DAIのブログ -20ページ目

大学のあり方

大学進学率、初めて5割突破

ついに進学率が、ここまで上がったのか。短大進学も含めると実に56.2%になるという。しかも進学志願者に対する入学者の割合は92.7%になる。数字だけ見れば、高等教育を望めば誰でも受けられるような状況になった。しかし、実体はどうなのだろうか。それほど喜ばしい状況なのだろうか?

全国の私大4割 赤字

一方で、経営は極めて厳しい状況になっている。これはリーマンショックなどの金融不況の影響で有価証券の下落分を除いても、ほぼ同じような数字だ。進学率は上がる一方なのに、なぜこのような状況が起きているのか?大学の数が増えている事が大きな要因だろう。そのおかげで進学率や志願者に対する入学者の割合が増加したが、大学の経営は厳しくなっている。

中央教育審議会は大学全入を目指しているようだが、果たしてその事に何の意味があるのだろう。大学新卒の就職が厳しくなっている、もちろん金融不況が大きな原因だが、それだけとは言えない。大学生の基礎学力が著しく低下しているのだ。大学間での格差が激しいのはもちろん、同じ大学内でも学力の格差が大きい。実際、自分が経験した中に、読解力が無いのはもちろん、漢字が書けない読めない、かけ算が出来ない大学生もいた。おそらく中学生程度の学力しかないかもしれない。これが中央教育審議会が目指している「大学全入」なのか?

高等教育に求められるのは、やはり「質」ではないのか?今や、大学で国語を教えている所さえある。もはや大学といいながら、中身は大学とはほど遠いものになっている。もう一度、何のための大学なのかを考えた方がいいだろう。

在京民放キー局、広告悪化で4社減収

在京民放キー局、広告悪化で4社減収

スポット広告が下げ止まったと繰り返しアピールしていたが、自分が以前から予想していたとおりタイム広告の下げ幅が大きく減収。この状況は今年度いっぱい続くだろう、景気が戻ったとしてもタイム広告が戻ってくるのは来年の4月になると思われるからだ。

日本テレビは番組制作費の削減などで大幅増益となったというが、これはいかがなものか。確かに制作費を引き下げる事がテレビ局にとって、一番手っ取り早い経費削減だろう。一足早く構造不況に陥っていたラジオ局を見てみると良くわかる。制作費を削減し続けたために、人材は流出し新しい戦力が育たない。結果的に安かろう不味かろうの番組作りになってしまい、リスナーが離れスポンサーも離れるという悪循環に陥っている。もちろんテレビ局の方が会社の体力があるので、すぐにそのような事にはなるとは思わない。しかし、自分たちの会社がどのように収益を上げているのかを忘れた経営では、この先行き詰まっていくのは目に見えてる。

子供の学力向上、低所得でも親の心がけ次第

子供の学力向上、低所得でも親の心がけ次第

確かに、世帯の所得で子どもの学力格差は出てしまうのだろうが、親と子の関係性により埋める事が出来るという可能性を示すものだろう。また、学校で児童にあいさつを徹底すると学力が向上するなど、面白い結果だ。どんな因果関係のがあるのか、是非調べていただきたい。

自分が育った環境は、それほど裕福でもなくいわゆる中流家庭だった。親からは中学3年になるまで、それほど「勉強しろ」と言われずに過ごしていた。親の育て方には、とても感謝している。放任主義だった、という事では無い。図鑑や童話、伝記などの本を揃えておいてくれたのだ。もちろん「読め」と言われた事も無い。自分自身もそれほど興味が無かった。しかし、子ども心にどんな事が載っているのか?書いてあるのか?気になる時がある。自分はまず図鑑を開いていた、天体や昆虫など様々な分野だ。知らず知らずのうちにハマって、交通に関するもの魚や植物など全部読破してしまった。その後もヒマな時に童話や伝記もパラパラめくるようになった、もちろんわからない事も多かったのだが。今にして思えば、その時の経験がまた知識がとても重要な事だったように思う。そのような環境を作っておいてくれた親に感謝だ。

子どもは好奇心が強い、これは誰もが認める事だ。その子どもが生活を送る環境に最大限気を配る事が、その後の子どもの育ち方に大きな影響を与える。ゲームや携帯などを子どもの欲求のままに与えるのではなく、子どもにとって本当に必要なものを揃えた環境を作る事が、親として大事な事だろう。

フレッシュトマトカレー

今日はお昼時、渋谷を歩いていると視界に「松屋」が。

久々に入ってみると
フレシュトマトカレー/250円なんてものがある。

食べてみると、結構いける!
にんにくが効いているので、
ちょっと匂いが気になる所だけど。

もともと中華飯店「松屋」という事でスタート。
一度は3年で閉店。
その後、吉野家の牛丼に感動した創業者が研究を重ね、
牛めし・焼肉定食店としての「松屋」をオープンした。
みそ汁が付くのは、その名残とか。

結構、うれしいんだよね
みそ汁付くの。

マニフェスト

自民党のマニフェストの評判が悪い。実際読んでみると、その評判の悪さもうなづける。とにかく全てが抽象的な表現なのだ。これなら高校生でも書けそうなマニフェストだ。おそらく企業で、何かのプロジェクトの企画書を作ってこいと言われ、自民党のマニフェストのようなものを提出したら「学校に戻って、もう一度やり直してこい」と言われそうだ。メディアで袋だたきにあって、必死にマニフェストを擁護する自民党議員(前)たちは、どこか滑稽に見えてくる。やはり下野して、一度出直す必要があるようだ。

傷はぜったい消毒するな

傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 (光文社新書)/夏井睦

¥882
Amazon.co.jp

面白そうだったので、思わず購入。いや、大正解でした。
自分は医療に関して詳しくはないが「傷にはまず消毒」と小さい頃から教わり、それが常識だと思っていた。しかし、このやり方が100年以上も変わらない治療方法だったとは。「消毒液は細菌にとってはもちろんだが、人間にとっても安全かつ無害ではない」言われてみれば、確かにそのとおりだろう。

手術を行なう時に消毒をするが、以前は素手で手術をするのが常識だったために、強い消毒液で手を洗うと、手荒れがひどくなる事が問題だったとか。この問題は、ある医師が「手袋をはめればいいのではないか」と考えついたため解決した。今、聞いてみると不思議なほど簡単な解決法だが、手術は素手でする事が常識として考えられていた時には、思いもつかなかったらしい。常識にとらわれていると、本質を見失ういい例の一つだろう。

この本を読んで、小学生の時に自転車でケガをした時の事を思い出した。車輪に足を引っかけ、足の親指の根もとをパッカリと切ってしまったのだ。近くの病院に行くと、止血をしただけで「あとは絆創膏でとめておけば大丈夫」と言われた。その時は、なんて手抜きなんだと思ったが、結果的に理にかなった治療法だったんだと納得してしまった。もちろん、ここまでの根拠があって、そういった処置をしたのか今となってはわからないのだけど。

詳しいことは、この本を読んで下さい。ただこういったパラダイムは、どこの世界にでもある事。今の日本もそう言った状況だと感じる。時代が天動説から地動説に変わりつつある時、常識にとらわれていては、とんでもなく間違った判断をしてしまうかもしれない。まずは身の回りにある、常識を疑ってみよう。

全日空、12路線を廃止・減便

全日空、12路線を廃止・減便…最悪赤字で

次々、路線が廃止になる、特に国内線は深刻だ。これで増々、国内空港の運営は辛くなる。

羽田・那覇…国管理22空港が赤字 黒字は4空港のみ

国が管理している空港でこの状態だ。しかも、ここに税金が投入されている。それに加え、自治体が管理する69空港、株式会社が管理する成田、関西、中部の3空港も厳しい状況だ。作る時に深く考えもせず、作ったら作りっぱなし、赤字は税金で埋めていく。こんな事をやっているから800兆もの借金が出来てしまうのだろう。

もはやこの国は、パラダイム・チェンジが無くては再浮上出来ないのではないのか?これまでの日本の行政は”天動説”だったと思うしかないだろう。

自画自賛

自民、自己評価したら「前回公約で未達成なし」

やっぱり自民党は不思議な人種の集まりらしい。医師不足や後期高齢者医療の問題、そして年金の問題など、失政に次ぐ失政で国民の信頼を失ってる中、どうしてこんな事が言えるのか不思議でならない。自己評価したら「A」評価が半分なんて・・・自画自賛もいいところだろう。もちろん評価出来る政策もあっただろう、しかしながら自己評価するなら「もっと出来たはず」「まだまだ足りない」など、反省があっていいのではないか。

客観的に考えてみればわかるだろう。例をあげてみよう。いいところもあるが自己中心的でこの所失敗続きの人間がいる、その人に対してまわりの人間はどのような評価をするのか。まして、その人間が「自分がすばらしい」とアピールばかりしている。普通に考えれば、まわりの人間から信頼を失い続けるだろう。そんな事を今の自民党は行なっている。今回の選挙で野党になるだけでなく、人材も一掃した方がいいのではないのか。

最低時給1000円

民主党の最低時給1000円構想、企業のコスト配分に変動も

社民党が早くから打ち出していた最低時給1000円。ついに民主党も目指すそうだ。これにはちょっと頭をひねる。1円でもコストを下げて競争力を上げようとしている企業にとっては大きな痛手だ。そして中小企業に直撃となるだろう。この最低時給で生き残れない企業は退場してもらっていい、という人もいるようだがナンセンスだと思う。

逆に受け取る側から考えたらどうなのか?例えば1日8時間として8、000円、1ヶ月22日間の勤務として176、000円となり、12ヶ月では2、112、000円になる。もちろんあくまで例えばの話だ。

この数字はどうなのだろう?自分から見ると、そこそこいい金額だ。安アパートで暮らせば、十分楽しめる生活がおくれるはずだ。これは全国平均の話だから、都内ではもう少し上がってくるだろう。同じような計算で800円だとどうなのか?計算すると1ヶ月140,800円、1年1、689、600円になる。実は自分は最低時給は現状の全国平均800円くらいでいいのではないかと思う。この金額でも最低限の生活には十分だ。自分の知りあいに、だいたい月に15万くらい稼ぎの24歳の男性がいる。「いやー、キツイっすよ」といつも言ってるので、どこに住んでるのか尋ねると「練馬」だと言う。家賃を聞くと「7万円」だそうだ。その彼の職場などを考えると千葉に住んでも通勤時間が変わらないので、千葉に入ってしまえば、同じ間取りで1~2万は安くなると教えると驚いていた。実はこういう20代は男女ともに多く見られる。地方からやってきて、とりあえず聞いた事のある土地に住み始める。一度、住んでしまうと引っ越し資金がなかなか貯められずに、ズルズルと住み続けるというパターンだ。要は、ちゃんと収入を考えて生活を組み立てさえすれば、もっと有効にお金が使えていたはずなのだ。もちろん親と同居してる場合は、はるかにハードルは低い。

この金額では結婚や子育てが苦しいという人もいうかもしれないが、民主党の主張する子育て支援が実現すれば、最低時給は今のままでいいように思う。そこまで手当てする必然性は感じられない。漠然と最低時給を決める前に、どのような生活が現代の最低限なのかをちゃんと議論し、定義付けする必要があるのではないだろうか?

なかなか辛いもの

歌手・川村カオリさんが死亡

まだ38歳、若すぎるよね。彼女に初めて会ったのは確か、彼女が中学生の時。フリマで会ったり、電話で話したりした。数年後、彼女はデビューした。不思議な縁で、イベントツアーで一緒に仕事をしたり、地方でバッタリ出くわしたりもした。最後に会ったのは、もう16年ほど前。またどこかでバッタリ会う事もあるんじゃないかと思っていたが、二度と来なかった。今は、ただご冥福をお祈りします。