【アニメ感想】『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』第13話(最終回) | 雪花の風、月日の独奏

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サイン求めて割り込んでくる異邦人つえー。

 

UFOが登場した時は、広げた風呂敷きれいにたためるのか!?と危惧したものの、無事に着地してくれました『16bit』。

エコーズのおかげでコノハは窮地を脱し、ゲームも無事に完成。

こみパを使えば分岐点である1999年にも戻れる。

「美少女文化が消失したアキバ」の2023年にいる守くんとはもう二度と会えず、その存在を忘れてしまうという代償があることを除けば、すべてが順風満帆に。

二人は、人間しか持ちえない「熱量」という可能性に全てをかけて……。

 

 

 

なんという激エモ展開。

なんというオタク泣かせ。

オタクこういう話に弱いんだよ。

 

せっかくアルコールソフトが再集結したのに、ゲーム制作の描写が駆け足だったのは残念だったけれど、Bパートの公式マモコノの威力が核弾頭すぎて、我輩Bパート悶絶しながら見とったよ……。

マモコノ……20年越しの約束……。

「熱量」が、愛が、勝った………………!

 

 

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はい、では総括。

 

序盤、ガバガバアニメだとかほざいて、大変申し訳ございませんでしたッ!!!

 

正直ここまで化けるアニメになるとは思ってませんでしたよ……。

今季イチオシのアニメに変わるとも想定してなかったよ……。

ぶっちゃけ単発アニメ感想再開したのは、『16bit』の熱量にやられたからですハイ。

転機はやっぱり10億円の借金回だな。

「お前のやりたいことはなんでも叶えてやる」は名言だよ。

10話で台無しにされかけたけどw

 

 

アニメイトのスタッフインタビューで「コノハは理想像」みたいなことが書かれてて、初見は「何のことやら」と思ったんけど、全話通して見てみると、「童心」「初志」「不変」という意味での理想像だったんだな、と納得。

その証拠に、他のキャラが軒並み年を重ねて、若い時分に戻る描写は決してない(最終回で分岐点である1999年に一度戻る時も描写自体はしない)のに、コノハだけは老いてないというのがその証拠かと。

SFというファンタジーを扱っているのに、その辺りのスタンスは徹底してる。

 

 

 

本作のスタンスを一番体現しているのが、冬夜というキャラクター。

コノハが成長せずにひたすら好きなものを追いかけていく「スタッフにとっての理想」なのに対し、冬夜は成長とともに社会を知り、年齢を重ね、好きなものだけを追いかけることができなくなった「スタッフにとっての現実」。

「男の人って単純(フッ)」がその最たる例だよなあ……。

二人の少女の対照的な描写も印象に残った。

オタクって変わらないもの、過ぎ去ったものをノスタルジックに愛でたがるよねえ(しみじみ

 

 

とにもかくにも、何が言いたいかというと。

 

 

 

守くん、抱けええええええええええ!!

 

 

照れ隠しで憎まれ口たたく男は最高だよ抱けえええええええええ!!(落ち着け

 

 

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評価 (★:1点、5点満点)

 

 シナリオ    ★★★★☆

 キャラクター  ★★★★★

 演出・テンポ  ★★★★★

 作画・美術   ★★★☆☆

 音楽      ★★★★☆

 マモコノ度   ★★★★★

 総合      ★★★★☆

 

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