フットボール・ファナティカー Football Fanatiker -6ページ目

ブンデスリーガ第24節寸評;盗まれた勝ち点2

まだリバウドがバルセロナでプレーしていたとき、対マドリード戦で彼のゴールがオフサイドに取られたことがあった。
たしか、バルセロナの会長はそれを「盗まれたゴール」と形容したと記憶している。

今日第24節のカイザースラウテルン戦でヘルタBSCに起きたこともそれと似たようなことであった。
明らかな誤審によって二つのゴールがオフサイドとみなされ、終了間際に何とか同点に追いついたものの、獲得した勝ち点は1にとどまった。
それだけではない。
PKと判定されてもおかしくないプレーも見逃された。

こういう判定一つ一つは、サッカーの試合でよく起きる。
とくに珍しいものではない。
でもそれが三回も起きるとは!

ニュルンベルグ対ドルトムントの試合でも、妙なPK判定があった。
今日行なわれた二試合の「主役は審判員」であったといえる。

  *  *  *  *  *

現在勝ち点40で、第5位
もし二つのゴールが「盗まれて」いなかったら、一つ上の第4位にいるはずだったのに…。
第3位のブレーメンから第7位のレバークーゼンまでの計5チームが勝ち点差4の中でもつれるダンゴ状態でこの「盗難」は大きい。

「ヘルタBSCは、国際試合に戻る途上、大きな勝ち点2を失った:ベルリン監督ファルコ・ゲッツは詐欺に遭った気分」とは、ベルリンの新聞『ターゲスシュピーゲル』の見出し。
それに対してゲッツ監督は次のように述べている。
「まあ、そういってもいいでしょう。故意の判定とは思わないが、二ゴールも得られなかったのはそれだけでこたえるものだ。」
「まだゴールできた、それが認められただけでもうれしい。ただもう一つPKが与えられるはずだった。」

また『キッカー』にのったコメントでは、
「とにかく一ゴールできたのは嬉しい。あの審判員でゴールを決めるのは非常に困難だから」とも語っている。

前節のレッドカードで出場できないバストュルクに代わって先発出場したツェッケ(ノイエンドルフ)は、自分に対する、PKと判定されてもおかしくないファウルが見逃され、さらに二つのゴールも取り消されて、怒りのあまり自分のユニフォームを引き裂いてました。
「まったく馬鹿げている!俺はペナルティエリアでファウルされ、そのうえゴールが二つも認められなかった。厚顔無恥にもほどがある。」

ちなみに線審のガーゲルマンは試合後、両ケースがオフサイドではなかったとして自らの誤審を認めている

ちょっとひどすぎないかい?
まったくもってニコ・コバチの皮肉どおりだ。
「まあ、一つのゴールが認められないのはありうることだ。でも、二ゴールってのはただただできすぎだね。」

ブンデスリーガ第23節ヘルタ・ベルリン対ハンブルグ観戦記;②試合で勝って、内容で負ける。

試合翌日のベルリンの新聞『Tagesspiegel』の記事によれば、結果は4:1の勝利であったものの、内容では負けた試合だった

HSVに攻め込まれる中、前半で一挙に3点のリード。
後半に入って62分、バルバレスのヘッディングシュートを故意に手で防いだバストュルクがレッドカードで退場。
ピンチ…と思いきや、バルバレスがPKを失敗。
78分にバルバレスがゴールを決めるものの、その3分後にジウベルトがダメ押しのゴール。
ヘルタを応援している者としては、けっこうな試合展開。

この試合でとくに活躍したのは、ゴールキーパーのC.フィードラーと、マルセリーニョ&ジウベルトのブラジル人コンビ。
『キッカー』の採点では、再三のピンチを防いだフィードラーには2.5点、1ゴール2アシストのマルセリーニョには2点が与えられている。

さらに高評価を得たのが、2ゴールを決めたジウベルト
1.5点!
2:0となるゴールを決めたうえに、4:1となるゴールでHSVの希望を完全に破壊した」として、マン・オフ・ザ・マッチにも選ばれ
た。

『キッカー』曰く、マルセリーニョはいいとして、ヘルタはブラジル人選手で成功したとはいえない。
そのためであろうが、ジウベルトは賞賛の対象となっている。
「チームに難なく溶け込むことができ、とっぴな行動もなく、大騒ぎもしない」。
「その代わりに結果は残す」…雪の中の試合は初体験であったにもかかわらず2ゴールも決めたことが示すように。
「優れたサッカー選手」であると同時に「控え目な人間」というのはゲッツ監督によるジウベルト評。
ベタ褒めである…。

  *  *  *  *  *

ゴールキーパーが大活躍したということは、それだけたくさんのシュートを放たれた、つまり攻め込まれたということだ。

F.ゲッツ監督は「今シーズンで最悪の試合の一つ」、ディフェンスの要のD.ファン・ビュリックは「一番悪い試合」、キーパーのC.フィードラーは「今までで最悪」と言う。
「4:1で勝利した側がこういう風に自己批判するのは、この世界で滅多にないことだろう」by『キッカー』。

以下は両監督のコメント。
ゲッツ監督。
前半が終わった時点で3:0。我々にとって良かったのはそれだけだ。それ以外は、我々が弱いときにする戦い方のいい例となってしまった。ちょうどいい時間帯にゴールを決めて、ありがたくも4:1で勝てたのはラッキーだった。結果には満足している。

それに対してHSVのドル監督。
今日、災難のような試合をしてしまったのは明らかだと思う。1点目と2点目を相手に与えたのはプレゼントのようなものだった。リーグ一のディフェンス相手にリードを許してしまうと、その後難しい闘いになるのは当然だ。それでも自分のチームを弁護したい。後半はちゃんと闘い、収穫があった。次節は新しいHSVを見せることができるだろう。

『キッカー』の試合評。
終わってみれば、40,399人の観衆にとって見所が多い試合だった。面白いことに、HSVは概観すると優勢だったにもかかわらず、結果は完敗であった。決定力(Durchschlagskraft)に欠けていたのである。両チームの違いは、チャンスを生かせるかどうかにあった。というのも、ヘルタはほとんど全てのミスを得点に結びつけて、当然なこととして勝利することができたからである。たとえそれができすぎだとしても。

とにかく、ヘルタにとってこの結果が「心理的にすごく重要」(ヘルタ会長D.ヘーネス)であることはたしかであろう。

  *  *  *  *  *

次節は再びホームゲーム。
カイザースラウテルンを迎え撃つ。

バストュルクがこないだのレッドカードで2試合出場停止だけど、ここで勝利して、上位をしっかりキープしてもらいたいなあ。

ブンデスリーガ第23節ヘルタ・ベルリン対ハンブルグ観戦記;①5mの差。

ベルリンでヘルタBSC対HSVの試合を見た。

結果は、4:1でヘルタの勝利。
HSVを突き放すことができた。

日本でも「高原出場の試合」として報道されたことであろう。

今回は数年来の友人C、その親友Gと一緒に試合観戦。
ふたりともベルリン生まれのベルリン育ち、ヘルターナー(ヘルタ・ファン)である。

ツォー駅から電車でオリンピア・シュタディオーンに直行。
チケットには、首都圏の公共交通(市電、地下鉄、トラム、バス)の利用代が含まれている。
開場の3時間前から翌日の午前3時まで乗り放題である。

素晴らしいサーヴィスだ。
…と思ったけど、観客が車でスタジアムに来る場合、ものすごい渋滞になって、市民が黙っていないであろう。
それを避けるための処置と考えれば、なかなか理にかなったやり方である。
オリンピア・シュタディオーン以外の大きなスタジアムでも同じようなやり方をしているのかもしれない。

客の中には圧倒的にヘルタのファンが多い。
列車の中ですでに酔っ払っていて、歌を歌っている。
誰かが歌いだすと、周りの客がそれに合わせるという具合だ。
「HSVのクソッタレ」を連呼する者もいる。
さらに、「ハーエスファウ(HSV)」を「ハーイーファウ(HIV)」と言い換える者もいる。

  *  *  *  *  *

それにしてもひどい天気だった。
けっして大雪ではないんだけど、どんより曇った空から雪が始終舞い降りている。

今回もやはり寒かった。
ウールの中敷きを入れて、かなりの防寒対策をしたつもりだったけど、つま先がかなり冷えた。

  *  *  *  *  *

オリンピア・シュタディオーン収容人員7万6千人で、とにかくバカでかい。
ボルシア・ドルトムントのホーム、ヴェストファーレン・シュタディオーンの8万3千人に次ぐサイズだ。

地面に擂り鉢状というか露天掘り状に造られているようで、チケットを見せて観客席に入ると、緑のピッチが眼下に広がる。
VIP席から向かって右側、ゴール真後ろに「ハードコア」なファンのための一角がある。
そのちょうど向かい側に聖火台(写真は聖火台の後ろから撮影したもの)。
その隣がアウェーチームのサポーターのために割り当てられた一区画。

この日は、40,399人
絶対数からすれば、なかなかの観客数だろう。
でも半分近くが空席で、ちょっと寂しい感じがした。

HSVのサポーター席の周りはガラガラで、一箇所に詰まったHSVファンはまるで隔離されたかのよう。
もちろん他の席にもHSVファンはいたが。

オリンピア・シュタディオーンは、陸上競技にも使うことができて、トラックがピッチを取り囲んでいる
あれ、やっぱり邪魔だよね笑、サッカーファンとしては。
あれがなければ、あと5m近くで見れるんだ。
5mは大きい。

  *  *  *  *  *

こないだロッテルダムで見たフェイエノールトの試合と比べて、今回のブンデスリーガの試合はひじょうにエンターテイメント性が強い感じがした。

オランダとドイツの1部リーグの試合はそれぞれ一回しか見ていないので、比較&一般化には無理があるが、参考までに感じたことを書く。

まずカラーの電光掲示板(以下、オーロラヴィジョンと呼んでみる)の働きぶり。
フェイエノールトのデカイプには、文字しか表示できない小さな電光掲示板があるのみ。
オーロラヴィジョンは、トリアの小さなモーゼル・シュタディオーンにさえあった。

試合開始前の選手紹介や試合中の他試合の経過報告はもちろん、試合時間が効果音とともに5分毎に表示されたり、サッカークイズが試合中に何回か流されたり、ゴールシーンがリプレイされたり、とにかくにぎやかなのだ。

次に試合中のアナウンス。
得点が入ると、それを告げるアナウンサーと客の間でやりとりがあるのは他のブンデスリーガの試合とほとんど同じ。

それ以外に、いいプレイを見せた選手名のアナウンスも試合中に入る。
②で報告するとおり、この試合ではヘルタのキーパー、C.フィードラーが大活躍。

アナウンサーが「我々の背番号12番、クリスチャン…」と言うと、それに合わせて客からは「フィードラー!」という歓声が上がる。

もう一回「クリスチャン…」、
フィードラー!」。
さらにもう一回「クリスチャン?」、
フィードラー!」笑。
さすがに四回はなかった笑。

第三が、マスコット。
ハーフタイムには、両チームのマスコットがゴール合戦をしていた。
ヘルタのヘルティーニョと、HSVのディノ・ヘルマンがゴールの手前4、5mから代わる代わるシュートを打つ。

ちなみにどっちが勝ったかは覚えていない笑。

ヘルタBSC所属マルセリーニョのインタビュー

ヘルタBSCの今後の躍進に欠かせない選手の一人、マルセリーニョ
彼のインタビュー記事『「ボクは大人になったよIch bin erwachsen geworden」』が2月1日、『キッカー』のウェブサイトに載った。


もう三週間も前の記事であるが、マルセリーニョを具体的に知る手がかりとして、翻訳してみることにした。

以下は、インタビュー記事の抄訳である。
インタビューアーの質問はボクがまとめたもので、マルセリーニョの答えのカッコはボクによる補足的説明。

誰かの発言を翻訳するときにいつも問題になるのが一人称だ。
「私」、「ボク」、「俺」、「朕」、「おいら」、「おれっち」、「わだす」、「ボキ」…日本ではいろいろな一人称が用いられている。
どれを選ぶかでその人の社会的位置づけが多かれ少なかれ決定されてしまう。
難しい問題だ。

以下では、記事のタイトルでもあるマルセリーニョの発言「Ich bin erwachsen geworden」と、彼の可愛らしいおサルちゃん顔を考慮に入れて「ボク」を採用している。

成績の予想;ヘーネス会長とゲッツ監督は、9位以内を目標にしているが…。
「みんな自分なりの考えがある。」
「ボクは楽観的だ。ボクにどういう可能性があるか分かっている。それにボクらのチームにどういう可能性があるか分かっている。ひょっとしたら上位三位以内に入れるかもしれない。いずれにしろボクの目標はUEFA杯出場圏内だね。」


トップチームになるうえでヘルタに欠けているのは?
「そんなに多くはないね。」
「やらなくてはならないことを一つか二つうまくやれば、上位に飛び込むことができるよ。それに、ホームゲームではもっと集中しくちゃならない。すべてのチームに対して、たとえビッグネームでなくても、集中しなくちゃならない。」


得点王の見込みと、前半までの調子については?
「ボクにはまだ(得点王の)チャンスがある。そのために頑張るよ。ボクの目標だね。」
「前半はすごくうまく行った。でも1年目は13ゴールを決めたし、2年目は14ゴール、3年目は足を故障したのに8ゴールだった。今シーズンは今までより多くゴールを決めるよ。ただ、誰にも忘れてほしくないんだけど、ボクはミッドフィルダーなんだよ。ミッドフィルダーだとゴールは難しくなる。」


実際には第二のフォワードとしてプレーしているが?
「うん、監督はもっと自由にさせてくれている。」
「前よりも、ペナルティエリアにずっと近づいている。それだとゴールするチャンスも増える。
「このポジションでプレーできてうれしい。すごく気分がいい。でも、試合中に何度かポジションチェンジをすることになる。それには備えているけどね。」


リーグ優勝とセレソンへの復帰のために移籍することは考えているか?
「(たしかに優勝は)していない。でも移籍する必要はないよ。ヘルタはいいチームだ。シーズン後にいい選手があと二人加わったら何でもできるよ。移籍する必要なんてない。」
「ベルリンでプレーしてても(セレソン復帰の)チャンスはあるよ。」
「(セレソンでの)攻撃的ミッドフィルダーのポジションは競争はものすごく激しい。でもあきらめること?それはないね。」


前監督スコラーリがあなたを最終的にはW杯に呼ばなかったのは奔放な私生活のせい?
「たぶんそうだね。プレーの面では問題なかったと確信している。」
「でも彼には感謝している。」
「かれは自分の国のためにプレーする機会を与えてくれた。ボクはベルリン時代の前から、サンパウロでもポルト・アレグレでもすごくよくプレーしていたけど、目をかけてもらえなかった。」


契約は延長するか?
「今は時期的にいって話すべきではないね。でも、契約は満たすつもりだよ。」
「(ブラジルには帰らないで)あと五年はドイツでプレーしたいね。」


アイウトンとプレーするという夢はまだある?
「もちろん。」
「(プレーするとしたらヘルタでもシャルケでもなく)ひょっとしたらドイツの別のチームもあるかもね。」


他の選手より休暇が長いが、羨ましがられている?
「いいや、みんな理解してくれてるよ。ベルリンからCampina Grandeの実家まで24時間もかかるし、帰れるのは6ヶ月に一度だからね。たいていの選手は3、4時間で帰省できる。」

パーティーの時間についてもっと注意すると言っているけど、ドイツ人的になったのか?
「いや、いや、ボクはブラジル人だよ、これからもパーティーしまくりたいね。でもボクは大人になったよ。ドイツ人のメンタリティからいろんなことを学んだ。パーティーをするときは今はもっと注意しているんだ。」
「体を休ませなくちゃならないからね。それは分かっていて、そうしてるんだ。」


  *  *  *  *  *

パーティーは抑えて、サッカー選手として体を休ませること
それを実践するのが「大人」だってことか…みょーに親近感が沸いてしまう笑。

パーティーでの大騒ぎをわきまえて、ぜひともヘルタを三位以内に導いて自身も得点王になってほしいです、ハイ笑。

エーレディヴィズィ(オランダ)第22節寸評。

注目のAZは、ローダJCに痛恨の引き分け。
NECに難なく勝利した首位PSVとの差は4点。

三位はアーヤックスで、これまた4点差でAZを追っている。
悪い成績でもないのに、一部のサポーターからクーマン監督の解任を求める声が出ている。

  *  *  *  *  *

すでにみなさんご存知のとおり、フェイエノールトはアウェーのユトレヒト戦に2:0で勝利しましたね。
前回ホームでユトレヒトに負けていたから、ちょうどその仕返しになる。
それだけではなく、四位フェイエノールトは五位のユトレヒトとの勝ち点差を6点に広げることができた。

元ユトレヒトのカイト(というかケウト)は1アシスト1ゴールの大活躍。
1アシストは、開始早々の10分、カステレンへのふんわりとしたパス。
カステレンはそれをジャンプしてループシュート。
見事でした。

スポーツウィーク』のウェブサイトは、カイトとカステレンのコンビをアーヤックス時代のベルカンプ&ヨンクのコンビにたとえている。

ゴール直後の歓喜・祝福シーンでカステレンは口を押さえていた。
まるで、「え~、しんじらんな~い、ま~じ~」という嬉し泣き的仕草。
カイトのアシストと自分の好反応によっぽど感動したんだろうか笑?
それとも最近娘が生まれたカステレンは涙もろくなったのか?

いろいろとアホらしいものを含めて考えをめぐらしてしまうのは、彼の仕草が、つねにクールを装うマッチョが多いスリナム人/系にしては意外な振る舞いだと感じたからだ。
DVD『スリナム軍団het Surinaamse Legioen』で見たカステレンも同じタイプだと思っていたが、そうでもないのかな。
今後よく観察してみよう。

ちなみにこのDVDは同名の書物を元に作ったもので、スリナム出身であったり、スリナム出自を持つオランダのサッカー選手に関するドキュメンタリーだ。
フリットが非常にオランダ人的なオランダ語でスリナム訪問の思い出を語ったり、セードルフが自分の伝記出版パーティーで感極まって泣き出しちゃったり、ボハルデがスリナム人的マッチョ丸出しでインタビューを受けたり、いろいろ面白い場面がたくさんある。

おいおい紹介しようと思う。


ブンデスリーガ第22節寸評;高原、そしてヘルタの闘いぶり。

ブンデスリーガはごたごた続き。
不正事件に続き、ドルトムントの倒産騒動。
DFBに関しては、マイヤーフォアフェルダー会長が更迭されるという報道があったが、そうはならなかったそうだ。

  *  *  *  *  *

22節のトップニュースはバイエルン対ドルトムント戦とシャルケ04対メンヒェングラッドバッハ戦だろう。
バイエルン対プロイセンの因縁対決は、マッカーイのハットトリックを含む5点でドルトムントを撃破。
クラブ経営と闘いぶりが比例するいい例なのかな笑?

アイウトンはすごい
点取りマシーン…というか、点取り戦車だ。
こちらもハットトリックでメンヒェングラッドバッハを簡単に退け、1位バイエルンと勝ち点で並んでいる。
あんな戦車、日本代表にも一台欲しい

  *  *  *  *  *

高原はまたゴールを決めた。

『キッカー』でも高評価を得ている
チームで一番の2点を与えられ、マン・オブ・ザ・マッチにも選ばれた。
曰く、「素早い動きで得点、その上いつものようによく動き、一騎打ちには滅法強い、そしてフォワードとしてつねにパスに反応できていた。
いいねえ。
このまま好調を維持してほしい。

ドル監督の試合評;
序盤はいろいろと問題があって、うまく試合に入っていけなかった。
その間1対1になっても文句は言えなかっただろう。
2:0になってからは、いくらか安全になり、落ち着きも出てきた。
チームがまだ完全に成熟したわけではないことが分かったと思う。
闘いぶりや走りぶりは、それでもやはり素晴らしいものだった。
国際競技会については今後も口にせず、これからつづく試合のことだけを考えていこうと思う。


「国際競技会der internationalen Wettbewerb」とはUEFA杯のことだと思う。
つまり、5位以内に入って来シーズンUEFA杯に出場することを意識するのではなく、一戦一戦に集中していこうってことだろう。

いまテレビで見たニュースによると、HSVはドイツ代表ミッドフィルダー、P.オヴォモイェラに興味を持ってるそうだ。
ヘルタなどと争奪戦か?。

  *  *  *  *  *

ヘルタ対シュトゥットガルト戦。
アウェーのヘルタは1:0で敗れてしまった。

以下は、ゲッツ監督の弁。
我々の戦いぶりはなかなかのものだった。
つねにプレスをかけ続けたが、チャンスをものにできなかった。
最初から最後までチームは歩調を合わせて闘った。
チームの闘いぶりについては何も文句はない。


順位は、4位から7位に落ちた。
一つ上の6位には勝ち点一点差でHSVがいる。

そう、次節のHSV戦は6位と7位の対決なのだ。
ゲッツ監督の意思とは異なるが、UEFA杯出場圏内に入るためにも絶対に落とせない。
イエロー累積で欠場したキャプテン、A.フリードリッヒは次節出場するだろう。
最近好調の高原を抑えてほしい。
シュトゥットガルト対レバークーゼン戦が引き分けの場合、勝ちさえすれば4位に躍り出るのだ。

  *  *  *  *  *

これからテレビでチャンピオンズリーグの試合、FCバイエルン対アーセナル戦が始まる。
カーンとレーマンのドイツ代表キーパーの対決でもある。
見なきゃ。
あ、開始四分でアーセナル・ディフェンダーのミスをついてピッサーロがゴール。

今週末のヘルタ対HSV。
見れたらいいなあ。
明日からそれに備えて予習をしなくちゃ。
せっかくの機会だ。
十分楽しみたい!

ブンデスリーガ2部第22節寸評;トリア対アーレン

アイントラハト・トリアがLRアーレンをホームに迎えてのゲーム。

この試合を見逃してしまった…残念だ。
ボクの予定表はちょっと古いらしく、試合が日曜(20日)から金曜(18日)に変更になったのを気付かなかったんだ。
トリアがホームで勝つのをしっかり見たかったんだけど、まあしょうがない…。

結果は、雪が降り積もる悪天の中、2:0でトリアの勝利。
フォワードのパチンスキとラバックがしっかり決めてくれました。

シニエステラのアシストに反応したパチンスキは、見事なジャンピング・オーバーヘッド。
ARDのブンデスリーガニュースでも放映されていた。

これで11ゴール目。
2部のゴールランキングでは4位だ。

シニエステラとパチンスキは『キッカー』で22節のベストイレブン(2部)にも選ばれた
シニエステラは3バックの左、パチンスキは3トップの左。

ラバックは後半22分にマリッチと交代しての出場し、38分にパチンスキのアシストからト~アTor(ドイツ語で「ゴール」のこと)。

トリアは10位。
前節の11位からワンランク、アップ。
順位はそう簡単に上がらないね。

でも7位から10位までの4チームが勝ち点3点内にならんでいる。
次節は大きく動く可能性あり!

ところでラバックは35歳、クロアチア籍のベテラン選手
2002年にトリアに来る前は、対戦相手のアーレンに所属していた。

2部には1部に比べてベテラン選手が多い気がする。
ブンデスリーガではもはや契約は結べないけどもっとサッカーがしたい、あるいはする必要がある選手が2部に流れるって構図なんだろう。
2部の方も、経験豊富な選手を比較的安く手に入れることができるという利点もあるだろうし。
J1とJ2の関係にも似たようなことが言えるのかな?

ラバックは2部でのプレーが多いようであるが(今シーズン開始時で158戦出場、39ゴール)、ブンデスリーガでも45戦に出場し、通算8ゴールを記録している。

1部にいたベテランが2部に流れた例には、トリアの選手としては他にH.コッホ(37歳)がいる。
2003年にカイザースラウテルンから移籍したディフェンダーで、ブンデスリーガでの出場数は187試合(通算ゴール数は17点)に上る。

1部・2部のチームごとの選手の平均年齢を割り出して比較するのも面白いかもしれない。

フェイエノールト対ウィレムⅡ観戦記;その3、猛獣対策の壕。

ボクらが座ったのは、マーストリビューネという席。22.5ユーロ。

真下は凶暴なファンが集まるところの一つだそうだ。
イスはあるのだが、座っている人はひとりもいない。
ビール片手にやや猫背、大股で突っ立ち、大声で雑談・大笑している。

その隣には警察官が何人もいる。
「これぞオランダ人!」といいたくなるようなドデカイ体躯。

スキンヘッド的丸刈り頭はとっても寒そうなんだけど、ピンク色の頭皮の下には「そんな寒さにビイビイ言ってたら、サッカー観戦なんぞできやしないぜ」というマッチョ精神がパンパンに詰め込まれているような趣き。
恐ろしいくらいの薄着の若者もいる。

「見ろ、やつらは試合すら見ていない、騒いでるだけだ」とBは言う。
早々と点差が開いて試合の大勢が決したからかもしれないが、Bの言うとおり、試合を楽しんでいるとは到底思えない。
爆竹で周りの観客を驚かす者もいた。
でも警官らは平然としている。
爆竹でのイタズラはごく普通のことなんだろうか?

こうした「ファン」対策のために「Tankgracht戦車塹壕」がある(写真)。
ピッチをぐるりと囲んでいる巨大な溝がそれで、ファンからの「攻撃」に備える目的で設置されたという。

「戦車塹壕」の機能は他にもあるかもしれないけど、暴徒化した観客から選手、監督・コーチ、審判員そして試合自体を守るのが大き
な目的であることには間違いない。

動物園なら猛獣が壕で囲まれているのに、サッカーではその逆が起きてるてことだね。

アイントラハト・トリアの観戦記で書いたことと同じだけど、だからといってスタジアムが怖い雰囲気に包まれているわけではない。
観客の中には家族連れ、女性だけ、子供だけのグループもいる。

そういえば車椅子利用の観客も見た。
グループで来ていたのかもしれない。
なにか特別席みたいなのがあるのかな。
関心がある人は問い合わせるといい。

フェイエノールト対ウィレムⅡ観戦記;その2、スタジアムの収容人員など。

デ・カウプ(デ・ケウプと発音したほうが妥当だと思う)には、市内からトラムで簡単に行ける。
試合前も試合後も、スタジアムに詰め掛けるファンのためにトラムが増発されるみたいだ。
アクセスの詳細は、フェイエノールトのウェブサイトを参照されたい。

雑誌『フットバル・インターナショナル;2004-2005シーズンガイド』によれば、スタジアムの収容人員は51,177人。
オランダ2位。

ちなみに1位はアーヤックスのアレーナで、51,342人。
フェイエノールトのファンは、この僅差をどうやって解釈するんだろう?
たとえば「たかが200人の差だ、それにサポーターの思い入れという点ではアーヤックスのような鼻持ちならない金持ちクラブよりも数段勝っている」とか?

第3位は、PSVアイントーフェンのフィリップス・スタディオンで、35,270人収容。
4位がフィテッセのヘルレドーム、27,900人収容。
5位が、藤田俊哉(現・ジュビロ磐田)が所属していたFCユトレヒトのスタディオン・ハルヘンワールトの24,500人。

その他のエーレディフィズィ所属15クラブのスタジアムの収容人数はどれも20,000人以下。
現在PSVと首位を争うAZアルクマールにいたっては、たったの8,419人。

これが2部リーグ所属のクラブになると、一挙に規模が小さくなる。
ほとんどが1万人以下の収容。

ドイツの1部2部、オランダの1部2部、それぞれのスタジアムの収容人員の比較は面白いかもしれない。
チケットの売り上げはクラブの収入源の一つなんだから、規模と戦力には相関関係があるはずだ。
単にその確認になるだけかもしれないけど、こんど調べてみよう。

さて、当日のチケットは、オランダの友人Bが確保してくれた。
しかもおごってくれた。
彼は6月に日本に来るそうだから、そのときはお返しにJリーグの試合に招待しようと思う。

Bは大学で日本学を専攻する好青年。
ロッテルダムの街のことを熱心に説明してくれた。

スリナム人の妻を持ち、この日は三人で観戦。
試合後はスリナムのジャワ系が経営する食堂でサオト・スープ。
体が暖まったね。

デ・カウプでは、フェイエノールトのファンショップも覗いた。
スタジアムとは別棟にある。
赤と白のチームカラーを使った商品が並んでいた。
中には、けっこういい商品があった。
鮮やかな緑に「FEYENOORD」と書かれたジャンパー、買わなかったのを少々悔やんでいる。

その代わりに購入したのが、その日の試合のために発行された小冊子『試合マガジンwedstrijdmagazine』(2ユーロ)。
A5もしくはB5くらいの大きさで。
当日の試合についてのこういう小冊子、日本語では何と呼ぶのが一般的なんだろうか。

フェイエノールトのクラブとサポータークラブが共同で発行している。
内容は、選手やクラブのニュース、注目選手のインタビュー、対戦相手の情報などなど。
(ちなみに、『ドイツ・サッカー総合サイト「euronavi.net/de」』では「マッチデープログラム」と読んでいる。)

フェイエノールト対ウィレムⅡ観戦記;その1、概観。

2月12日、ロッテルダムでフェイエノールト対ウィレムⅡの試合を見た。
結果はみなさんご存知のとおり、7対0でフェイエノールトの勝利。

すでに一週間前の出来事だ。
こうして書いている最中もフェイエノールトはアウェーでユトレヒトと戦っている。

でも、ボクにとっては夢にまで見たオランダサッカーの観戦体験だ。
せっかくだから、以下三回に分けて報告しようと思う。

それぞれが短いのにわざわざ三回に分けるのは、このアメーバブログでは一回につき一枚しか画像を載せることができないみたいだか
らだ。
それとも、複数枚の掲載は可能なのであろうか。
誰か知っている人がいたら是非教えてください!

まず第一回。
印象に残ったこと。
①オランダ特有の湿った寒さ。
どんよりとした暗雲が見え、スタジアムの向こう側に雨が降っているのが分かるやいなや、観客は屋根の下に逃げ込む笑。

②クラシックな雰囲気。
白と赤の上着、黒のパンツとソックスというフェイエノールトの色合いが緑の芝生に映えていた。
デ・カウプは、思ったよりもずっと質素。広々としたところにポツンと建っている感じで、外観も落ち着いている。
全体としてどこかクラシックな感じがしていい。

③スリナム系選手(より正確にはスリナム系&スリナム系っぽい二選手)の頑張り。
カステレンの好プレーが見れてよかった。
それと、ザウフェルローンZuiverloon
彼の家族的バックグラウンドにはスリナム人がいるんじゃないかと思う。
この苗字は、ひじょーにスリナム的な感じがする。

オランダ・サッカーにおけるスリナム人もしくはスリナム系選手にかんしては、自分の研究対象でもあるから、別の機会にゆっくり詳しく書き込みたい。

それにしても7対0って…アマチュアとの練習試合みたい。
ウィレムⅡは、ここ数年は10位前後をうろうろしているとはいえ、98/99年シーズンには2位にまで上り詰めたことがあるチームなのに。

けっこう衝撃的な結果だ。
単にフェイエノールトの攻撃力が優れているんだろうか。
前節のデフラースハップ戦でも7点入れてる。

いずれにしろこの点差は、非常にオランダ・サッカー的な気がする。
こんなのが見れるのは、オランダ以外にそう多くはないんじゃないか。

フェイエノールトが勝ったんだからいい。
点が入るときの瞬間の、「ィィィ…ヤー!」という歓声を共有する快感。こたえられない。
でも、もし自分が応援しているチームが7対0で負けていたら、たまったもんじゃない。

…と思ってたら、やっぱりウィレムⅡのサポーターは怒ったらしい。
15日チームが練習している最中に練習場を鎖で閉鎖して、選手たちを中に閉じ込めちゃったそうな。