バンド練習
昨日、バンドの練習があると思って、いつもどおりスタジオに行ったら・・・
メンバーが誰もいなかったぁ・・・。
そう、今週は休みだったんです・・・。
間違えて一人でスタジオ入りしてしまいましたぁ
きゃ～～っ、恥ずかしい。
御殿場夏祭りのゴスペルのステージ用の機材のことで
スタジオの人とも話がしたかったので
まぁいいか（笑）
そんなわけで、先週のバンド練習の話をします。
6/21のバンド
練習は
前回、喉を痛めて休んでしまったので
一ヶ月ぶりの練習となりました。
大体ウチのバンドメンバーが全員揃うことは
なかなか無いです。
Vo
、G
、B、Dr.
合計7人のメンバー
ライブ直前以外は
誰かしら都合が悪くなって休みになるし。
人数が多いのでしょうがないですね。
でも穴は空くけどいつもどおり練習します。
そうやってコンスタントに練習を続ける事が大事なんですね。
だからこそ、ウチのバンドは20年以上も続いたのだと思います。
私は縁あって
そのうちの4年に関わらせてもらっていますが・・。
そしてその日は、なぜか見学者が７人も来て
公開練習みたいな、感じでした。
今後のライブ予定は
8/5御殿場夏祭りと
8/23宝鏡寺。
御殿場夏祭りは二日間あって、バンドでは初日のほうに出演。
二日目8/6はゴスペルで出演だから、二夜連続で結構ハードです。
そして宝鏡寺。
場所は足柄らしいんですけど・・。
お寺ですよね？
そんな場所で歌ったことないです。
いいのかな・・そんなところでガンガン演奏しちゃって・・。
まぁ、依頼があったんだからいいのでしょう！
未体験ゾーン
にちょっとワクワク
ドキドキ・・・。
夏祭りなので、賑やかし
に行ってきます。
そして、やっちゃいました！
AIR GUITAR.。
バンドのレパートリーに「あんたのバラード」
という、懐かしいバラードがあるのです。
この曲を演奏すると、バンドメンバーみんなが
陶酔モードON状態になるのです（笑）
もう、原曲以上に大袈裟に演奏して
聞き手は無視みたいな？
演奏してる本人のための曲みたいな？
ついつい、そんな独断的演奏に
なってしまうのです
みんな思いっきり曲に浸っちゃって・・・（笑）
特にバンマス（通称DADDY)が
気持ちよさそうに弾きまわすわけですよ。
その泣きのギターを聴きながら
あっ、そうだ！！
と思い出し、
私もAIR GUITARを実践してみました。
ペットボトルをギターに見立てて（笑）
気持ちよかった～っ。
これはね、
やっみないとわからない快感ですね。
弾けないのに弾いた気分になるんです～。
ただ、真似をするだけで本当に体感できるんです。
まるで、
「私、今こんなかっこいいフレーズを弾いてる～っ」
って勘違いしちゃうくらいの状態でした。
やっぱり、目は閉じてしまいます
首もフレーズに合せて動いてしまいます・・・（笑）
でも、ギターを弾けなくてもノリに合せて体を動かすと
楽しいですね～。
けっこうなりきってやっていたのに・・・
誰にも指摘されませんでした
だって、
みんなも、
自分の演奏に陶酔してるから～～～（笑）
また、スタジオに行ったら、やってみよっっと
今度はのけぞるかも（笑）
ワールドカップはまだ終らない！
日本の敗退で・・・
何となく熱も冷めたようなワールドカップ・・。
[ＳＴＡＲ ＳＯＣＣＥＲ] ８月号の表紙の中田も
本当に無念そうです・・・
。
でも、
優勝を目指して
世界の強豪国はまだまだ頑張っています。
ワールドカップは、これからが本番
なんですよね。
ところで・・・。
以前、ＡＩＲ ＧＵＩＴＡＲ２（2006.6.4)の記事で紹介した
エアボーカルの中国人の若者二人・・・
とってもひょうきんな表情で
バックストリートボーイズのあま～い曲を
口パクして笑わせてくれましたね。
すっかりファン
になってしまった私です（笑）
向かって左の子のおとぼけ顔がたまりません
昨日もこの映像が「学校へいこう！」という番組で取り上げられていて
日本の学生からもエアーボーカルの作品を募集したりして
盛り上がっていました。
昨日の３グループも健闘していて楽しかったけど・・・
私はやっぱり中国人の２青年がお気に入りだなぁ～
そして・・・・
今回なんと
その中国人２青年の
ワールドカップバージョン
を見つけてしまいました
今回もくだらなさ満開
で、炸裂しております。
映像からみると、この少年達は学校で寮生活を
送っているのでしょうね。
そして、このVIDEO制作に全力をつぎ込んでいる・・（ように見えるのです笑）
前回もそうですが、後ろのデスクの少年が
あまりに無関心なのが（笑）気になりますが
本人たちは、お互いまったく気にしていない様子～Zzz…(*´?｀*)｡o○（笑）
ルームメイトながら、
見えない壁で完全にプライベート
が守られているようです（笑）
今回はワールドカップ特別編らしいのですが、
中国のユニフォームを着て
今回は顔だけでなく、
体も実によく動いています～
。
ヘディングなんかもしてます！！
私は、のけぞりながらのカニ歩きが笑えたな～。
でも、今回の曲は直接サッカーと関係があるようには
思えません。
サッカーの応援歌にはどうみても似合わない
ちょっとズッコケた（死後？あんまり使わないなぁ笑）曲調だし～！
でも言葉がドイツ語のようなので？
一応そこがワールドカップということですかね
まぁ、今回も一生懸命やっているので
見てあげてくださいね（笑）
ではでは、
*:..｡o○☆ﾟ･:,｡*:..｡o○☆*:..｡o○☆ﾟ･:,｡*:..｡o○☆
2006 FIFA World Cup
Special Edition
*:..｡o○☆ﾟ･:,｡*:..｡o○☆*:..｡o○☆ﾟ･:,｡*:..｡o○☆
をご覧ください。
徹底してるくだらなさ(≧▽≦)が最高
です。
FIFA WORLD CUP ←こちらです（音が出ます）
初めて見た！
これ・・・
何かわかりますか
先日、八王子に行ったとき
中一の姪に「顔なしあげる～っ」
と、言われてもらったのです。
「ん？」
と、思ってじっくり見たら
本当に映画「千と千尋の神隠し」に出てくる
「顔なし」みたいでした～。
左の黒い妖怪？が「顔なし」です。
もらったものは、こんなに細長くないし
丸くて、もっとかわいいですけど・・・。
じつは、これ
「ふうせんかずら」という植物の種なのです。
しかも、よーーーく見ると
白い箇所がハートなんですよ～。
こんな模様の種、初めてみました
かわいいですよね～。
そしてこちらが植物のふうせんかずらです。
名前どおり風船のような形です。
どちらかというと紙風船かな？
で、
ついつい、こんなことしてみました・・（笑）。
ますます可愛くなって、
土の中に蒔くのが、かわいそうになってしまった・・・。
でも、風船一房から10粒ほどの種が採れるそうなので、
たくさんの種に逢えるのを楽しみに
蒔いてみようかな～？
梅雨の晴れ間に・・・
朝から
天気が良かったので、梅雨の晴れ間の風景を
撮影してきました。
車で5,6分の所にある、湧き水。
「沼田の湧水」と言って、地元の人しか知らないような道を
入った場所にあります。
「湧水の源」
とくに流れは見られませんが、
澄んだ水と、豊かな緑の藻が底を覆い尽くしています。
勢い良く流れ出る湧き水 つめたいっ
水源の周りは流れ出た湧き水の小川が出来て
これからの季節には涼を求めるのに、ぴったりの場所です。
湧水のすぐ横は
こんな、のどかな風景になってま～す。
あじさいや・・・
シロツメクサや・・・
ハルジョオンといった、
この季節お馴染みの植物たち
湧水を後にして
こんなものを発見
これは・・・
その昔、村人たちに
火災の危険を知らせるための
半鐘というものではないでしょうか？？
いまも、完全な形で残っていました。
すごいっ！
そして、道祖神
道端の神様に、この旅が無事に終ったことを
感謝して家路に着いたのでした・・
こうやって見ると・・・すっごい田舎～っ。
でも、好き。
低気圧お売りします！？
はいっ。
気分も暗い今朝ですが・・・。
気持ちを切り替えて行きましょう。
みなさんが今日も一日頑張れますように
ベルリンの自由大学気象研究所が
天気予想図の
低気圧や高気圧の名前を募集しているんですって。
値段もしっかりついてます。
国の補助金削減で
気象観測を続けるのが難しくなった
ベルリン自由大学の気象研究所が
２００２年に始めたそうで・・・。
苦肉の財政難対策らしいです
低気圧、高気圧は
今後も無くならないし
作らなくても自然発生するし
元手ゼロ。
これで商売になるのなら
丸儲けです・・・。
低気圧28,000円
高気圧48,000円也～っ。
日本人でもここの命名権を購入した人がいました！
気象予報士の資格を持つ徳島市の団体職員橋本隆さん（３１）。
昨年秋、「ＴＡＫＡＳＨＩ」という名の低気圧が
みごとドイツに雨を降らせましたとさ～。
パチパチパチパチ～
欧州では「
プレゼントにいかが？」とＰＲされ、
これまで６００人以上が権利を買ったという。
そんなに購入者がいるんだぁ・・・。
長い間気象図内にとどまれば
長くその名前は人の目にとまる（さらされるとも言う（笑）けど、
あっという間に通りすぎちゃったら悲しいだろうなぁ・・・。
どうせお金を払って買うんだったら
低気圧より高気圧の方がいいかな(でも高い～！）
「高気圧ガールyokko到来！夏本番です！！」
なんて言われちゃったりしてぇ・・・（笑）
（言われませんっ。天気図に名前が載るだけです。）
おいおい、ガールはつかないよ～
完全に化粧品のCMみたいだし・・・
低気圧、高気圧だけじゃなくて
前線なんかはどうなんだろう～？
梅雨前線や寒冷前線は？？
「発達した梅雨前線yokkoが停滞しているため、各地で大雨を降らしています」
「あーあ、まったくうっとうしい梅雨前線yokkoだよ～
。早く行っちゃえばいいのに～～」
これだとお金払ってる意味ないしー
。
あっ、いいの見つけた
「桜前線yokkoがゆっくりと北上中で～す」
これはいいなぁ・・(*￣。￣*)ウットリ
争奪戦も激しそうだけど！
夢を購入すると言う点では
月の土地や星の購入の方が
遥かにロマンがあっていいけどね・・・
日本もそのうち天気図の命名権が
売られるかもしれません。
今や、十円玉6,000円分を千円札に両替するだけで
315円の手数料が発生する
世の中ですもんね・・・
。
なんでも、お金だ・・・。
お国柄
知り合いの家族にブラジル人がいる。
それも三家族。
一緒に
海や山へ行ってＢＢＱをやったり・・・
音楽（もちろんサンバ♪）をかけて踊ったり・・・
すごいんです、腰の動きが！
半端じゃないくらいっ。
リオのカーニバルを河原や海で
まじかで見られちゃう。
さすが、小さい頃からあのサンバに慣れ親しんでいるだけあります。
すぐ大笑いするし、アクティブだし、よく食べるし、
ブラジル人は本当に楽しくて、それはそれは陽気な国民です。
生活習慣も話せば話すほど
日本とはまるで違うし・・・。
面白い話をたくさん聞けます。
また、そんな話もここでしていきますね。
お楽しみに！
先日そんな中の一人、「ドゥーシ」に会った時、
黄色のサッカーのユニフォームT-シャツを着て
「アサ、サンジ ニ オキテ テレビ ミタヨ～」
と嬉しそうに教えてくれた。
ドゥーシ 「ブラジ～ル ハ サッカー ノ トキ ミンナ ヤスミダヨ
ギンコ ト ビョウイン ガ ゴゼンダケヤッテ
ホカ ハ ミンナ ヤスミ～♪」
yokko 「え！！学校も？」
ドゥーシ 「ガッコ ハ ヤルネ デモ ハヤク オワル」
だそうですよ！
やっぱりブラジルは違いますね～～！
ワールドカップは国民行事なんですね。
2002韓日ワールドカップの時も、
来日したブラジルの選手団は
ものすごくリラックス状態でした。
明日試合だっていう時でも
地元のおじちゃん、おばちゃん達と
一緒に
温泉に浸かってはしゃいでいましたね！
すごい余裕だな～ってビックリしました～。
あの、ノリは絶対ブラジルの陽気な国民性だと思いました。
そういえば・・・
あのときの日本選手団は、
携帯の電波も届かないような、（そのために携帯用のアンテナを設置した）
奥地の宿で厳戒態勢でしたもんね。
日本の歴史は鎖国が長かったし、
サムライJAPANやサムライブルーっていう言葉に象徴されているように
やっぱりそうゆう雰囲気になっちゃうんですよね。
でも、それはそれで日本らしくて
素敵だと思います
こうなったら
とことんサムライ魂を見せて欲しい～！
23日（明朝四時～）はブラジル仲間に
ヘヘンッと言えるように頑張ってもらいたいな～
ゴスペル自主練習
7/2の御殿場市で開催されるコーラスフェスティバルに向けて
昨夜、自主練習があった。
いつものカラオケボックスに集合して
音源に合わせて
「明日に架ける橋」を重点的に練習
バンド練習もそうだけど、
ゴスペルもMDに録音して
後で聞くと仕上がり具合がよくわかる。
不安な箇所は解決できるし
逆にダメだと思っていた箇所が
MDで客観的に聞いてみると、良かったりして
次からは自信を持って歌えるようになるし！
それで、今回もMDを聞いてみたわけです。
最終的には
一番いいテイクを、脳にすり込むように
リピートして聞くのですが・・・。
今回リピートしまくりは
みんなの会話でした。
教室を辞めた私にとって
みんなの意見がものすごく役に立つのです。
○最初の歌いだしはメゾピアノなので軽く歌いだす。
○でも、発音ははっきりと。
○メゾフォルテで少し大きく。
○クレッシェンドの箇所に気をつける。
○口は縦に開けて歌う・・・・・。
などなど、みんながレッスンで習得したことを
細かく真剣に教えてくれる。
いつものことながら
本当にみんなの向上心をすごく感じる。
one voiceのみんなは
本当に仲がいい。
こんな真面目な会話をしながらも
あちこちで笑い声が絶えないし
すごく
雰囲気がいいのが
MDを通して伝わってきて
聞きながら笑ってしまう。
あんなにみんなが真面目に、
真剣に教えてくれた結果、
「じゃあ、結局
カルチィで（軽く小さく）
カルデで（軽くでかく）
あと最後は思いっきり歌えばいいんだね～～！！」
で話をまとめちゃってる私・・・・・。
ああぁぁぁ～、
真剣なみんなの意見がぁぁぁ～。
みんなごめんね。
でも、ちゃんと頭に入ったからねっ
それで、最後には
もののけ姫のハイトーンボイスがどこからとも無く
聞こえてきてるし～～。
一番笑えました
「悲しみのぉ～怒りにぃぃぃ～～」
まさか録音されているとは
本人は思っていないでしょう（笑）
誰とは言いませんが・・・
大体黒一点だからわかりますね（笑）
「
もののけがいる～～っ」のKAWAちゃんの声に
一同爆笑
本当に楽しい自主練習でしたぁ
おっと、
本番もがんばろうね
「テルーの唄」 ゲド戦記
この夏公開のスタジオジブリの超話題作映画！！
宮崎吾郎監督（宮崎駿監督の息子）初作品
「ゲド戦記」
7/29全国東宝系ロードショー
最近この映画の主題歌「テルーの唄」をよく耳
にします。
とても心地が良くて、安らぐ歌声です。
ゲド戦記の登場人物「テルー」の声を担当している
無名の新人、手嶌葵（てしまあおい）さんという女性が歌っています。
歌唱力は抜群で、
18歳とは思えない歌声は
新人ながら風格
さえ漂うようです。
メロディもわかりやすくてすぐ覚えられるし
まるで子守唄のようにスゥ～ッと耳に入ってきます。
「テルーの唄」
夕闇迫る雲の上 いつも一羽で飛んでいる
鷹はきっと悲しかろう
音も途絶えた風の中 空を掴んだその翼
休めることはできなくて
心を何にたとえよう 鷹のようなこの心
心を何にたとえよう 空を舞うような悲しさを・・・
歌詞の中に「・ ・ ・かろう」と言う言葉が出てきますが
一気に郷愁
めいたものが
心に芽生えたんですけど・・。
何でだろ・・・？
♪木枯らし吹いちゃ冷たかろうて・・・せっせと編んだだよ～
の「かろう」を思い出しちゃったんですけど、
なんかそうゆう故郷に反応する私のDNAに響くんですかね・・・。
う～ん、かろうかぁ・・。
寂しかろう・・・
痛かろう・・・
辛かろう・・・
切なかろう・・・
この言葉と「故郷」の曲に出てくる母親像を重ねると
なんか・・ジ～ンとしてきちゃいます。
と、ここまで書いたところで・・・
いま、ゲド戦記のＨＰを見てなるほど～と思いました。
menuにある、挿入歌「テルーの唄」をクリックすると
こう書いてありました。
萩原朔太郎（さくたろう）の詩「こころ」に着想を得た
宮崎吾郎監督が作詞し
ＮＨＫ「みんなのうた」などで知られる谷山浩子が作曲しています。
心深く沁みいるその歌は、
懐かしく切ない現代の民謡（フォークソング）となるでしょう・・・・と。
なるほど・・・
だから私が
ゲド戦記の主題歌が子守唄のようだと思ったのも
アリなわけですね。
無伴奏で始まるこの歌・・・
草むらに寝転んで
目を閉じて
いつまでも聞いていたい
ぜひ聞いて見てください。
この曲を聞いて
あなたはどんなことを思うのかな？
ゲド戦記 ←主題歌はこちらです（すぐ曲が流れるのでskipしないでね♪）
ゲド戦記 ←原作本はコチラ
「自分の感受性くらい」
小学校や中学校の図書室に納める本を
貸し出し用に装備する仕事があります。
学校印を押したり
背表紙の下に
本の分類番号や
著者の頭文字などを印字したラベルを貼ったり
カードを記入したり
裏表紙にポケットを貼ったり・・・
一冊一冊を手にとって
そんな作業をしていると
本当に色々な本があるなぁと
思うと同時に
必ず興味をそそられる本に出会います。
小学校、中学校向けの本でも
内容は高度だし
何よりわかりやすいんです
普段店頭で見かけるものより
遥かに面白い本が
図書室向けの本には
本当にたくさんあるのですよ。
それで、ついつい作業の手が中断してしまうのですが（笑）
そんな本を
追々紹介していきたいと思います。
今回紹介するものは詩集です。
まずは読んで見て下さい。
いきなりやられます。
では、どうぞ！
自分の感受性くらい 茨木 のり子
ぱさぱさにかわいていく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
何もかもへたくそだったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
すごい詩です。
この詩を初めて読んだ時の衝撃・・。
この詩の持つインパクト・・。
ドーンと衝撃を受けて
その後ジワジワと
第二弾の波がいつまでも押し寄せてくるような
威力を持っています。
怒られることのなくなった大人になってから
「怒られる為に時々この詩を読んでいる」
と言った人もいるくらいですが
その気持ちもよくわかります。
作者の茨木のり子さんは
昨年亡くなってしまったようですが
他にもすばらしい作品を
たくさん遺しています。
私はこの年で初めて知りましたが
彼女は知る人ぞ知る有名な詩人でした。
知っている方もたくさんいると思います。
茨木さんは、
一番輝いていた青春時代を
戦争という暗い陰の中で耐えて
過ごさなければならなかった世代の日本人。
私達が想像するよりはるかに過酷な日々を
先行きもわからないまま過ごしてきた。
その時代の人はみんな強いですね。
