いよいよ最終回となりました
元日から10日過ぎましたが、やっと新年が迎えられます
前回の「元日は屋島へ6屋島ケーブル軌道跡を下る」からの続きです
JR屋島駅より歴史が古く、ケーブル(屋島登山鉄道)が出来たことによって、昭和4年に現在地に移設されました
近代化産業遺産にも認定されている琴電志度線の2面2線の駅です
ここから屋島ケーブルへのアクセス道が続いてました
屋島ケーブルもかつては高松琴平電気鉄道株式会社(ことでん)の子会社でしたが、平成13年に琴電が民事再生法の適用を申請したことにより、単独経営を余儀なくされました
平成16年にケーブルの運営会社である屋島登山鉄道は自己破産を申請し、ケーブル事業も休止、破産手続きを進めながらも譲渡先を探し、ケーブルカーの存続の道を模索したが、施設の老朽化などが障害となって譲渡先が見つからなかった
800形電車がやって来ました
20分間隔で運転されてます
琴電は現在、3路線で運行しています
琴平線 高松築港駅-琴電琴平駅 32.9km 22駅
長尾線 瓦町駅-長尾駅 14.6km 16駅
志度線 瓦町駅-琴電志度駅 12.5km 16駅
かつては、この他に塩江温泉鉄道から引き継いだ琴平電鉄塩江線が仏生山駅から塩江駅までの16.2kmをガソリンカーで、1941年まで運行していたようです
また、金毘羅さんのある琴平には国鉄をはじめ琴電を含めて4つの鉄道会社が参拝客輸送に乗り入れてしのぎを削っておりましたが、1944年に琴平急行電鉄線が休止になり、1963年に坂出・丸亀から乗り入れていた琴平参宮電鉄も廃止されました
800形の801に琴電初乗車だす
この車両は名古屋市交通局の市営地下鉄を走っていたようです
ことでんは地方都市の民営鉄道としては最も多い86輌の車両を保有(2012年現在)しているそうで、そのほとんどは他社からの譲渡車両であり、出自も多彩で電車の博物館とまで呼ばれているんだって
夕日に映える屋島 北嶺と南嶺
志度線は16駅 12.5kmで琴電の中で一番短い路線
800形の車内
志度線終点瓦町駅 到着
1994年に瓦町駅改良工事によって路線が分断される前は、ここでスイッチバックして琴平線に乗り入れて高松築港まで直通運転が行われていた
瓦町の志度線ホームで降りると一旦2階に上がります
ひょっとして、立体ホームになってるの
かりもの写真 5000形電車
私の中のことでんのイメージはこんな感じでしたが随分と変わっていましたね
16:57
高松築港-一宮間は15分間隔、一宮-琴平間は30分間隔で運転されているようです
朝のラッシュ時はさらに高松築港-一宮間の運転本数が増えるとの事なのでこの区間が琴電のメイン路線でしょうか
17:00違いました(立体ホームではありませんでした)
2階に改札口があり、琴平線と長尾線のホームは改札手前の別階段を下りて、志度線とはかなり離れた場所にありました(ホームは全て地上にあって、高架にはなっていないようです)
長尾線と琴平線は接続しているようですが、何故か志度線だけは路線が分断しているみたい
対面のホームに長尾線の1300形1307 この車両は平成23年に京浜急行から譲り受けたようです
こちらの琴平線のホームには1200形の1207が入ってきました
この車両も京浜急行から平成16年に譲り受けたものです
この17時05分発琴平行に乗ると
17:10
17:25
冬の夕暮れに乗った琴電琴平線、17時を過ぎて車窓は真っ暗で、いったいどこを走っているだろう
沿線風景も見えません
iPhoneで確認すると、
ここは円座駅
唯一、運転席から見る西の空だけは明るさが残ってます
琴電の乗り心地は、横揺れが大きいように感じたのと、カーブで車輪が軋む音でしょうか、かなり大きな音がしてました
2013年に開業した綾川駅から、イオンモール綾川のネオンだけははっきりと見えました
忘れてましたが、今日はまだ元日
金毘羅さんの参拝客でごった返しているのではと心配しておりましたが、見たところ参拝客は全く乗っていないみたい
18時02分、終点琴電琴平駅到着です
折返し電車には、20人ほどの乗客が並んでましたが、皆さん余裕で乗れますよ~
JR四国土讃線の琴平駅へは駅を出て左へ行くと突き当たります
土讃線琴平駅とスーパームーン
この時間、JRも人はまばらです
もっと時間が早ければ、金刀比羅寓参拝も出来たのですが・・・
18時33分、多度津駅着
快速に乗り換えて20時33分伊予寒川駅に無事到着しました
寅さんも乗った琴電琴平線も乗る事が出来ました
昨年の暮れから本日までとても長くなりましたが、最後までお付き合い頂きましてありがとうございました
昨年の暮れから本日までとても長くなりましたが、最後までお付き合い頂きましてありがとうございました
昨年の元旦は新居浜の住友鉱山鉄道上部線の廃線跡をめぐり、今年も屋島ケーブルの廃線跡となりましたが、年の初めに軌跡をたどるというのも良いかと
今年も皆様にとって良い年であります事を願い、元日は屋島へシリーズを終わります
最後まで、ありがとうございました
おわり
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