようになる前段階には、
できない部分も全て含めて、ありのままの自分を認めてあげる段階が不可欠なのです
もし自己受容できていないと、どうなるのか。
実は、自己受容ができていなくても、「自分はすごい!価値ある存在だ!」と思うことはできます。
しかしそれは、ある意味「脆い自己肯定感」とも言えます。
自己受容ができている「真の自己肯定感」と「脆い自己肯定感」は、どのような部分が違うのでしょうか。
例を元に、考えてみたいと思います
Aさんの場合。
Aさんは、とても仕事ができる人です
今まで、学校の勉強も部活も、トップになれるように努力してきました
そして確実に、成果を出していました。
そのような経験や実力があるので、Aさんは同僚や上司からも頼りにされていましたし、
Aさん自身も自分のことを「価値ある存在だ。」と感じていました
しかしある時、別の部署から優秀だと噂されているBさんが異動してきました。
Aさんは、正直あせりました
もし、自分よりもBさんの方が仕事ができたらどうしよう…。
そうなってしまったら、自分の今の立場が保てなくなってしまうかもしれない。
Bさんは、噂に違わずやはり優秀でした。
同僚や上司も、少しずつBさんを頼りにするようにもなりました。
努力の甲斐あって、やはり仕事の成績自体はAさんの方が上でした。
しかしAさんは、常にBさんに心を乱されるようになりました
いつ、その立場が奪われるかがわからないからです
「価値ある存在」であり続けるために、Aさんは心をすり減らし続けなくてはいけなくなったのです
Cさんの場合
Cさんは、仕事が特別できるというわけでもなく、普通の人です
学生時代から勉強は苦手だったので、そもそも勉強にはあまり興味はありませんでした。
しかし、Cさんは絵を描くのが好きで、学生時代は毎日スケッチブックを持って出かけていました
誰かに評価されることよりも、自分自身が楽しいことをする方が大切でした
それは、誰かに評価されることが、自分自身の価値とは全く関係ないと知っていたからです
勉強ができてもできなくても、自分は素晴らしい存在だと知っているため、興味のない勉強はしませんでした。
仕事でも、ミスをすることはもちろんありますが、それが大きな落ち込みになることはありません
もちろん反省して改善はした方が良いですが、
ミスをしてもそれが自分の価値とは全く関係なく、また自分なら、それを改善できる力があると信じているのです
Cさんは、今日も穏やかに、楽しく絵を描きながら休日を過ごしています
この二人の違いは…?
Aさん=「脆い自己肯定感」
Cさん=「真の自己肯定感」
の例を書いてみました。
AさんとCさんの心の幸せ度を比べてみると、Cさんの方が、幸せ度は高いのではないでしょうか
Aさんは、自分が「できる人であること」に価値を置き、「できない自分はダメだ」と感じています。
これは、できない自分を受け入れられない状態=自己受容ができていない状態ですね
それに対してCさんは、「できてもできなくても、自分には価値がある」と感じています。
これは、できない自分も受け入れられている=自己受容ができている状態です。
Aさんは、自分が「できる人」であるかどうかをものすごく気にしてしまいます。
自分が「できる人」だと感じられるときには、自分は価値のある存在だと感じ、自己肯定できますが、
「できない人」になったとたん、価値がないと感じてしまうのです
これが、脆い自己肯定感なのですね。
一方、Cさんは「できる、できない」ということには全く囚われません
そんなことは、どうでも良いのです
それよりも、自分が楽しいことをすることにこそ、大きな価値を感じています。
このような場合、自分が楽しいと感じることに対して、純粋に自己肯定ができます。
他の人がどうだというのは関係なく、「私はこれが楽しくて、頑張っている。こんな私は素晴らしい存在だ」と感じられます。
そうやって感じられる真の自己肯定感は、簡単に
揺らぐようなものではありません
自己受容の大切さが、伝わったでしょうか
このように、自己受容ができていなければ、どんなに能力があってそれを自分で肯定できていたとしても、常に「できない人」になってしまわないかなどの不安がつきまとうのですね。
「できる」「できない」に囚われ、自分の本当の幸せに目が向きにくくなってしまうのです
長くなってしまったので、
次回、具体的な自己受容感の高め方についてお話していきます
お楽しみに!
今日のトライ!
「自分はすごい!」と思っていても、それが「脆い自己肯定感」だということもある。あなたはしっかりと自己受容できているか、一度考えてみよう!
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今日もありがとうございました
共に地球に生まれたあなたが、大いなる祝福と喜びを感じながら生きられますように