こんばんは、
前回の、元日は屋島へ5 北端より南端の冠ヶ嶽へから続きます
当初の予定を変更して、南嶺から北嶺へと、屋島山上を縦走して長崎の鼻まで訪ねてきました
そして、前回は逆に北端の遊鶴亭から南端の冠ヶ嶽まで縦走して、山上駅まで折り返してきました
かつての屋島玄関口も今は、ほとんど訪れる人もいない静かな散策ルートになっております
15:33 Z
屋島ケーブル 屋島山上駅跡
玄関の上にあった山上駅の看板が無くなっているのが残念ですが、大きな崩れもなく建っているのにホッとしました
しかし、窓ガラスが無かったり、扉が開いてる所があったりで、建物の痛みが早くなるのではと心配です
屋島を整備する上で、この山上駅も保存活用すれば十分活かされるのではないでしょうか
早く保存の対策をとらないと廃ホテルのように荒されても取り返しがつきません
15:33
窓ガラスの無い窓越しに内部を撮影
屋島登山口駅でも紹介しましたが、屋島の活性化を目指して活動している地元のボランティア団体の元気YASHIMAを創ろう会さんがホームページで屋島ケーブルの車内放送(約11分)を紹介しておられますので、屋島山上駅でも是非とも聴いてみてね
再生しながら画像を見て頂くと、かつての賑わいが頭の中を過るかもね
とくに屋島登山口駅へ向かう降り便の放送はなかなかの名文で、自然と聞き入ってしまいました
・・・一の谷の合戦に敗れて屋島に籠った平家一門は、暇行く駒の足早く、正月も経ち、二月にもなり、春の草くれて、秋の風におどろき、秋の風やんで、春の草となること、送り迎えて既にみとせ(三年)・・・
15:33
ホームを通らせて頂いて軌道跡へと向かいます
15:34
屋島山上駅から下の屋島登山口駅まで800メートル
屋島ケーブルの車内放送によると、駅間距離は860メートルで、5分30秒で結んでいたとの事
傾斜は登山口駅で11度、線路中ほどで17度、山上駅で24度となるとの事
15:34
ホームを出るとすぐトンネルです
15:35
トンネル山側出口から山上駅ホームを見上げるとこんな風景です
15:36 c
いよいよ出発です
15:38 c
トンネルを抜けました
15:39
振り返ると・・・
架線柱の電燈が昭和ぽいです
15:40
樹木で展望が悪いかと思ってましたが、見晴らしも抜群
15:42
保線道はここから木の板製になっています
軌道を施設するのに十分なスペースが取れなかった為、木で空中に張り出して設置されているので、踏み抜くと下まで落ちますので要注意
15:43
ケーブル廃止後はそのまま放置されており、かなり朽ちているので、この上は歩かない方が良いでしょう
ここからの眺めも抜群
天気も良く、眺めも抜群なので小休止
![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
しばらく下ると、またコンクリート製の保守道になりました
振り返り写真、まだトンネルが見えます
木製の空中保守道はこの区間だけでした
レールが分岐してる
ここは、中間地点でしょうか、1号車と2号車がすれ違うために設けられたクロスポイントです
ケーブルカーの仕組みって知らないけど、ケーブルは線路の下の溝に張っていたのかな、線路の間に滑車があります
ふむふむ、交走式(つるべ式)っていうんですね
かりもの写真
大きな木箱が口を開けてる
保守用の工具箱でしょうか、蜂の巣があったので開けているのでしょうかね
軌道跡も自然に還ろうとしております
中間地点を過ぎると勾配もやや緩くなったように思われます
振り返り写真
山上駅に向かって右が山側斜面になり、樹木がせり出してきております
ポイントには、可動レールがありません
その秘密は内側の車輪が平車輪になっているようです
かりもの写真
という事は、1号車と2号車は常にクロスポイントで通る場所は決まってる
軌道跡が少しカーブしています
そのため、滑車も斜めに傾いています
![{D56839C6-614D-4DDA-BA6D-F3ACEF5E4EA8}](https://stat.ameba.jp/user_images/20180109/15/mikanya000/29/89/j/o0480064014108586894.jpg?caw=800)
16:12
振り返り写真
ここまで降りてくると、更に勾配が緩くなりました
振り返り写真
アラララ・・・ 軌道跡に金網の柵が
![ポーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/040.png)
柵は左右にもずっと続いております
![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
まさかここまで来て、
と、通れないの〜
![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
向こうに弁慶号も見えてるのに
登山口駅の弁慶号
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
振り返り写真
柵には扉が付いてました
![ハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/142.png)
「扉は必ず閉めて」と札が掛かっておりました
猪よけの柵だったんですね
扉を閉めて紐をかけてオッケイグッドバイ
![グッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/114.png)
おやおや~
ここまで来て今度はロープが
![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
なんか書いてあるみたい
なんですと~立ち入り禁止~い
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/035.png)
ここからまた山上駅に戻るのぉ~
ここはもう、緊急避難的に解釈しなければ
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
まさか、これからUターンして山登りと言う訳にもいくまい
このメッセージは下から上に向かう人に向けてのものと解釈させて頂きました
ロープの場所からの振り返り写真(山側)
屋島登山口駅到着
2号車弁慶号が待っててくれました
![ハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/142.png)
この軌道跡を遊歩道として整備する計画があるとの情報もあるようです
真偽の程は定かではありませんが、是非とも実現すると素晴らしいですね
コンクリートの路盤もしっかりしてるようだし、難しくはなさそうに思えますが、もし実現するのであれば線路とか、ケーブルの遺構も残して欲しいものですねぇ
![お願い](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/517.png)
夕日に映える冠ヶ嶽と登山口駅ホーム跡
軌道跡は斜面を斜め横に南嶺山上を目指してますね
琴電屋島駅から屋島ケーブル方面
屋島山上駅からちょうど1時間、ゆっくりと楽しみながら歩けた廃線跡でした
いやぁ~よかったです
でも、軌道跡立ち入り禁止になっていたのでもう行けないね
早く遊歩道が出来るといいね
GPS軌跡
夕暮れ間近となりましたが、これから琴電の志度線、琴平線を乗り継いで琴平駅に向かいます
今回も長くなってしまいましたが、おかげさまで無事に屋島から下りて来る事が出来ました
最後までご覧になって頂きありがとうございました
次回は琴電屋島駅から琴平へ向かいます
では、また
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