今週は忙しかったし、ストレスフルだった。


火曜日に健康診断を受けたら、ちょっとびっくりするような悪い結果が出て「俺はしばらく大人しくしていよう」と心に決めた。とにかく、随分と疲れているらしい。ただ来週も出張や会議で忙しいので、僕ができることといったら、歓送迎会の際に、深酒をしないように気をつけるぐらいだ。


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金曜日の日は朝から災害が発生し、その対応で走り回っていた。ちょうどその日、人事の内定があり、部下が遠くへ転勤することになった。夜に内輪の送別会が開かれたが、僕は体調を理由に出席しなかった。


ところが、夜になって自宅に、朝の災害のことで新聞社の記者から何度も電話がかかってきて、その対応に追われた。結果から見れば、送別会に出席しなくて正解だったように思う。部下には申し訳なかったが。


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週末は、別の部下の父親が亡くなったということで、上司を連れて告別式や葬儀に行った。


車のなかで上司といろいろな話しをした。「正義感だけで話すな。10対0ではなく、6対4で勝つくらいの気持ちで行け。バカなフリもしろ。」といった忠告を受けた。僕は作らなくていい敵を作りすぎているように見えるらしい。


僕のことを思って言ってくれているのがわかっていたので、素直に「わかりました」と言った。「生き方や守るべきところは守るのは当然だが、譲るべきところは譲れ」とも言われた。「自分で全てこなそうと思わずに、部下にも仕事を振れ」とも言われた。


いろいろと思い当たることもあった。上司になるというのも、難しいことだなあ、と話しを聞きながら思った。


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「SPEC~天~/警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」をDVDで観た。


specten

http://youtu.be/-S7H8DyWfdQ


不思議な事件を体当たりで解決する刑事ドラマだったはずが、今回から「スペックを持った者と人類の戦い」に話しがシフトして、だんだん話しがつまらなくなってきた。


specten1

specten2

素材はいいのになあと、かなりがっかりしながら、ぎくしゃくとしたストーリーを眺めて、一応最後まで見た。話しが政治がかってくると、話しが広くなりすぎて、とても2人の刑事では対応しきれなくなるし、底の浅さも露呈する。最後まで得るものはほとんどなく、もう俺、この話はいいや、と思った。


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ダニー・ボイル監督の「トランス」も観た。久し振りにまともな映画を観た気がした。


trance

http://youtu.be/jI2fBcTwL3k


音楽がよく、ストーリーも僕にはとてもよかった。
こんな脚本が書きたいと思うような、知的で、前向きで、思いっきり見ている人を騙す、そんな映画だった。


trance1

また、役者の演技がよく、リアリティがあった。SPECのつまらなさは、敵側の役者(神木隆之介は除く)の演技がリアリティを全く感じさせないところにもあると思う。それが狙いなのかもしれないが、僕にはそのよさがわからない。


trance2

一時期、催眠の本ばかり読んでいたことがあった。あまりに自分の書く文字が嫌いで、それを克服したかった。大学を出るまで、僕は授業に出ても、まともにノートを書いたことがなかった。いつも殴り書きで、ある程度ノートが溜まってくると、決して見直すことなくゴミ箱に捨てていた。


いつか催眠療法で克服しようと思っていた。でも結局、どこに行ったらいいのかわからず、催眠療法士に診てもらうことはなかった。この映画に出てくるような催眠療法士に出会っていたら、俺の人生も大きく変わっていただろうな、と思う。


社会人になったら、ノートを書かないわけにはいかず、訓練しているうちに、自分の字もそんなに嫌いでもなくなってきた。それでも、自分の能力をより引き出すために、いい催眠療法士と出会いたいという思いは未だに持っている。


催眠療法士役のロザリオ・ドーソンのセリフ「復讐は臆病者が考えることで、過去を葬り去る一番の方法は、振り返らないこと」は、確かにその通りだよなあ、と思った。
それから「人は自分に対しても秘密を持つ。それが、忘れるということ」というセリフも、なかなか考えさせられるセリフで、印象に残った。

気象予報士試験の結果通知書が届いた。
気象予報士の試験は「一般知識」「専門知識」「実技」の3段階になっていて、僕はそのうちの「一般知識」だけ受かっていた。「一般知識」と「専門知識」が受かっていないと、実技は採点もしてもらえない。


試験結果を見て「まあ、そうなんだろうな」と思った。2、3日本気で頑張りました、という程度では到底受かることができないんだと思った。ただ、手も足も出ないというほど難しいとも正直なところ、思っていない。端的に、勉強量が足りないのだと思う。それはわかっているが、なかなか勉強は手につかない。


最近は、仕事でのプレッシャーもいろいろとあって、気分は凹み気味だ。何とかこの状況から立て直さないとと、気ばかりが焦ってしまう。


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職場に、ものすごいアイドルオタクがいて、ときどき彼と話しをする。
アイドルのライブでは、ちゃんと振り付きで踊れないとダメで、ただじっと立って見ている人は「地蔵」と呼ばれるらしい。
一度、連れて行ってもらおうと思っていたけれど、それを聞いたら、腰が一気に引けた。


週末、彼はいくつものライブ会場を駆け回るらしい。
それで月曜日はクタクタなのだそうだ。


部屋にはDVDが山のようにあり、「なんとか寝るところはある」状態だという。


「DVDをそんなに買っても、週末にライブに行っていたら、見る時間なんてないでしょ。」
「そうなんですよ。でも、他の人に半額で買ってもらえるから。」
「それはただ、損してるだけじゃないの?」


よくわからないけれど、本人が幸せそうなので、それはそれでいいのだと思う。俺は結構、合理的に生きているけれど、そんなに幸せでもないような気がする。勝ち負けで言えば、僕の方が負けている気がした。


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人生で初めて観た映画は「ゴジラ対ヘドラ」だった。
僕は祖父に連れられて、映画館に行った。地下に下りていく階段があって、そのドアの向こうが観客席になっていた。


同じ幼稚園の友だちが、観客席の間を大声を出しながら走っていたけれど、僕は祖父と一緒におとなしくイスに座っていた。


子供の成長にとって「祖父」という位置づけがよくわかっていなかったそうだが、最近は祖父からは「社会性」を学ぶのだということがわかってきたらしい。確かに、映画館内で走っていけないということを、子供が最も素直に受け入れることができるのは、祖父の態度や忠告からなのかもしれない。


映画を見終わった後、なんだか祖父は僕にすまなそうな顔をしていた。映画館を出るときに、受付のところでお菓子を買ってくれた。僕がまだ幼かったせいか、店の人はさらに、いくつかのお菓子をプレゼントしてくれて、嬉しかったのを覚えている。


「ゴジラ対ヘドラ」はゴジラマニアの間では名作ということになっているらしい。


僕はオープニングの場面や、女の人が歌っている場面、ヘドラとゴジラが対峙している場面など、いくつかの断片的な記憶が残っているだけだ。


ただ、ウルトラマンのような爽快感といったものは全くなかったような記憶もある。「あの映画はいったい、どんな映画だったのだろう」と長いこと疑問に思っていた。


そして今週末、人生2度目の「ゴジラ対ヘドラ」を観た。


godzillavshedorah

http://youtu.be/fI8_1oD6MGc


小さな頃、宇宙や顕微鏡に興味を持っていた理由がこの映画からなんとなくわかったような気がした。それからサイケデリック系のロックが好きだが、原因はこの映画にあったのかと思った。思いの外、この映画の影響は大きかったみたいだ。


godzillavshedorah1

映画のストーリー自体は、僕にはよくわからなかった。というのも、どうしてゴジラが人間の味方になっているのか、全く理由ができなかったからだ。少年とのテレパシーっていうことでいいのだろうか?ヘドラは自衛隊とゴジラの共同作業によって葬られるが、ヘドラを倒してゴジラに何の得があるのだろう?


godzillavshedorah2

ラストシーンでもやはりゴジラは人間には恐れられるだけで、人間からはお礼も言われなかった。ゴジラの好物が何か知らないが、人間を救ってくれたのだから、何かごちそうくらいしてあげてもいい。富士山のふもとを寂しそうに去っていくのを見て、少しかわいそうに思った。


自衛隊が関東全てを停電させてまで用意したヘドラ対策兵器が「ヒューズが飛んで」使い物にならなくなったのには笑った。そんな人類の未来がかかった兵器にヒューズなんかつけていちゃダメだろう。


確かに子供が観てどう思うのか、微妙な映画だ。祖父がすまなそうな顔をして僕を観た理由が少しわかった気がした。それでも、僕はこの映画を小さな頃に観ておいてよかったと思う。僕が今でも科学好きなのは、相当、この映画の影響があるように思う。


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「SPEC~翔~/警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」もDVDで観た。


specsyo

http://youtu.be/gJoNPZ-maR0


なんだか、ほとんどテレビで観て知っているような内容だったけれど、いろいろ食べながら観ていた。


脚本も面白いし、演技もうまいし、よくできているよなあ、と思いながら観ていた。確かに、こんなSPECのひとつでもあれば、ひとつの国が消滅することだってありうるよなあ、なんて思った。SPECの利用価値はものすごくある。


specsyo1

職場に、神木隆之介によく似た他部署の部下がいて、このSPECの話しをしたら、「本当に指を鳴らして時を止めることができたらいいですよね」と嬉しそうに言う。こういう超能力ものというのは、「自分でもできそうだ」と思わせる何かがある。


specsho2

寝ている時に見る夢の世界では、可能なので、ついそう思ってしまうのではないか、と思ったりする。

仕事が忙しい。とは言っても、7時頃には帰ることができてしまうので、数年前までの俺の置かれた状況を考えれば、そんなに大したことはない。


ただ結構、ストレスがかかる部署なので、人には言えないような緊張感がある。金曜日は200キロほど苦情対応のために往復して帰ってきたら、また大きな問題が待ちかまえていて、やれやれと思った。


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そんななか、金曜日の夜、月曜日に上司に依頼するイベントの内容を部下に確認したら、「前年度のものを名前だけコピペして直しておきました。」なんて回答だったので怒った。「昨年ができたんだから、今年もこの内容でできると思います。」と彼は言った。


「会場のレイアウトは?」「何人呼ぶんだ?」なんてことが未確認。つい頭に来て「できてないじゃないか!」といろいろと怒ってしまった。


部下は部下で、昨年の前任者もこの程度の資料内容しか作っていないのに、今年になったら「よく考えて作れ」と言われたことが不満らしい。納得がいかない、という顔をしていた。


あまりに腹が立って、その日はなかなか勉強もできず、そうかと言ってさっさと寝ることもせず、ダラダラとテレビを観ながら起きていた。


考えてみれば、もう少し建設的に助言してもよかったかもしれない。要は彼はイベントの重要さが理解できていなかったのだ。なんだか、ストレスフルな仕事の八つ当たりをしてしまったようで、いつまでも気分が悪かった。


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土曜日は全く勉強が手に着かなかった。診療情報管理士や気象予報士の勉強をしてもよさそうなものだが、全く手に着かなかった。


近くの家電量販店にラジオを買いに行ったのだが、ラジオが思ったよりも高くて、どうしようか迷っていた。ぶらぶら歩いているうちに「特打ヒーローズ 名探偵コナン」というタイプ練習用の学習ソフトを見つけたので、それを買って帰ってきた。ラジオは買わなかった。


detectiveconan


僕は毎日パソコンを使っているけれど、タイプは自己流でそんなに早くない。薬指や中指などはなんとなくチームで動いているだけだ。だから一度きちんとタイプの打ち方を学びたかった。


このタイプ練習ソフトを使っているうちに、僕は本当にタイプが下手なことが理解できた。これから、だんだんと学習をしていきたい。


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日曜日には、わずかながら勉強をした。
6月締め切りの診療情報管理士のレポートがあって、作成しなければならないと思っていたのだが、なんとか終わらせることができた。
次の週末までには訂正等をして、提出してしまいたい。


それでもほとんど多くの時間はDVDを観たり、テレビをダラダラと観ることに費やしてしまった。こんなことではいけないので、反省して、また頑張っていきたい。


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「SPEC~零~ 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿 ディレクターズカット版」をDVDで観た。


spec0

http://youtu.be/HG0Jxd1p310
製作している人たちが楽しく作っているんだろうなあ、というのを感じさせる作品だった。なかなか面白かったし、続編もぜひ見たいと思う。


spec01

なかでも戸田恵梨香と加瀬亮の両者の演技はかなり秀逸で、英語の出来はどうかと思うけれど、見せる演技をする。戸田恵梨香の演技には造形した相当なクセがあるが、目が離せない演技っていうのは、こういうのを言うんだろうなあ、と思った。


spec02

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バズ・ラーマン監督、ディカプリオ主演の「華麗なるギャッツビー」もDVDで観た。


gatsby

http://youtu.be/rARN6agiW7o


F・スコット・フィッツジェラルドの原作「華麗なるギャッツビー」は、その批評などから、僕は高校時代から「読まなければならない」本のひとつだと思っていたけれど、実は未だに読んでいない。


gatsby1

映画を観て、こんな話しだったのかと考えさせられた。僕はもっと裕福な生活ばかりが描かれた本だと持っていた。


gatsby2

中学や高校時代の友情というのは、「遊び」や「軽い犯罪」で結びついていることが、田舎ではままあるけれど、そういった関係は長続きしないことを今、身にしみて思う。
相手もそれなりの成功していればともかく、あまり悪い噂しか聞かないようなら、昔いっしょに「悪いこと」をした友だちとは縁を切りたいと思うのが普通だ。


ギャッツビーも、あれだけの豪華な生活が消えたとき、彼の本質を愛したニック以外は、誰も近づこうとしなくなった。


そういうものだよな、と思いながら、ギャッツビーは本当に純粋だったのに、と寂しさも感じた。

朝、細い道を運転した。
除雪した雪が道の左側に積み上がり、雪山のような状態になっている。
その道路の右側には一台の車が駐車してあった。


左側の雪山と右側の駐車のせいで、道幅はかなり狭くなっていたけれど、無理をして通過しようとした。
雪山ならぶつかっても大きな影響がないだろうと、どちらかというと雪山寄りに走った。


雪山と車が接触したが、「雪山を壊してしまえばいいや」と思ってアクセルを踏んだ。


雪山が一度溶けて、固まって、岩のような硬さになっていたとはなあ。
それで、車はかなり凹んだ音を立てた。
車も凹んだが、俺も負けないくらい凹んだ。しばらくの間、車の傷ついた部分を見るのも嫌だった。たぶんこれが心理学でいう「逃避」ってやつだ、と思った。


前の彼女に「実は運転、ヘタでしょ」と言われたことを何度も思い出しては、吐きたいような気分になった。


業者に修理を依頼し、職場まで車を取りに来てもらった。そこで、初めて、自分の車の損傷をまじまじと見た。


凹んだ部分はもちろん交換だが、フェンダーパネルの固定部分も切れている。塗装にも(気にしないので修理しないが)細いヒビが入っている。


雪山に突っ込んだだけで、すごい額の請求が来そうで、ため息が出た。それにしばらくは、電車やバスで通勤しなくてはならない。


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相変わらず、雪についての苦情は多いが、対応を進めている。


公共事業はムダだ、コンクリートから人へと、マスコミ・政府一丸となって進めてきたはずなのに、大雪のような災害が起きると「さっさと除雪をしろ。もっと重機を出せ。危機管理が甘い。」なんて言われる。現実には人も重機も足りない。


今回の大雪で、60時間も眠らずに仕事している作業員も知っている。彼は、「仕事が間に合わなくて遅れているのはわかっている。でも時間が欲しい」と上司の前で言って、涙を落とした。


仕方がないことだってある。でもなかなかそんな風には思ってもらえない。


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今週も雪が降ったらどうしようかと思っていた。天気図をにらみつけていたが、そのせいか低気圧が南に逸れて、雪が降らない状況になってほっとした。


金曜日から大阪で、診療情報管理士のスクーリングに出席することになっていた。僕が行ける範囲で土日を絡めた専門課程のスクーリングは大阪しかないので、仕方がなかったのだ。
でも、もしこの状況で雪が降ったら、俺が大阪に行くことなどできなかっただろう。


木曜日の夕方、1時間休みを取った。そして大阪行きの高速バスに乗った。
仕事の疲れがどっと出て、バスのなかではほとんど寝ていた。


僕の母は、高校を出たあと、大阪の短大に進学した。そして、大阪で有名なデパートに就職が決まっていたのだが、そこを蹴って、田舎の小学校に赴任した。母の父親が母のデパートへの就職を断るために大阪に行ったらしいが、そのストレスは相当なものだったらしい。


母は、ときどきお好み焼きを作ってくれた。大阪にいた頃、よく食べていたそうだ。また、どちらかというと目立つことが好きだった。テレビで大阪のヒョウ柄の服を着た女性を見る度に、母もこういう人達の影響を受けたのかなあ、と思ったりする。


10時前に高速バスは大阪に着いた。長野と違い、雪はどこにもない。バスの停留所から、あちこちを迷いながら、大阪駅に行った。


大阪ではエスカレーターは右側に荷物を持った人が乗り、歩く人のために左側を空けることになっている。東京とは逆だ。知識では知っていたけれど、本当にそうなのだと知って少し驚きを感じた。


泊まったのは天満にあるアパホテルで、フロントの人がすごく丁寧なのに驚いた。商人の町だからなのかなあ?なんて思ったりした。


診療情報管理士のスクーリングは天満にある研修センターで行われた。とても寒かった。初日は朝10時から、夕方5時まで講義があった。


講師の女性が「それはひどいやんって私、言うたんですよ。」などと上沼恵美子みたいな話し方をするので、これが大阪の女性のスタンダードな話し方なのかと少し驚いた。真剣な話なのに、どこか漫才のように聞こえる。


講師の女性が「マサチューセッツ総合病院のカルテの表紙には、このカルテは主治医のためにあるのではなく、病院の宝である、っていうことが書いてあるらしい」というので、ネットで探してみたけれど、見つからなかった。ちなみに、カルテは英語ではmedical chartやmedical recordだ。こっちの方が意味がわかりやすい気がする。


2日目は朝9時30分から午後4時30分までが講義時間だった。午後は統計の授業だった。


統計を苦手にしている人が多く、試験の点数も低いと以前から聞いていたが、まわりを見たら講義中にも関わらず、寝ている人がたくさんいて、確かにみんな数字が苦手なんだなあ、という気がした。逆に僕はこういうみんなが勉強をしないところで点数を稼ごうと思って、真剣に聞いていた。


平均を求めたら、平均との距離を2乗することで分散を求める。そして、その平方根を求めると標準偏差が求められる。それをさらに平均で割れば変動係数まで求められる。ということを1時間くらいかけて教えてくれる。


分散の平方根を求める理由は、「単位も2乗のままになってしまう」から、という説明を聞いたとき、「おお」と僕は思ったけれど、そう思った人は少数派らしく、ほとんど無視されていた。


今回、最も秀逸だと思った講師の冗談は「コインを投げたとき、必ず裏か表になりますよね。もちろん、ピタッと立つことも考えられますが。」というものだった。確かに、コインも立つことがあるし、サイコロだって壁に引っかかって斜めになることもあるよなあって思って、なかなか深い冗談だと思った。ほとんど笑いが取れなくて気の毒な気はしたけれど。


講義は明日も続く。明日は僕が苦手にしているというか、まだ全然、理解ができていないコーディングだ。


明日の授業が終わったら、今後、どのように勉強をしていくか、気象予報士の勉強とどうすりあわせをしていくか、などを考えながら、長野に帰ろうと思う。


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ボイド・モリソンの「THE ARK 失われたノアの方舟 タイラー・ロックの冒険1」(竹書房文庫)の上下巻を読み終わった。


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ストーリーの内容がシグマ・フォースシリーズそっくりなので、同じ作家が書いているのではないかと最初は思ったほどだった。


秀逸なのはアクションシーンの描写で、映画を観ているのかと思うほどに、状況が目に浮かぶ。そしてこのアクションシーンがふんだんにある。


ただ、謎解きの面白さは今ひとつで、科学知識や歴史的事実を味付けに使っているものの、新たに興味を持つような知識はほとんどなく、その点は残念だった。ノアの方舟については、若干、詳しくなる。聖書に書いてあるとおりの大きさでノアの方舟を造ったら、すぐに崩れて沈没することを知ったのが、わずかな収穫だった。

金曜日は仕事の上でいろいろあって、早く帰りたかったが、大雪警報が出たので帰れなかった。


部下2人と3人で徹夜をしたのだが、警察に呼び出されて、途中から部下2人はいなくなってしまった。

緊急性も乏しいのに、なぜ警察が呼び出すのかわからない。僕が口答えしたのが気に入らないらしく、今後問題にするのだそうだ。


部下がいなくなってしまったので、とても困った。山ほどの苦情の電話を受けて、山ほどの仕事の受け渡しをして、何度頭を下げたのかわからない。部下は4時間ほどで戻ってきてくれたが、仕事は多くなる一方だったので、朝6時には応援も依頼した。


昼頃に、スタッフが揃いだして、ようやく帰れることになった。車を掘り出すのも一苦労だった。道は除雪が行き届かないので、ガタガタしていてスリップも多く怖かった。


家に帰ってから、家の前の除雪をした。近所の人が僕が家に入れるまでは除雪をしてくれていて、嬉しかった。


シャワーを浴びてから寝た。神経がささくれ立っていて、些細なことで爆発しそうだった。3時間ほどウトウトとして、目を覚ました。頭はかなりすっきりしたが、イライラが相変わらず募り、これは危険だと思った。


とりあえず、冷凍パスタを電子レンジで温めて、腹一杯になるまで食べた。それから、「亀、走る」という韓国映画を観た。ぬるい仕事ぶりだな、と韓国警察を見ながら思っていたが、見終わって、危うく涙がこぼれそうになった。


それで、ようやく人間らしい性格が少し戻ってきたような気がした。


職場は僕が帰ったあとも激務だっただろうが、考えても仕方がないので、とりあえず全てを忘れようと努力した。でも、うまくいかなかった。月曜日以降の仕事も考えると気が重い。


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日曜日に目覚めたとき、頭はクリアになっていて、性格もまあまあ穏やかな普段の状態に戻っていた。


除雪できる格好をして、家の外に出た。家の前は昨日の夕方、近所の人が除雪をしてくれたらしく、きれいに除雪されて、アスファルトが見えていた。雪かきをする場所は、もうなくなっていた。


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昨日、ポストに宅配便の不在連絡票が入っていたことを思い出して、電話をした。
「今日は再配達を受け付けないことにしているんです。」
オペレーターの女性が言う。

「わかった。今日は、苦情とか多いんだろうね。」
僕も昨日はそういう立場だった。
「ええ。そうなんです。でも、長野県全体がそうなんです。」
「運べる状態になってから運んでくれればいいよ。がんばってね。」
「ありがとうございます。がんばります。」


彼女が受けるだろう膨大な数の苦情について思う。
彼女に苦情を言っても、早く荷物が届くはずがないことに、どうして気づけないのだろうかと思う。反論できない立場の人に、文句を言うことは空しい。明日、また僕は言われる立場に回るから、そう思うのかもしれないけれど。


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夜には近所の組合の飲み会がある。来年度の役員選出ということで、僕は間違いなく役員にならなければならなくなる。年齢の問題で、どうしても引き受けなければならないことになっているそうだ。


僕はおそらく、リーダーを補佐する立場になる。そうなのであれば、がたがた言わず、きちんと補佐の仕事をやりたいと思う。


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イ・ヨンウ監督の韓国映画「亀、走る」を見た。


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http://youtu.be/3jsXvXLcrl0


田舎刑事が、のんびりと仕事をしている。妻は靴下の内職をしていて、いつも頭が上がらない。妻のへそくりを賭けて、大穴を当てるが、男に奪われてしまう。奪った男は、全国的に有名な脱走犯で武術の達人だ。


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金とプライドを賭けて、田舎刑事が立ち上がる。
しかし、失敗ばかりが続く。


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途中、あまりの警察の腐敗ぶりやいい加減さ、パワハラ等々が大ありで、しかもそれをごく普通なこととして撮っていることに呆れるが、どこか微笑ましくもある。


日本もこういう国になっている可能性だってあったな、と思う。真面目な日本の視点からは信じられないことも多い。ただ韓国と比較すれば格段に進んでいる日本の警察が素晴らしいことばかりだとは、今の俺には思えない。


ラストシーンでは、小さな感動があった。涙がこみ上げてくるような感じがして、泣きはしなかったけれど「この映画で、俺は少し救われたな」という気がした。


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ディカプリオ主演でスピルバーグが監督の映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」も観た。


catchmeifyoucan

http://youtu.be/hFj3OXVL_wQ


高校生が家出をし、先々で小切手詐欺を繰り返す。パイロット、医師、弁護士等になりすまし、銀行を欺く。最終的には、彼は4億円近くを奪い取ることになる。


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僕はトム・ハンクスが腕利きの刑事というのがどうもピンと来ないけれど、ディカプリオは素晴らしい。


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頭の良さの他に、やっぱり人生には演技力が必要だよな、とこういう映画を観るたびに思う。僕にはその才能が全くないが、偉くなるにつれて、全くないではすまない状況に陥ることが多いような気がしている。僕は悪い意味で正直すぎる。


先日、メンタルヘルス・チェックというのが職場であって、やってみたら「従順性が足りない」なんて指摘がされて、ふざけるな、と思った。この検査でそういった反応をしてしまう当たりが、「従順性が足りない」のだと思う。少なくとも、見た目には従順に映るように、そういう演技ができる人間になりたいと思う。


僕がこの映画で気に入ったのは、主人公がどういう手を使って司法試験に受かったのかというところだった。


泣き言は言わず、やるべき時にはきちんとやるべきことをしようと、映画を見終わった後、思った。

最近、運に見放されてきた気がしていた。
試験も思っていたよりもうまくいかなかったし、マインスイーパーをときどきやるけれど、5割の確率の時には、必ず間違える。ネット麻雀でも負けが続いてばかりだ。


リーダーの資質は運の良し悪しで決まると、以前、司馬遼太郎の本で読んだことがある。努力でなんとかなるものなら、運を少しでも引き付けるような努力をしたいと思う。


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金曜日の夜、職場の同僚に誘われて雀荘に行った。
夜中の2時過ぎまで麻雀をして、鼻血が出るくらい負けた。こんなに負けていいのかと思うくらいに負けた。手痛い出費になった。


外に出たら、雪がかなり積もっていた。車も雪に覆われていた。
雪の中、震えながら家に帰ってきた。


雀荘のなかは空気が悪いので、雀荘に持って行ったものや体にタバコの匂いが染みついている。風呂に入りたかったが、こんな夜遅くに湯沸かし器を使うのは近所迷惑だと思ってやめた。


翌朝は6時30分に起きた。
風呂に湯を張ってから、家の前や近所の雪かきをする。この辺りでは、こんなに雪が積もることはめったにない。雪かきをしているうちに体が温かくなってきた。


7時前には雪かきも終わり、風呂に入って、それから二度寝をした。


10時頃に姉から電話があった。「今日は母の命日で、花を買ったのだけど、あまりの雪の量でお墓に行けない。」ということだった。「だから仏壇で私の分まで祈っておいてほしい。」と。


今日が母の命日だということをすっかり忘れていた。
誰かがお墓に行ったら、雪に覆われていた、という話しも聞いた。
忘れずにお墓参りをしてくれる人だっているのに。


大切なことを、僕はみんな忘れてしまう。


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そんなわけで土曜日はこれ以上ないくらい、ダメな1日の過ごし方をした。
寝て、あとはテレビを見ていた。見ていたのはほとんどケーブルテレビだ。


ときどき窓から外を見ると、雪が相変わらず降り続いているのが見えた。
でも、雪かきをしようとはもう思わなかった。


++++


日曜日も朝6時30分に起きて、雪かきをした。
もう雪は降っていなかったけれど、重い雪を片付けていたら、除雪用のシャベルの柄の部分のネジが折れてしまった。
手で持つ部分が抜けてしまうようになったので、雪かきはますます難しくなった。
8割方終わったところで、「とりあえず、これで良しとしよう」と思って、温めていた風呂に入って、また2度寝をした。


眠たくて仕方がなかった。いつまでも寝ているわけにはいかないので、目を覚ましたとき、食料の買い出しにスーパーへ行った。
帰ってきて、食事をし、それから再び雪かきをした。
道路の雪はほとんど片付けることができた。


着替えると、どうしようもなく眠くなってしまい、イスに座ってぼんやりとDVDを見たり、本を読んだりした。


それで日曜日も終わってしまった。来週の1週間で、いろいろと立て直したい。気象予報士の勉強だけでなく、診療情報管理士の勉強も本格的に始める必要がある。


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ジェームズ・ロリンズの「ウバールの悪魔 下巻」(竹書房文庫)を読み終わった。


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シグマフォースの最新刊だと思って読んでいたのだが、どれだけペインターがピンチになっても仲間が助けに来ない。おかしいなあ、と思っていた。


あとがきを読んで、この本がシグマフォースの第1作目であることを初めて知った。翻訳されたのが、最近だというだけの話しだった。まだ仲間と出会っていないんだから、誰も助けに来ないわけだと、ようやく納得した。


観光地に秘密の場所があって、危険を冒してそこを訪ねると、隠されていた秘密が暴露されるという、この物語のおきまりのパターンは、元々だったのかと思った。


それでも今回、学んだこともある。今まで、水の密度は摂氏4度が最大だということは知っていた。だから、池の底には摂氏4度の水が溜まり、軽い氷は表面に張る。でも、その理由までは知らなかった。


水の分子が「く」の字型に曲がっていることが、固体になるときに隙間を作りやすくしているらしい。水の分子はH2O。つまり水素原子2つと酸素原子1つとでできている。「く」の字の両端に水素原子が、「く」の字の中央に酸素原子があると考えるとわかりやすい。


固体になるときに隙間ができやすいということを考えながら雪が降るのを見ていたら、確かに、水が固体になった雪の結晶だって隙間だらけだよなあ、ということに思いが至って、なるほど、と思った。


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サム・ライミ監督の「シンプル・プラン」を見た。


simpleplan
http://youtu.be/dVYJ0g7xgQM


最初のシーンから、カメラワークにホラー映画のような意図を感じていた。クリアで、硬質で、そして意味するところは画面に見えているものだけではないぞという、そんな感じ。


雪の降るなか、カラスがじっとにらみ付けている。


simpleplan1

僕はこういう映画は実のところ苦手で、見るのを何度もやめようと思ったけれど、頑張って最後まで見た。


キャスティングがいい。
怪しい無職の兄、そして兄の友人の高校をドロップアウトして40歳になった無職の男。どちらも演技がぴったりとはまっている。


simpleplan2

主人公は会計士の資格を持つ男。この3人が、440万ドルもの大金を見つけたところからドラマが始まる。


主人公の妻の助言が、思わぬ方向に3人を進ませる。見終わった後、もっとも罪深いのはこの女だよな、と思った。


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いい映画だと思ったが、僕にはまだ消化不良で、この映画を理解しきっていない。この映画には、ストーリー以外の何かのメッセージがあるように感じる。人はどう生きるべきなのか、とかそんな感じのメッセージだ。


見終わってから、やはりいい映画なんだな、と思った。

家のトイレのスイッチがなかなか反応しない。もう築40年も経つ家なので、あちこちが壊れても仕方がないのかもしれない。


ただ、トイレのスイッチのような頻繁に使う場所が壊れてしまうのは、大変に困った事態と言える。仕事柄、よく建設工事現場の人と会うが、今はあらゆる建築業者が、消費税アップの駆け込み需要で忙しい。トイレのスイッチひとつを代えてくれと、なかなか電気の業者には頼みづらいし、出張料もいくら取られるかわからない。頼めたとしても、来てくれるのはいつになるかわからない。


そんなわけで、自分で直すことにした。本来は資格が必要らしいが、自己責任ということであればかまわないだろう。スイッチの取り付けくらいできる、と思っていた。


アマゾンでスイッチのセットを買った。1200円くらいだった。


感電しないようにブレーカーを切ろうかと思ったが、めんどくさいのでやめにした。その代わり、絶縁するために皮の手袋をする。古いスイッチのネジを外し、コードを外す。古いスイッチなので、コードとスイッチを繋ぐ部分はネジ式だったが、今のスイッチはコードをスイッチについている穴に突き刺すだけで、ネジで留める必要がない。ただ、突き刺すときに、根本まで突き刺す必要がある。


スイッチボックス内をついでだからと掃除をしながら行っていたので、少し時間がかかったけれど、それでも10分くらいでできた。スイッチを留めるネジが錆びていたのは、多少問題かもしれないけれど、ほかに大きな問題はなく、スイッチも十分に機能していたので、これでいいや、ということにした。


ネジを差し込んで、受ける側のネジ穴を探る際、微妙な凸凹を探るために無意識のうちに手袋を外していた。感電していたら、ひどいことになっていたと思う。スイッチの交換は大した技術が必要だとは思わないけれど、やはり技術者に頼むべきだ。俺は必要があれば自分でまたすると思うけれど、人にはあまりすすめない。


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先週の気象予報士の試験は四谷にある上智大学で行われた。
トイレが少なく、休憩時間にはトイレ待ちの列が数10メートルにもなる。


試験会場は年配の男性が多かった。50歳代や60歳代の人が多くて「ふーん」と思った。ときどき驚くほどかわいい女の子もいた。考えてみれば、気象予報士の試験は芸能界への登竜門という位置づけもあるのだろうからなあ、なんて思った。


僕の右後ろの席の女の子もかなりかわいく、お天気お姉さんみたいな格好をしていた。そういう気分の盛り上げ方もあるよな、と思った。


俺の右隣はおっさんだった。この試験は定規や蛍光ペンなどいろいろと持ち込みが許されている。隣のおっさんは試験時間中、道具を扱う音が大きくて結構やかましかった。こんなやかましい人が前にいたら、女の子も気になるだろうなあ、なんて思った。それから僕の後ろは空席だったが、その後ろのおっさんはやたらと声を出して溜息をつく。「ああ。」とか「ふがあ。」という無意識に出している(と思う)声がうるさい。


「彼女は耐えられたのだろうか。」右後ろを向いたら、一般の試験時には姿が見えたが、専門の試験からはもういなくなっていた。彼女が耐えられなくても仕方がないよなあ、と思った。


この試験は、一般と専門の試験はマークシートだ。今回、僕はマークシート用に1.3ミリも芯の太さがあるシャープペンシルを持ち込んでいた。例えばTOEICのような試験であれば、このシャープペンシルであれば一瞬で塗れるはずだった。ところが、気象予報士の一般と学科の試験はそれぞれ15問しか出題されないので、マークシートで塗りつぶす面積が大きくて、結構塗り絵に時間がかかった。


試験自体は、もう落ちるのは覚悟していた。でもベストを尽くそうと思っていた。実技で、生まれて初めて解答欄を間違えるという失態をしてしまい、パニックになったが、それでも少しは手も足も出て、「結構、身についているものだな」と思った。ただ、合格レベルに達していないのは自覚している。


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試験が終わったあと、新宿駅から「特急あずさ」に乗って茅野駅まで帰ることにしていた。
新宿駅で以前から読みたかったダン・ブラウンの「インフェルノ 上巻」(角川書店)を買った。今回はダンテの「神曲」がテーマだ。


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特急に乗っている間、ずっとこの本を読んでいた。一生見ることがないだろう歴史あるフィレンツェの街中を空想する。日本がどれだけ観光立国だと頑張っても、ヨーロッパの芸術の歴史には遠く及ばないよな、と読みながら考えていた。対抗できるのは、京都と奈良くらいなものだろう。


今回、茅野駅から新宿まで「特急あずさ」を利用した。「特急あずさ」用の駐車場がいっぱいで駐めることができなかったので、車は茅野の駅前にある市営駐車場に駐めていた。
車に乗り込み、地下から出る市営駐車場の出口で精算をしたら、8,500円なんて表示が出て驚いた。


千円札を8枚、奇跡のように持っていたので助かった。「特急あずさ」用の駐車場は、最近すぐに満車になってしまうから利用しづらいのだと、あとから人に聞いた。市営駐車場はすぐに万円単位の駐車料金がかかるから、気をつけた方がいいとも。なのに市営駐車場では精算に1万円札は使えないのだ。もう2度と茅野になんか来るものかと思った。次からは岡谷駅に駐めることにする。


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ダン・ブラウンの「インフェルノ 上巻」(角川書店)は、週のはじめのうちに読んでしまい、ダン・ブラウンの「インフェルノ 下巻」(角川書店)も金曜日には読み終わった。


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ダン・ブラウンは「ダビンチ・コード」と「天使と悪魔」がとても面白かったので、今でも新刊が出るとつい読んでしまうが、今回の「インフェルノ」はそれほど面白みを感じなかった。無意味に犠牲になった人もいて「ひどい話しだ」と読み終わった後から思った。


もっとも人口爆発については、この本を読んで認識を新たにした。今でも毎年、ドイツの人口くらいの人間が生まれているのだという。WHOが避妊を勧めるためにアフリカに行ってコンドームを配ると、その直後にカトリック教徒がアフリカに飛び、「避妊は許されない」と説いてまわり、コンドームが産業廃棄物になっているというのを読んであきれた。WHOとカトリックは仲がよくないらしい。


人為的排出による二酸化炭素が引き起こす温室効果について「それは原因ではなく、症状だ。原因は人口が増えすぎていることだ」という敵の主張はかなり説得力があり、なるほどな、と思った。


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週末にジェームズ・ロリンズのシグマフォース・シリーズ最新刊「ウバールの悪魔 上巻」も読んだ。


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こちらのアクションはスリルがあり、これに比べたら「インフェルノ」のラングドン教授などヨボヨボの爺さまだ。


舞台はイギリスとオマーン。こちらも頭脳戦から目が離せない。
敵はシグマフォースの元パートナー。戦闘は頭脳と肉体と兵器の性能で決まる。


敵以外にも同じチームのなかで1人の美人を2人の屈強な男達が気にかけている。駆け引きをしながら、互いに信頼しあわなければならない。俺の職場は男ばっかりで女がいなくて本当によかったと思う。


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週末には「ガス人間第一号」をDVDで最初から最後までちゃんと見た。

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http://youtu.be/dlUH_CvdhQ4


ガス人間も人間かどうか判断に苦しむところだが、八千草薫の美しさも桁が違いすぎていて、本当に同じ人間とは思えない。高倉健を見ていても思うが、昔のスターは本当にスターだったんだなあと思う。


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ガス人間も、自分から新聞社に素性をばらすなんてことをしなければ、八千草薫と幸せに暮らせたのにと、かわいそうに思った。

週末の(明日の)26日には気象予報士の試験がある。それなりの勉強をしてきたが、勉強量が足りていない。基礎は一応、マスターしたと思う。テキストに書いてある内容はだいたい理解ができた。


ただ、過去問を解く時間がなかった。基本的に試験に出るのは応用問題なので、基礎だけできても問題は解けない。感覚的には足りない勉強量は約2か月分だ。せめてあと1か月あればそれなりの勝負ができたのに、と思う。


反省点は山ほどあるが、それはそれとして自分のなかで解消をしていくしかない。とりあえずは、試験を理由に後回しにしていたプライベートの雑用をこなしてから、今度こそきちんとしたプランを立てて、気象予報士と診療情報管理士の両方の勉強を進めていく必要がある、と考えている。


今回の試験に向けて、自分が意外と頑張ったことには好感が持てたけれど、試験はいつまでも落ちているだけでは意味がないので、次回は受かりたい。手を抜かず、しっかりとした学力をつけて、次回(7月だったか8月だったか)は万全の態勢で臨みたい。


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明日の試験会場は、四ツ谷にある上智大学だ。
今回の試験を受けるために、金曜日は休みを取って、勉強をした。そして、金曜日のうちに赤坂見附まで行ってアパホテルに泊まった。


アパホテルは赤坂のど真ん中にある。
部屋は狭いが、勉強するにはかえって気が散らなくていいくらいだ。勉強机を確保したかったので、受験生パックというのを申し込んだら、夜食用に社長の顔写真入りのインスタントラーメンをくれた。


決して洗練されているという訳ではないけれど、アパホテルはお客のためにという思いで経営しているのがわかるので、僕は嫌いではない。


ホテルのまわりは魅力的な飲み屋が多い。
ついつい飲みにも行きたくなってしまうが、それでは何のために前泊までしたのかわからない。我慢することにした。


田舎と都会の差はいろいろあるが、営業形態の差からいえば、スナックが昼の間、喫茶店になっているかどうかという区別もできる。NHKドラマの「あまちゃん」でもそうだったが、田舎のスナックは昼間に喫茶店であることが多い。赤坂のスナックは、昼の間、喫茶店なんてことは絶対にない。そして信じられないような高い金がかかる。


一度、赤坂のバーで頼んでもいないフルーツの盛り合わせが出てきて、それで会計が10万円近くて怒ったことがある。ウェイターに蹴られたし、暴力団と連絡を取るなんて言われたけれど、最終的に3万円ぐらいで済んだ。


店を出て「勝手にフルーツの盛り合わせなんか出してきて」と友達に言ったら、そいつが「僕、頼んでしまったかもしれません」なんて言い出したので、「まじかよ」と思った。


「俺、蹴られたんだよなあ。訴えちゃおうかなあ」なんて冗談で話していたら、その友達が「さっきの店にコートを忘れてきた」なんて言い出した。結局、彼がコートを取りに行っている間、どきどきしながら外で待っていた。彼が無事にコートを持って外に出てきたときにはほっとした。考えてみると、この街でもいろいろとやっているよなあ、と思った。


土曜日の今日は、基本的には朝からずっと勉強をした。
ここまではやろうと決めたところまでの勉強はできたが、このレベルでは歯が立たないのは自分でも十分に承知している。
むしろ、勉強がある程度進んだ今だからこそ、この試験の難しさがようやくわかってきたといった感じだ。
そしてまた、この試験は体力も相当必要だ。そんなに必要でもないのに、やっかいなものに手を出してしまったなあ、というのが正直な感想ではある。


明日の試験については、もう結果はわかっている。それはいい。
ただ、できるところまででいいので、落ち着いて前向きにきちんとした努力をしてこようと思う。


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勉強の合間にテレビをつけたら本多猪四郎監督の「ガス人間第一号」が放送されていた。

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きっとバカバカしいSFだろうと思ってしばらく見ていたが、すごく気に入った。実験室の描写などでは「ちょっとひどいなあ」なんて思ったシーンもあったし、警官が簡単に発砲をしてしまうあたり、どんなものかとは思ったけれど、1960年に製作された映画とはとても思えない。脚本といい演出といい、この映画には本物の力がある。こんな映画があったのか、という思いがした。

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勉強があるからと思って途中で見るのをやめたが、すごく引き込まれる映画で、試験が終わったら、もう一度きちんと始めから見たい。


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ヒロインの八千草薫の美しさは、とてつもなくて、いつまでも心に残った。ガス人間が彼女を守ろうとした気持ちがとてもよくわかる。俺もガス人間になりたいと思ったほどだ。
彼女を見るためだけでも、この映画は価値がある。

水曜日の日にゴミ当番というのがあって、朝5時50分頃から7時まで、ゴミの集積場に行ってゴミがきちんと捨てられているかどうかの見張りをした。


とにかく寒くて、震えていた。真っ暗だった空間に日が当たって、明るい今日がやってくるのを震えながら感じていた。


僕がいてもいなくても、ゴミは捨てられていく。いちいち中身まで詮索しようと僕は思わないし、一緒にいた人たちも、そんなことを考えているようには思えなかった。ただ、僕は、僕よりもゴミの分別がいい加減な人がいっぱいいることに気がついて、それで少しほっとした。


ここのところ毎朝5時くらいから勉強をしていたが、この日はそんなわけで勉強ができなかった。


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別に、このゴミ当番のせいではないが、気象予報士の試験までにするべきだと自分が決めていた勉強量は、もう絶対にこなすことができなくなった。原因は山のように思いつくが、今さらどうしようもない。


あと一週間しかないので、「やらなければならない」と決めていた勉強量の方を落として、「これだけはやる」と決め打ちをすることにした。


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いろんな人の合格体験記を流し読みしていたら、一度に試験全部に受かろうとせずに、最初は一般知識、次は専門知識、最後に実技試験というように3回に分けて合格するという方法もあるらしい。


少し魅力を感じたけれど、僕は今年は診療情報管理士の勉強も本格的に始めなければならないので、いつまでも気象予報士の勉強はやってられないよなあ、と考え直した。


まあ、端的に言って、気象予報士の試験を甘く見ていた、ということは言えると思う。


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今週末は、さすがに朝から夜まで勉強をした。でも、実力がついている感じがしない。わかっているようでわかっていない。ついつい見当違いな方向に考えが行ってしまう。


あと1週間しかないが、とにかく「運がよければ受かる」レベルに早急に達することができるように、努力を最後まで続けたい。


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来週は水曜日に飲み会がある。
仕事上で、かなり偉い上司が僕に文句があるそうで、それも聞かなければならず、当然、飲まざるを得ない。面倒だが、仕方がない。


とにかく、自分自身に対する酒による被害を(二日酔いのこと)避けるように、心がけたい。


ただもう、既に無理なような気がしているあたりが、俺らしい。

勉強が進まない。朝5時頃に起きてダラダラと勉強をしているが、その程度の勉強では全く足りない。


過去問を見るたびに、手も足も出ず、泣きたくなるような気分になる。2週間後が試験だなんて冗談みたいな気分だ。
先日は簀巻きにされて川に放り込まれる夢を見た。手も足も出ないってことを暗示している夢なのだと思う。ただなぜ脳がこんな夢をわざわざ見せてくれるのか、理解に苦しむ。


1月6日には新年会があって、僕は飲み過ぎた。午前2時くらいまで飲んでいた。
翌朝は電車に乗ることもできず、タクシーで職場に行った。どうしても気分が悪く、午後は仕事が続けられなくなって休みを取った。休みを取ったけれど、家に帰ることができないほど具合が悪かったので、職場の休憩室でずっと目をつぶって吐き気に耐えていた。


「大量に水か何かを飲んだ方がいい。」と上司に言われて、アクエリアスを飲んだが、それもすぐに吐いてしまった。喉のどこかが切れたらしく、吐いたアクエリアスが赤く染まっているのを見たときは、俺はもうこのままトイレで死ぬのかもしれない、なんて思った。


仕事は休みだったけれど、ときどき職場に行って決裁だけはした。二日酔いのせいで部下の仕事まで止めるわけにはいかない。


仕事時間が終わっても、家に帰ることができなかった。前日から風呂に入っていないので風呂にも入りたかったが、風呂で心臓麻痺を起こして倒れたら死んでしまう、と考えていた。結婚していればよかったと思うのはこんなときだ。結婚していれば、きれいな奥さんが、適温にしたお湯で、全身をスポンジで優しく洗ってくれるのだと思う。きっと靴下だって脱がしてくれる。


飲み終わってから16時間ほど経っていたので、車の運転をしてもアルコール分はもう検出されないだろうと思った。ただ吐き気がひどく、水を50ccほど飲むのがやっとだった。部下が帰っていくのを見ながら、俺はどうしようかと、苦しいなかで考えていた。


前日、最後に行った店では、マスターがドアーズのジ・エンドのライブ映像を流してくれた。ジム・モリソンが歌っているのを見ながら、部下に「彼の死因は溺死だった」なんて話していた。
家の風呂のなかで気を失ったら、真のロックン・ローラーでもない僕も溺死してしまうかもしれない。


車を運転して、近くの温泉に行った。お金を払い、モタモタと服を脱ぐ。温泉で気を失ったら、きっと誰かが助けてくれるだろうと考えていた。ただ、温泉のなかでは吐かないように、心のなかで、それだけは注意をしていた。


タオルを持って、蒸気のこもった浴槽を見たとき、体が急に楽になった気がした。ざっと体を洗い、低温のお湯に浸かっていたら、あれほど消えなかった吐き気がなくなった。


風呂から出た後は、とても気分がよかった。帰りに「すき家」に寄ってカレーも食べた。まだ本調子ではなかったけれど、「ようやく戻って来ることができた」という気がした。


その翌日の夜、職場の近所にあるそば屋で鴨そばを食べた。お客は僕だけだった。そばは伸び過ぎで今ひとつだったが、鴨肉がおいしく、ネギもうまかった。カモがネギを背負ってくるという言葉の意味が本当に理解できたような気がした。


東京の従兄弟が、姉に松葉ガニを送ってくれたので、金曜日の夜に食べに来るように姉に招待されていた。それを楽しみにしていたら、金曜日に、前の職場の方々が僕の職場にワインを送ってきてくれた。


そういうことになれば飲まざるを得ない。姉の家で義兄と一緒に3人でカニを食べ、ワインを飲み、それから随分と高い貴重な日本酒も飲んだ。カニはうまかった。ワインは2012年のもので、若い感じがした。東京の従兄弟が美味しいワインをごちそうしてくれたことがあるので、僕も姉もワインについてはソムリエ並みに味の評価をする。ワインも日本酒もほとんど義兄と2人で飲んでしまった。姉が作ってくれた料理もたくさん食べた。


そんなわけで、土曜日も飲み過ぎと食べ過ぎが原因で具合が悪かった。俺のことをバカだと思う人が多いと思うが、俺だってみんなに負けないくらい、自分のことをバカだと思っている。年賀状も「お酒に飲まれないように」とか「キャバクラに行ってる?」なんてのがいっぱい来た。みんなにこう思われているのか、と思う。うるせえ、という思いと、気をつけますという思いが交錯する。


土曜日は午前中から温泉に行き、それなりに爽やかな気分にはなったが、勉強は捗らず、困った事態になっている。


仕事の方では、かなりのクリーンヒットも打ったが、頭を抱え込まざるを得ないような問題も生じた。


俺の2014年のスタートは、幸せなのか不幸せなのかは、見る角度によって微妙に違う。
とにかく、起きてしまったことは仕方がないので、これからでも間に合う部分は間に合わせるように、前向きに対処していきたい。


実際、それしかできないんだから、仕方がない。