12月8日の日曜日
時刻は昼前になりました
駆け足で慌ただしくなってしまいましたが
金刀比羅宮と奥社の厳魂神社(いづたまじんじゃ)までの参道を折り返して来ました
もっと時間があれば
書院や本宮に奉納されている絵馬とかもじっくりと見て、
資生堂パーラー「神椿」でコーヒ
厳魂神社の御守も買って、旧金毘羅大芝居金丸座辺りもウロウロしたかったです
さすがに年間300万人の参拝客が集まるこんぴらさん
あらためて何もかもが立派でスケールが違う
門前町の第1段から365段の大門までの表参道は
今風では流行ら無くなったのか空店舗も目につきましたが
神域の中(境内)で飴を売っていた五人百姓には
鎌倉時代から800年余の歴史があって、なんと三十代も続いているそうな
ご訪問頂きましてありがとうございますヾ(^∇^)
前回のしあわせさん こんぴらさんからの続きになります
発車まであと5分程時間があります
コトデンこと高松琴平電気鉄道(株)の軌間は、全線が標準軌の1435mmで新幹線と同じです
琴電琴平駅は1927(昭和2)年琴平電鉄の琴平駅として開業
1889(明治22)年の讃岐鉄道(現JR土讃線)に次いで2番目の駅でした
讃岐鉄道は官営となり阿波池田方面への延伸に伴って現在地に移転し、旧駅跡は琴平参宮電鉄の琴平駅(のちの琴参琴平駅、現在は温泉旅館のことひら温泉琴参閣)だったそうな
1面2線
ホームから少し離れた高松築港寄りに留置線があって電車が留まってます
琴平線を走る1200形1209と1210号
大都会の京浜急行で活躍していた車両で、この2両は平成16年に譲渡されやって来ました
電車内から見た象頭山(標高538m)
山容が象のように見える
本宮の場所が丁度象の目の部分に位置するというが江戸時代以前の日本人は象を見た事があったのだろうか?
象頭山の形は「不完全なメサ」で柔らかい地質の上に固い別の地質が水平に乗った地形で、テーブルのように頂上が平面になっています
メサの地形としては屋島が有名ですね
象頭山も花崗岩で出来た山の上に1400万年前の噴火で固い安山岩の溶岩が乗り、柔らかいまわりの花崗岩が風化して真砂となって崩れテーブル上に安山岩が乗ったメサとして残ったという
本宮の作られた場所はちょうど花崗岩と安山岩の境目で、これより高い場所には硬くて建物が建てれなかったらしい
これも勿論ブラタモリ情報
1200形は琴平線に14両、長尾線で8両活躍中です
現在レトロ車両を除いて8種類の車両が琴電の3路線を走っており、地方都市の民営鉄道としては最も多い営業用旅客車80両を保有しているそうな
1859(安政6)年に完成した高さ27メートルの日本一高い燈籠です
この場所は海からかなり離れていますが瀬戸内海を航行する船の指標として建てられ、船人が金毘羅さんを拝む目標燈となっていたというから驚き
もっと近くでしっかり見てくればよかったです
11:54
森の石松さんによる高燈籠の解説ですらい
11:44
11時43分に電車は発車しました
高松築港駅までは630円です
11:52
岡田駅で交換
1200形は昭和40年代に製造された車両ですが昭和の終わり頃に冷房化されました
天井に扇風機付いてるけど、今でも夏には回っているのかな?
イオン綾川店を過ぎた辺りかな
12:07
陶駅で1080形の京急ラッピング車両と交換
今年の3月から運行している「還暦の赤い電車~REVIVAL KHK COLOR~」と思われます
あれれ ヘッドマークは?
こっちは後尾の1082号なので反対側の1081号に着いてたと思われます
ラッピング車両に使用された1081・1082号は1959(昭和34)年12月に製造され、京浜急行電鉄の1000形(初代)として活躍した後、1988(昭和63)年に高松琴平電気鉄道に譲渡されました
ことでん1080形はこの1081・1082号を皮切りに、1988~1991年にかけて計6編成12両が投入され、琴平線の車両として活躍しています
大半の編成が黄色・白色のカラーリングで運行されてきましたが、1083・1084号の編成は京急電鉄2100形をモデルとした全面ラッピング車両となり、昨年(2018年)4月から運行されています
12:12
相変らず琴平線は横揺れが激しく運転士さんの身体も振り子のように右へ左へと大きく揺れます(≧▽≦)
はっきりと読み取れませんが試運転幕でしょうか・・・
長尾線の1300形1303・1304号と思われる編成がホームに居ます
先ほど紹介した1083・1084号の編成も居ます
都心へビュン。京急!
京急電鉄2100形をモデルとしたラッピング車両です
時間さえあればここでホームだけにでも降りたかったですね~
仏生山駅を出ると複線化の工事をしてるようです
太田駅を過ぎると工事も大分進んでるみたい
12:31
あれ!複線工事中の軌道を追っていると高松自動車道の高架下に新駅のようなものが確認できましたが・・・
見間違いでは無かったようです
太田駅と三条駅のほぼ真ん中に新駅が出来るようです
名前は「伏石駅」と決定したようです
高松自動車道の高架の下の高架駅になってます
伏石駅を過ぎて三条駅まで複線化工事が行われていたのかな
窮屈な写真ばかりでエコノミー症候群になりそうですね
琴平駅では疎らだった車内も途中から満員になっており、仏生山駅からは立客も大勢いますが
その大きく横揺れする琴平線の車内でバランスを保ちながら乗客の隙間を一眼レフの望遠で前方を狙ってカシャカシャと撮影している方が居られましたがかっこよかったです
その方は仏生山駅から乗車して、フェリー第一しょうどしま丸の船上ではうどんをアップで撮っていました
こちらは振り子のように左右に大きく揺れる大柄な運転士さんの背後から
右側に揺れた瞬間を狙ってチマチマとスマホ撮影です(;^ω^)
12時36分、栗林公園駅を過ぎると琴平線は複線になっていたようです
12時41分、おっと!右側に現れた白壁は玉藻城の艮櫓(うしとらやぐら)ではなかろうか?
画像は攻城団HPより
12:41琴平線の軌道は高松城(玉藻城)の堀に沿って進みます
最後に右に90度カーブして
堀に引っ付いた駅が高松築港駅ですが、元は堀の中っていう感じがします
定刻の12時43分に高松築港駅に到着しました
乗客が降りた後の車内
高松築港駅に向かって左の扉は降車専用の2番ホームで、乗るときは反対側の1番ホームから乗車する様になってます
琴平駅から乗ってきた電車は一宮行に…
旧駅舎は堀からもっと離れた場所にありましたが、高松市街地再開発によって路線を高架化してJR高松駅と隣接する計画で取り壊されました
現駅舎は仮の駅舎として作られましたが移転計画が白紙になった為そのまま使われているようです
3番ホームは長尾線の電車が使用します
向こうに見える橋は鞘橋でその右の石垣は本丸の跡
堀の水は海水らしい
こうして見ると、どう考えても琴電の駅は堀跡のように思われます
3番ホームに長尾線の1200形(1250形)が入って来ました
長尾へ向けて出発て往きました
12:52
駅を後にフェリー乗り場へ向かいます
フェリーの出航時刻は13時5分でしたが
持ってきたメモには何故か13:15発と間違えて記入していたので、既に出港8分前ですが心には余裕があります
12:54心に余裕があるので信号待ちも苦になりません
天気も良いしサイコーです
高松築港駅から四国急行フェリーのターミナルに向かいます
切符売り場で次の出航時刻が13:05となっているのを見て慌てましたが、まだ車の積み込みは終わってないようです
切符売り場の風景とかも撮ろうと思ってたのに・・・
急いで乗船口に向かいました
現在宇高航路に就航しているのは第一しょうどしま丸一隻のみです
お別れ乗船で賑わい混雑する乗船客を乗せた後に車の積み込みを始めたのか、
車両の積込はまだ始まったばかりの様子でした
13:00
右のオレンジ色に塗られた部分が人の乗船通路になります
13時05分高松港発の第4便の約1時間の船旅の始まりです
今回もお立寄り頂きましてありがとうございました
次回もみてね(^_-)-☆
つづく
では、また
関連記事