昨日の朝、通勤路を歩いていて、
セミが鳴いているのを聞きました。
今年の夏、初めてのセミ。
最近とっても暑いからな〜と思いながらも、
セミが私の人生に登場してくれたこと。
それが嬉しくて嬉しくて、
るんるん気分で仕事に向かいました。
そんな時、ふと思い出したのが20代前半の時の事です。
夜、駅の前を友人たちと歩いていて…
「ねえ、人生って、
どこからどこまでが自分のものなのかなぁ？」
そんな意味のわからないことを呟いていました。
なんだか、やらされていたり
やらないといけないことだから、やっていたり
どれを自分の人生だって言っていいのかなぁ
そんな意味合いだったと思います。
念願だった大学生活を迎えたもののすぐ病んでしまい、
勉強することも、日常生活すらも、ままならなくなって数年経った頃でした。
(詳しくは、本文下のリンク集をご覧ください。)
どうして自分の人生は、こうも思い通りにいかないんだろう…
自分の人生くらい、自分の力で作り上げたいのに…
日々そんな葛藤の中に居ました。
その時、その話に答えは出なかったけれど、
周りの友人もみんな同じように悩んでいるようでした。
当時関わっていた地域の居場所づくりの方々とか、
年齢も、性別も、病んでいるかいないかも、関わらずに、です。
話は変って。
昨日の朝鳴いたセミは…
当たり前だけど、
勝手にセミの人生を生きています。
セミが鳴いた、
セミが私の人生に登場した、という出来事。
とても些細な出来事だけれど、
それは、私の力では到底創り上げられないことです。
べつに哲学的なことを言いたいのではなくて…
よくよく考えてみると…
それって、
人生の他の出来事にも同じように言えるんじゃないでしょうか。
例えば、私が今の仕事に就けたこと。
去年就職活動をしていた時、
私は仕事自体の経験が浅いため、
正直どこも採用してくれないような状況でした。
だけれど偶然、今勤めている会社で、
突然人が辞めるというトラブルが起きました。
しかも、無口な男性ばかりの部署で、
怖がらずにコミュニケーションができる人を探していたのです。
そこでタイミング良く、転職支援の会社から声がかかり、
全く知識も経験もない私が就職することができました。
そのトラブルも、
無口な人たちばかりだという環境も、
決して私が創り上げることはできないものです。
それだけじゃありません。
詳細は省くけれど、
旦那さんと結婚したことも、出会ったことも…
病んでしまったことも…
大学に合格したことも…。
人生の出来事全て、
私の力では、到底作り上げられない出来事ばかりなのです。
人生が、何なのかを知って。
私はいつの間にか、
「自分の人生って、どこまでが自分のものなの？」
この疑問が消えていました。
思い通りに行くかどうか？とか、
影響を与えるとか・受けるとか、
人生ってそんな小さなものではないと知ることができたから。
もっともっと人生は、
崇高で拡がりのあるものだと知ることができたから。
言葉にすると変だけど…
すごく人生が面白いと感じているんです。
それに、
全ての瞬間が自分の人生で、
みんなと人生を織り成していて、一緒に生きている。
そんな姿をたくさんの人が観せてくれました。
それは、
人生を自分の力で作り上げるということとも、
周りに流されるということとも、違います。
みんなと織り成していると感じられるからこそ、
人生を揺るぎない想いで、選択できる姿なのです。
自分で創り上げられない出来事ばかりって、
最初は、もやもやするけど
それは、自分が狭い中にいるからで
今は本当に、愉しみで仕方がないんです。
人生はこの先、私に何を観せてくれるんだろう？って。
だからこそ、
私も織り成しを感じながら、想いで選択し続けたい。
きっとその先には…
たくさんの人の本当の笑顔と
拡がり続ける幸せしかないって言い切れるから＾＾
みほ
＊私のこと、身体のことを写真の下に載せてあります＊
自分のこと＊
『自分のこと〈１〉リポビタンD。笑』
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