今週も雑用が多く、バタバタしているうちに一週間が終わってしまった。
どうしてこんなに、忙しいのだろうと思っていた。必要があって4月から7月までの事故件数を調べてみたら、昨年度の4月から3月までの一年度分と同じ件数だった。忙しいわけだよ。


それでも、エクセルとワードの差し込みで、報告書等の文書作成については、かなりの部分を自動化している。処理スピードは速くなっている実感がある。


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金曜日に健康診断があると以前から知っていた。


検便をしなくてはいけないことになっていて超面倒くさい。自分が出したものとはいえ、便を観察して、その一部分を採取するなんてことは拷問に近い。勘弁してくれよ、と思う。


健康診断が僕は大嫌い。希望者だけにすればいいのに、と基本的には思っている。がんの4.4%は健康診断時の被爆が原因なんていう雑誌の記事を読むとますます受けたくない。


それでも、今はどっちかというと、健康診断を受けさせる側の立場でもあるので、自分から率先して受けるような姿勢は示さないといけない。


朝、トイレットペーパーを水面に浮かせ、それから、的みたいな絵が描かれた紙を浮かべる。そこに中途半端に便をする。それから、楊子みたいな形をしたプラスチックの棒を便に突き刺して、採便する。情けなくって涙が出そうだ。


2日方式とかいう方式を採用しているらしく、それを2日間もしなければならない。悲しかったが、何とかやり遂げた。この苦痛に比べたら、資格試験の勉強の方がよっぽどましだ。体の健康には多少利点はあるのだろうが、精神的には健康診断は苦痛で不健康きわまりない。


金曜日は朝から管内パトロールがあったので、健康診断を朝一で済ませてからパトロールに行かなくては、とずっと思っていた。でもどうして、俺は金曜日の予定表に健康診断のことを何も書かず、管内パトロールしか書かなかったんだっけ?


そんな疑問がときどき頭をかすめたけれど、真剣には考えていなかった。まさか、健康診断が来週の金曜日だったとはなあ。


検便って健康診断5日前までの便しか有効にならないらしい。だから、無駄になるんだろうなあ、とは思いつつも、今は冷蔵庫の中に牛乳なんかと一緒に保管してある。目にするたびに、目をつぶりたくなる。


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土曜日は、キンドルでシム・シティをうっかり始めてしまったところ、すっかりはまってしまい1日を台無しにした。


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消防署を建てずにいたら、シムの住民が火事を毎晩、数回ずつ起こすようになってしまい、頭にきたので(現実の)金をつぎ込んで立派な消防署を建ててしまった。時は金なりと言うが、時も金も両方ムダにしてしまうと、ショックはかなり大きい。


キンドルの電源が0パーセントになって、画面が消えるまでやっていた。電源が切れたときにようやく我に返って反省をした。そしたら、仕事の関係で電話がかかってきて、その対応に追われた。バーチャルの苦情を聞いていたら、現実の苦情対応をしなければならなくなるなんて、俺の人生は苦悩に満ちている。


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日曜日には姉が来て、掃除を手伝ってくれた。大量のゴミが生まれ、ゴミ袋数袋分にまでなった。


午後は、家や地域の雑用をこなす必要があった。面倒くさかったが、それも全てこなした。


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ジョシュア・フォアの「誰でも記憶の達人になれる」という講演をTEDで聞いた。
http://www.ted.com/talks/joshua_foer_feats_of_memory_anyone_can_do

僕は高校時代、歴史の勉強をなぜするのか分からず、分からないことを理由に勉強しなかった。大学に入学したとき、歴史が得意という友だちに、どうやって勉強すると効率がいいのか聞いてみた。


彼によると、すぐに高得点に直結させるには、年号を覚えることが早道なのだという。俺はそれを聞いて、ますます歴史から興味が失せてしまった。


記憶の達人になるには、訓練やテストでは電話帳に載っている電話番号を覚えたりもするらしい。それを聞いたら、年号を覚える方がまだましか、なんて思った。


でも、そこまでして記憶力を磨く必要があるのだろうか?
講師は「記憶は人生そのもの」なのだという。それを聞いて、はっとした。確かにそのとおり。記憶がなくなったら、人生はなくなってしまう。


記憶することを億劫がらずに、前向きにとらえようと、この講演を聞いて思った。


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TEDでは、ガイ・ウィンチの「感情にも応急手当が必要な理由」という講演も聞いた。
https://www.ted.com/talks/guy_winch_the_case_for_emotional_hygiene?language=ja

子供に、いくつかのボタンがついた箱を与える。赤いボタンをスライドすると子犬が飛び出してくる。


複数の子供に箱を与える。どの子も赤いボタンをスライドさせ、子犬を飛び出させる能力はある。ところが、1人の女の子は、いくつかのボタンを押したり引っ張ったりしたが、うまくいかずに泣き出してしまう。それを見ていた男の子も一緒に泣き出してしまう。


このような失敗が感情を大きく傷つける。感情が傷つくと、チャレンジする気持ちを失ってしまう。もう箱をいじろうともしない。やればできる子がやらなくなるのは、感情が傷ついてしまったからだ。


この講演を聞きながら、僕が中学や高校の時に勉強をする気を失ったのは、感情が傷ついていたせいなのか、と思った。もったいないことをしたものだ。


結局、勉強の世界はチャレンジし続けた者が勝つ。今は僕はそう思っている。もう中年のおっさんになってしまったが、僕はまだまだ勉強する。感情に負けず、あるいは感情をいたわりつつ、僕はこれからもチャレンジャーの気持ちを持ち続けたいと思った。

台風11号が迫ってくる金曜日、僕は出張に行かなくてはならなかった。
必要なファイル(6冊!)を鞄に入れ、ボイスレコーダーや帰りのバスの時刻表の有無もダブルチェックする。会議がいつ終わるのかわからないので、帰りのバスの予約はするものの時刻表は必須だ。


台風11号の対応のことはずっと頭にあった。出発前もそのことで頭がいっぱいだった。この週は台風11号のほかにも予期しない事故が多発して、残業続きでなかなか寝られなかったが、金曜日に出張先に行く間に寝られるからいいや、と思っていた。


バスターミナルに車を駐め、受付カウンターへ向かった。財布を取り出そうと思って鞄のなかに手を入れたが、そこに財布がなかった。出発まで10分しかなかった。車に走って戻り、車の中も自分のポケットというポケットも全て調べたが、そこにもなかった。


「俺は会社に財布を忘れた。」情けない思いやら、これからどうするんだという思いやら、寝たかったのに、という思いやらいろんな思いが錯綜した。


再び職場に戻る。部下が社用車の手配をしてくれたので、それを運転して出張先に向かう。高速道路が一部、事故のために不通になっていたので、かなりの区間、一般道を走らなければならなかった。


昼飯は、運転しながらサンドイッチを食べた。会議にはなんとか間に合った。そして、会議はまあまあうまくいったと思う。


職場に帰ると、台風11号がちょっとした暴れん坊ぶりを発揮して、あちこちに爪痕を残しつつあった。その対応をいくつかして、僕は帰った。残りは当番の人に任せた。


土曜日は溜まっている仕事をこなす必要があって、元々、残業をするつもりだった。午前中は、台風11号のからみもあって、余計な仕事が飛び込んできたが、それでも、自分の仕事はかなり進めることができた。


午後1時頃、家に帰った。クリーニングや様々な依頼で雑用をこなしたあと昼寝をしていたら、夕方、また職場に呼び出された。


それから午後9時過ぎまで残業をした。そして、日曜日も朝7時30分から午前11時近くまで残業をした。


日曜日の午後は地元のお祭りがあった。僕は写真を撮る係だったので、その仕事をした。途中からビールを飲み出し、焼き鳥もたくさん食べた。
疲れが出たのか、喉が痛く、風邪気味だった。それでも、夜は2次会まで行って大量に飲んだ。


月曜日は朝から、本格的に喉が痛くなり、熱も少しあるようだった。何もする気力が湧かなかった。午前10時くらいまで寝た。午後は今まで取り組んでいなかったワードのエキスパート試験の勉強でもしようと思う。


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キンドルで、満田拓也のマンガ「BUYUDEN」(少年サンデーコミックス)の全13巻を一気読みした。


BUYUDEN

優等生、イケメンでスポーツマンの小学生が、自分よりも頭が良く、ボクシングの強い、かわいい女の子に憧れて、ボクシングを始めるというストーリーだ。


女の子は試合中に網膜剥離を起こしてボクシングを辞めてしまい、私立の女子中学校に行ってしまう。


その後も、主人公はボクシングのために体を鍛え続ける。よく読んでいくと、結構、都合のいい話だったりするけれど、マンガというのはそういうものだ。


最終刊まで楽しく読めた。

夢のなかで、僕は知り合いの女性を2人殺した。共犯者がいて「もう殺すしかないでしょう。」と言われた記憶がある。


殺したのは6階建てのマンションで、5階だった。殺した数日後、同じマンションの4階で会議があった。そろそろ、この暑さで腐敗が進み、死体が見つかる頃なのだろうと思っていた。このマンションの上の階に死体があると思ったら、僕の自由も時間の問題だという気がした。


赤坂を見下ろす坂を下りながら「これが現実でなく夢だったら、どれだけいいだろう。」と思っていた。新聞に僕の名前と顔写真が大きく出ることだろう。テレビでも放映される。もちろんネットでも。言い訳ができるような余裕はどこにもない。もう今の場所に住むことはできず、どこかに引っ越さなくてはいけない。


ところで、動機はなんだったのだろう?思い出すことができない。警察に「話したくない。」と言う人の気持ちが少しわかったような気がした。話したくても、思い出せないから話しようがない。


ところで、俺はどうやって殺したんだ?扼殺か?絞殺か?刺殺か?どうやって殺したんだっけ?そんなことを考えているうちに「これは本当に夢ではないのか?」と思い始めた。どんなに考えても人を殺した記憶が全くない。


そこで、目が覚めた。すごく寝汗をかいていた。「夢だったのか。」目を覚ました後も、不安感に支配されて、まだ夢を見続けているような気がしていた。


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家の庭の草が伸び、ジャングルのようになっていた。毎年夏と冬の2回、庭の手入れをする人が来てくれることになっている。ところが、今年はなかなか来てくれない。猫が来るようになったのも、猫が身を隠す場所がたくさんできたのが原因のひとつと思っていた。


そんな手入れをいしてくれる人を待たずとも、自分で庭の草くらい自分で刈ってもよさそうなものだが、僕はそういう気が起きない。勢いよく伸びた草を前に、半ば呆然として、野良猫ではなく野良羊でも来てくれないだろうか、などと思うところまでが僕の限界だ。


庭の手入れをしてくれる人はとても誠実な方だ。なかなか来てくれないのは、もしかしたら病気になってしまったのかもしれない、と思っていた。そうしたら、俺はこの庭の状態のまま、ずっと暮らしていかなくてはならない。「悲しい」とつぶやきながら、毎日暮らしていた。


今週、家に帰ったら、はしごが置いてあった。「ようやく庭の手入れをしてくれることになった。」そう思って嬉しかった。庭の手入れをしてくれる人に電話をした。元気そうでほっとした。庭の手入れには時期があり、まずは松の生えている庭から手入れをするのだそうだ。


「家にあるイチジクの木もベニマンサクの木も、木の状況次第ではお手数をおかけしますが、切り倒してください。玄関のバラのアーケードも、切ってしまってかまいません。迷ったらみんな切っちゃってください。」


翌日、家に帰ったら、イチジクの木もベニマンサクの木も、バラの木も、全てがなくなっていた。支払いに伺ったとき、イチジクの木は虫に食われて、ボロボロだったと聞いた。


庭は草もきれいに刈られアジサイが色濃く目立っていた。姉が来たら「みんな切っちゃったの!」と怒りそうだが、僕はこのくらいすっきりしていた方がいい。今でも、僕の家には木が多すぎだと思っているくらいだ。


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今週は、日曜日に飲み過ぎ、月曜日は二日酔い。木曜日に飲み過ぎて、金曜日は二日酔いだった。


そして、金曜日は仕事がものすごく忙しく、僕は遅くまで残業をした。飲み過ぎた罰だと自分に言い聞かせていた。


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土曜日は、地元の友だち男ばかり6人で、1泊2日の旅に出ることになっていた。全員、同じ年度の生まれだ。


朝8時30分に家まで迎えに来てもらい、友だちの車に乗った。


まずは、岐阜県の金華山にある岐阜城へ向かった。近くの駐車場に車を止め、グルグル回る歩道橋を経て、ロープウェイ乗り場に行く。


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(これが岐阜城。山の上にある。重機が1台もない時代に、こんな城を作れと言われた部下は、無茶を言うなと泣いたと思う。)


そこから、ロープウェイを降りてから20分くらい歩いて、岐阜城に入った。岐阜城の天守閣にまで登ると、高い場所にあるせいか、風が涼しく気持ちよかった。


野球場、サッカー場、陸上競技場が眼下に見える。岐阜はどこまでも平らで、公共施設が整ったいい所だなあ、と思った。


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(川が蛇行している。広い平野でうらやましいが、水害には弱い一面もあるように思う。水はけを良くするには、川はまっすぐ作った方がいいんだと思う。あくまで、俺の主観だけど。)


その後、岐阜駅の近くにまで行き、友だちの親戚が経営しているフレンチレストランで、フルコースの料理を食べた。シャンパンも白ワインも赤ワインも飲み、メインでは肉と魚の両方を食べた。


それから、ホテルにチェックインしたあと、ビヤホールで飲み、居酒屋で飲んだ。相当、酔っぱらったあと柳ヶ瀬まで歩いたが、結局、どこの店にも寄らなかった。岐阜駅近くまでタクシーで戻り、それからラーメンや餃子を食べ、ここでもビールを飲んでいた。


こうして書いていても思う。食べ過ぎだ。通風にもなるわけだ。


翌日は中京競馬場まで車で行った。勝った友だちもいたが、僕は惨敗した。
競馬場でも焼きそばを食べ、牛丼の大盛りを食べた。


また、田舎に帰ってきてからもハンバーグを食べ、ピザを食べた。
そんなわけで、飲み過ぎて食べ過ぎ、お金もたくさん使った旅行だった。


楽しかった。

保健所に行って「家に野良猫がいるんですが」と言ったら、「じゃあ、持ってきてください。こちらでは捕獲はしないので。」という。なんだか怒っているようだった。いろいろと聞きたかったけれど、面倒くさそうな人だったので「そうですか。」と言って帰ってきた。


朝、ウッドデッキに通じる窓のカーテンを開けたら、子猫が一匹寝ていた。いったん部屋に戻ってカメラを持ってくる。
カメラを構えていたら、目を覚ましたので写真に撮った。
ものすごいスピードで逃げていく。捕まえることなんかできっこないよなあ、と思う。


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その子猫は少し痩せていた。毛並みもあまりよくなかった。30分くらい経った後、飢え死にされるのは困るので煮干しでもあげることにした。いったい、どうやって子猫たちだけで暮らしているのだろう?煮干しを使えば、もしかしたら、手なづけることができるかもしれない。


再び、ウッドデッキに通じる窓のカーテンを開けた。煮干しを手に握っていたが、子猫の姿は見当たらなかった。「どこに行ったのだろう」と目を上げたら、目の前のイスのクッションの上に巨大なデブ猫が座っていた。「俺様になんか用か?」と言いたげな目をしていた。


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「勝手にイスに座っているんじゃないよ。煮干しを持ってきたけれど、おまえになんか絶対にやらない。」
子猫の父親なのかもしれなかった。太り具合からいって、どこかの家の飼い猫のようだった。


夕方になって、またカーテンを開けると、子猫が3匹と母猫がいた。子猫は僕の姿を見た途端、走ってどこかに逃げていった。母猫は怯えた表情でその場で固まっていた。僕がカメラを構えても、じっとしていた。


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ここに来て、ようやく状況が分かってきた。僕の家には、今、3匹の子猫と母猫がいて、それから太ったデブ猫がときどきやって来るようだ。どうしたら捕まえることができるのだろう?なんとかしたいとは思うが、どうしようもない。


ちなみに、猫という動物は、人間がいなくなると絶滅するらしい。カモメもそうなのだという。
猫が逃げ去ったあとのウッドデッキに「一蓮托生だからな。」と言ってみたけれど、それはよく考えてみると、間違った言葉だった。


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金曜日は、気象庁から注意報が発令され、朝5時に呼び出しを受けた。当番の3人が呼び出しを受けたのだが、今年から来た新人が、寝坊をしているのか会社に来ない。携帯に電話をしても留守番電話だ。


「まあ、いっか。俺たちだけでも。」
2人でダラダラ仕事をしていたら、緊急事態が2カ所に発生し、走り回らなければならないような事態になった。あちこちに電話もしなければならない。


6時20分に、あちこちに電話をかける隙間の時間、新人に電話をした。
「ふぁい。何ですか?」寝ぼけた声を聞いたら、怒りが体を駆け巡った。
「何ですかじゃねえよ。当番だろ!緊急事態だ。さっさと出て来い!」


新人が「遅れました」などと言いながら会社に来た頃には、もう緊急事態はほとんど収束していた。
残務処理をいくつかやらせて、「当番の日に寝坊してるんじゃないよ。緊張感を持って仕事しろ!」とだけ小さい声で怒っておいた。


でもまあ、考えてみたら、俺が彼の年の頃には司法浪人を名乗って、ダラダラと日々過ごしていただけだった。自分のことを棚に上げて、怒るのもどんなもんだろう?とも思った。


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土曜日の朝、ベッドに寝転がって任天堂3DSで将棋をしていたら、部下から電話があった。事故だという。


それで、土曜日の午前中は、いろんな人を俺の自家用車の助手席に乗せて、走り回った。通報してきた人も現場をきちんと示すことができず、成果は必要最小限のものしか得られなかった。こういうお金は経費で下りず、全部持ち出しだ。


その足で職場に行った。足りない書類をかき集めて家に帰る。家で事故をまとめようかと思ったけれど、気力はなかなか湧かなかった。


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土曜日に髪を切りに行ったとき、雑誌ナンバーのバックナンバーがあったので、読んでいた。日本ハムの大谷選手が「正しいことと楽しいことは違う」と言っているのを読んで、「本当にそのとおりだよなあ。」と思った。


彼の好きな言葉は「権利と義務」なのだそうだ。大勢の部員のなかでレギュラーを取れるのは一握り。そのレギュラーとして野球ができる権利には、全力でプレーをするという義務が課せられているのだという。


20歳で、ここまでいろいろと考えているのかと、頭が下がる思いがする。そうでなければ、プロのなかでも活躍ができないのだろう。


記事を読みながら、できるだけ、僕も「楽しいこと」だけではなく「正しいこと」ができるように努力したいと思った。


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あと、ワード2010のエキスパート試験に合格すれば、僕はマイクロソフトオフィス2010のマスターという資格を得ることができる。


パワーポイント、アクセス、エクセルと比較して、ワードのエキスパートというのは正直言って必要がない。ワードに差し込み印刷以外の優れた機能があるとはとても思えない。おそらく使わない(いらない)機能が試験項目になっているんだと思う。


そんなわけで、やる気はあまりないが、せっかくここまで取ったのだから、あと一科目であれば取ってしまいたいと思う。


使わない機能についての勉強を何か月もする気はないので、試験会場があれば8月中には合格してしまいたい。エクセルやアクセスは満点を取りたかったが、ワードのエキスパート試験は本当にギリギリの合格で十分だ。


でも、受ける以上は落ちないように、それなりの準備はしてから受けたい。1か月もあれば十分に準備はできると思う。頑張りたい。


(もし、僕がマイクロソフトの開発者だったら、OSについては、ファイルの色を簡単に変えられるようにしたい。なぜ、未だに黄土色のファイルしかないのか理解ができない。処理前、処理済みと僕はファイルを色でも管理したい。ワードについては、エクセル同様にシート管理ができるようにしたい。その方が便利だと思う。一太郎にはそういった機能がある。でも中途半端なので、エクセル並みに徹底したシート管理ができるようにしたい。それから、レイアウトをもっとしやすくする。今のワードは、改行を1度するだけで、ページ全体のレイアウトが崩壊する。ハードウェア的には、カタカナひらがな入力切り替えキーを削除してしまいたい。ローマ字入力と50音入力を文章を打っている途中で切り替える必要性が俺には全くないから。)


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日曜日は、朝、河川清掃があった。
家に帰ったら、とてつもない睡魔に襲われて、寝てしまった。


午後はバレーボールの試合があった。僕は2試合に出たけど、どちらも大差で負けた。
でも、久し振りのバレーボールは面白かったし、他のチームの試合を見るのも楽しかった。


家に帰ってきて、洗濯物を取り込もうとしたら、子猫が3匹、同じイスの上で寝ていた。そのうちの1匹はカメラを構える前に逃げてしまった。かわいいが、お願いだからどこかに行ってほしい。



kitties

そして、これから飲み会だ。1週間があっという間に終わってしまう。


金曜日の夜、雨が降っていた。僕は名古屋にいた。
知り合いの某大学の准教授、それから初対面の編集者と飲むことになっていた。ホテルのある栄から、飲み会の会場である伏見まで歩いたので、僕はかなり濡れていた。


体についた雨を拭い取るようなあまり意味のない努力をしてから、約束していた場所に行った。初対面の編集者と、簡単な挨拶をして、最近読んだ本などの話しをする。


1時間ほどで、大学の准教授も来た。彼と会うのも数年ぶりだった。情報交換をしたあと軽く飲んで彼は帰った。そのあと初対面の編集者とは栄に場所を移して午前1時過ぎまでたっぷりと飲んでいた。


店を出て、「そろそろ帰りましょう。」と言いながら編集者と歩いていたら、後ろから客引きのお兄さんが走ってきた。彼は俺の忘れた携帯電話を持ってきてくれた。
そこから逆算しても、自分がどれだけ酔っていたのか分かりそうな気がする。


翌朝は、苦労して起きてシャワーを浴びた。シャワーを浴びながら、あのまま携帯を紛失していたら、俺はとても困った立場になったはずだということを何度も思った。俺の携帯は個人持ちの携帯だが、いろんな事故の時に、それに対応する緊急電話としていろんな所に登録されている。本当に危なかった。


11時台のバスに乗って、再び長野に戻ってきた。家に着いてからも二日酔いで気分が悪く、ずっと寝ていた。


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夕方5時頃に起きて、洗濯物を取り入れようとウッドデッキに行くと、何か白いものが動くのが見えた。「タヌキやアナグマでは?」
その場で足を踏みならすと、2匹の子猫が慌てて逃げていった。
「ネコだったのか。」僕は比較的、ネコに好かれやすい。


その日の夜、地元の役員会があって出席した。そのあと、飲み会があった。
「俺の家に子猫が住み着いているんだけど。」
「捨てに行くか、保健所に持って行った方がいいですよ。」
「子猫は泳げないから、川に捨てれば。」
いろんな話しを聞かされる。俺には、子猫を川に捨てるようなことができない。


カトリックの幼稚園の頃に先生だったシスターが、シエラレオネの学校で、ネコを飼っていた話しを聞いたことがある。
なかでも、とりわけネコをかわいがっていた少年がいたので、そのネコをあげたのだそうだ。
あるとき「ネコ、元気にしてる?」シスターが聞くと、その少年は「家族で食べました。」と答えたそうだ。
僕には、食べるのもますます難しい。


飲み会の席で、隣に座った人に忠告される。
「絶対にエサをやってはいけませんよ。あっという間に増えます。」
なんだか、グレムリンが住み着いてしまったような気になる。


家に帰ってきて、電話で姉に相談する。
「子猫だけでどうやって暮らしてるの?」
「知らない。」
「ウッドデッキの下で飢え死にされても困るじゃない。」
「何か置いとけばいいかなあ。牛乳とか。」
「人間の飲む牛乳はネコにはよくないらしいよ。ネコ缶でも買いに行けば?」
「別に飼うわけじゃないんだから。」
「飼えばいいじゃん。」
「俺、転勤が多いから無理だ。」


小さな洗面器に削った鰹節を入れた。鰹節だけ食べていたら、喉が渇くよなあって思ったので、少し水も入れた。そして、ウッドデッキに出しておいた。


翌朝、洗濯物を干そうとカーテンを開けたら、ネコが1匹、洗面器のなかに体を突っ込んで鰹節を食べていた。
食事の邪魔をしないように、そのままカーテンを閉めた。


あとから見てみたら、鰹節はもうすっかり乾燥していた。舐めるようにきれいになっていたわけではなく、食い散らかした、という感じだった。どこかほかで食料を得ているのではないか?とも思った。でも、いったいどこだろう?


そして、週が明けたら、俺は子猫をどうするのだろう?と思った。保健所に連れて行くのだろうか?保健所の人は、捕獲に来てくれるのだろうか?鳴く子猫を段ボールに入れて運ぶのは、俺はとてもできそうにない。


ニュートンがネコ好きだったことを思い出した。このネコが、俺に何か数学的な才能をもたらしてくれないかな?なんてことを思ったりもした。


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長いこと「えいごで旅するリトル・チャロ」(任天堂)をしていなかった。というのも、ソフトがどこかに行ってしまったからだ。


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先日、掃除のときに床に落ちていたのを姉が見つけてくれたので、それから久し振りに始めた。


そして、ようやく、最終話まで辿り着いた。それまでに30時間以上、チャロと付き合っていた。


エンディングのテロップを眺めていたら、最後に「ボーナス・ステージ」が出てきた。このボーナス・ステージに行くには、英語コインを全てコンプリートして、「へんな犬のおじさん」のクイズに全問解答しなければならない。


後半こそ、英語コインはコンプリートしていたが、前半はかなりいい加減だった。「へんな犬のおじさん」のクイズにもほとんど答えていない。もう一回、遡ってコンプリートするくらいなら、もう1回、全部はじめっから始めた方がいいのでは?とも思う。


俺はこのソフトに出てくるアクセサリーをちゃらちゃらつけたキャンディという大甘な犬が大嫌いだ。「昨年の誕生日は、たくさんのプレゼントとごちそうがあって完璧だったのに、今年は誰も覚えていてくれない。もうあなたの話は聞きたくない。誰にも会いたくないの!聞きたくないって言ってるでしょ!どこかに行って!キャンキャン。」などと鳴かれると、ゲーム相手に本気で腹が立つ。俺の家のウッドデッキにいる2匹の子猫の方によっぽど好感を持つ。


もう1回、はじめから始めるのもいいけれど、またあのうるさいキャンディの相手をするのかと思うと、気が滅入る。


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名古屋に行くバスに乗り込む前に、本屋で本を眺めていた。「情熱のシーラ」という本を買うか迷っていた。


近くにビル・ブライソンの「人類が知っていることすべての短い歴史」(新潮文庫)が上・下巻で平積みになっていて、これにも興味を持った。


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とりあえず、「人類が知っていることすべての短い歴史」上巻だけ買うことにした。バスが出るまで時間が合ったので、本屋の駐車場で、上巻を読み始めた。序文を読み終わったところで、「この本の下巻を俺は読まざるを得ない。」ことがわかったので、また本屋に行って下巻を買ってきた。


名古屋に行くまでのバスの行き帰り、それから二日酔いで寝ているときにずっと読んでいた。キュリー夫人が、夫ピエールの死後、不倫をしていたなんてはじめて知った。


もっとも、この本はそういった科学史のスキャンダルを集めた本ではない。かなり真摯に科学の歴史を教えてくれる。ニュートンやアイン・シュタインがいかに天才だったかも、そしてまた、現在の科学が、素粒子の問題ではカオスのなかにあることも知ることができる。


上巻をようやく読み終わったが、地球の構造を久し振りに勉強した。地球は45億歳だと知るまでに、こんなに壮大なドラマが隠されていたのだとは、この本を読むまで知らなかった。高校の地学の授業が、人類の獲得した知識のエッセンスをいかに効率よく示してくれていたのか改めて知り、感謝もした。俺には読むべき本だったし、そしてたぶん、下巻も読むべき本なのだと思っている。

僕の家には、芸術家だった母の絵などの作品が100点以上ある。数えたわけではないが、少なく見積もっても100点はある。


先日、姉が掃除を手伝ってくれた。
「掃除もいいけど、家にどんな作品があるのか一度、全部調べた方がいい。」
台所にある、不要な調味料を捨てながら姉が言う。どうしてそんなめんどくさいことを思いつくのか俺にはよくわからない。
「別に、今すぐ売るつもりもないし、そんな必要あるのかなあ。」
俺も、調味料棚を解体しながら、ささやかに抵抗してみたが「少しずつでも始めるべき。」と姉は譲らない。


考えただけでも超めんどくさいので「夏にwindows10が出る。そうしたら新しいコンピューターを買うから、それから始めるってことにしよう。ちゃんと写真を撮りながら一覧表を作る。」ということにした。姉もそれで渋々、納得した。


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一人暮らしはいろいろ面倒なので、そろそろ結婚でもしようかと思った。でも、ちょっと考えてみたら相手もいなかった。それで、結婚相談所というか、そういう企業に行ってみた。「どんな女性がいいですか?」というので、「若くて感じのいい人」と言ったら、「ふざけるな。」という表情をして「そうですか…。」と頷いていた。


最近の結婚事情はどうなのか、世界一いらないことを親切に教えてくれる。うまくいかなかった場合の言い訳のようだった。どのくらいの費用がかかるのか、なかなか教えてくれないので聞いてみた。
「言ってしまっていいんですか?」なんて言われる。こういうところでは、金額を聞かないのが不文律なのだろうか?
「言ってしまっていいですよ。」費用は真っ先に話すべきだと俺は思うんだけど。


随分と高い金がかかることが分かった。なかなか言わない理由が分かった気がした。そんな金があったら、適当な女の子と海外に行って遊べるじゃん、と思った。ポール・ボキューズに何回も行ける。契約書を持ってくる。契約書を前に「どうしようかなあ。」と思っていた。


僕は一番安いコースを依頼するかどうかで迷っていた。何人に交際を申し込むかで料金が変わる。自分の性格からいって1か月に2人くらいに申し込むのが限界だろう。それにそんなに会ってる暇もないし。
「また、検討して出直します。」
そう言ったら、相手の人は席を立ち、しばらく待たされた。そして戻ってくると、その安いコースから、さらに数万円引いてくれるという。
「但し、今日だけです。」
そこで手を打った。


契約はそれで終わったけれど、いろんな書類が必要なことが分かった。源泉徴収票のコピーやら、独身証明書やら、本当にめんどくさい。なかでもとりわけめんどくさいと思ったのが、スーツ姿の写真を撮ることだった。


姉に聞いたら、会社の近くにある写真館は顔を修正してくれて、きれいにしてくれるのだという。それで仕事を1時間ほど休み、その写真館に予約をして、出かけていった。


イスに腰掛け、ポーズを取るように言われる。
「ポーズ?」
カメラマンが実際に座って、ポーズの取り方を教えてくれる。カメラマンは痩せていて、色黒だ。「かっこいいなあ。」と思ったけれど、俺がやっても意味がないだろうな、とも思った。


「もっと笑って。歯を見せてください。」
「顔が引きつってもいいですから。」
「目に力を入れて。」


写真を撮られるのもけっこう大変だ。そのあと「どういう写真がいいか、撮ったものから選んでください。」なんて言われたので「センスがないので、適当に選んでください。」と頼んで、仕事に戻った。


夕方、仕事帰りに写真を取りに行く。
「笑顔の写真にしました。」店の人が写真を見せてくれる。


これは、どこの変質者ですか?というような、怪しい笑顔の中年男が写っていた。でも、きっとここまでするのにも、相当な努力をしたに違いないと思い直し、お礼を言ってお金を払った。


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土曜日は、叔父の49日の法要があった。49日というのは、元々は仏教にはない仕組みなのだと、和尚さんが教えてくれる。


死後、閻魔大王をはじめとして10人の大王が、瑠璃の鏡を見ながら、地獄に行かせるか天国に行かせるかの裁判をするらしい。瑠璃の鏡には、その人の人生が映し出されるとのこと。


人は悪いこともいろいろとするので、49日の法要で、残った者が死者の代わりに良いことをしてあげるのだという。「これは追善供養なのです。」と和尚さんが言う。


「ほほお。」とは思ったが10人の大王というのが気になった。奇数にしておかないと、天国行きか地獄行きか、5対5で意見が割れた場合、問題が生じるように思った。でも、黙っていた。大王達の裁判システムについて余計な疑問を挟んで、叔父に不利益になったら気の毒に思ったからだ。


法要のあとの宴会では、昼からビールをたくさん飲んだ。最後には日本酒もかなり飲んだ。宴会終了後、駅前まで歩いてタクシーに乗って帰ってきた。家に帰ってから、礼服を脱ぐと、ベッドに倒れるようにして眠ってしまった。


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3時間くらい経った頃、部下からの緊急電話で呼び出された。事故があったのだという。現地までかなり距離がある。


「現地まで行きますか?」と部下が言う。
「当たり前だ。でも、俺、かなり飲んでるから迎えに来てくれ。」


急いで必要な書類を集めて、外に飛び出す。部下との待ち合わせ場所まで急ぐ。携帯で部下の居場所を確認する。
「今、どこにいる?」
「そろそろ、家を出るところです。」
「遅い!」


それから現地に着くまで1時間くらいかかった。損傷箇所を確認して、記録を取り、必要な人に会って話し合いをした。酔いがかなり覚めていたので助かった。


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日曜日は朝から集会場の掃除があった。


予定ではそのあと地域のスポーツ大会があり、さらに家々を回って区費の徴収をしなければならないところだった。


ところが雨で、僕が出るスポーツ大会の種目は中止になり、区費の徴収も集会場の掃除のときに、みんな持ってきてくれたので行かなくて済むようになった。


家に帰って食事をしたら、猛烈な睡魔に襲われて、雨音を聞きながら3時間ほど眠った。


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エージェント・マロリーというアクション映画を見た。


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http://youtu.be/SHsNLa7yx7k

セクシーな女スパイが裏切り者を殺していく話しだが、話しが不必要に国を跨ぐので分かりづらい。バルセロナ、ニューヨーク、サンディエゴ、それからメキシコ、それからえーと…。


haywire1

ただ主役のジーナ・カラーノがセクシーで、かなり強いのが気に入った。それなりの映画だったが、娯楽映画としては悪くないように思った。


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仕事のあと、野球の練習をしているとき、すごく守備の上手な人と話をした。
「ところで、小指って、グローブの小指の部分のどの辺りにあるのが正解なの?」
「一番、外側ですよ。」
「親指は?」
「反対側の一番外側。」


今まで、適当にグローブに指を突っ込んでいた。確かに、グローブの両端からボールを包み込むというのは、理にかなっているような気もする。


「大きさ的にグローブはかなり大きいから、指に合わせるには、少しグローブを変形する必要があるね。それに、グローブの小指の部分はかなり堅いから、変形しないと、力が伝わらない。」
「だから、グローブの手入れをするんです。」


そういうことだったのか。確かに小学生の頃、みんながグローブに手入れ用の油を塗っていたので、僕もそういうものかと思って塗っていたけど、まるで無意味なことをしていた。


グローブの中に野球のボールを入れて、夜、たこ糸で縛っている友達もいた。変形したいのは分かるけれど、枕にして寝るのだと言っているのを聞いて、「普通の枕で寝ればいいのに。」なんて思っていた。


何を目的にグローブを変形していたのかを知らなかった。適正な位置に指を入れることができるようにしていたのだと、今頃になって初めて知った。


もうグローブにボールを入れて、たこ糸で縛ろうなんてことを思う年齢ではない。昔もそうだったが、今だってグローブを枕にしては眠れない。ただ、ボールが取れなかったとき、「たこ糸で縛らなかったからだ。」と自分自身に対して説明する一つの材料にして、自分を慰めることはできる。


それでも、できるだけグローブのなかの適切な位置に指を入れることができるように、練習の間くらいは努力したい。


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先週末、タマゴとエビのサンドイッチを作った。いろいろ試してみたけど、ゆで卵、エビ、マヨネーズと一緒に混ぜるのは、香りが強く色の濃いパセリを刻んだものが最適だった。


パセリがかなり余ったので、冷蔵庫に入れておいた。パソコンで麻雀などをするとき、パセリの茎を持って、先端のボンボンのような葉の集まった部分を何もつけずに食べていた。


それから肝臓の働きを高めようと、ブロッコリー・スプラウトのサプリを毎日、飲んでいた。


木曜日、朝起きたときから、何となく足首が痛かった。「通風かも。」なんて思ったけれど、最近は薬も飲んでいるし、ビールもそれほど飲んでないし、肉もそれほどは食べてないから大丈夫。


(食中毒予防のために)昼にカップラーメンを食べていたら、突然、足首が本格的に痛くなってきた。「間違いなく、これは通風の発作だ。でも、いったいどうして?」


調べてみたら、尿酸値を上げるプリン体を最も多く含んだ野菜がパセリで、ブロッコリー・スプラウトが3位だった。義理の兄が以前、「薬が効かないと思ったら、プリン体が豊富なサプリを飲んでいないかチェックした方がいい」と言っていたのを思い出した。でも、まさか、ブロッコリー・スプラウトのサプリが、プリン体が豊富だとは思わなかった。


翌日は、朝早くから、アレチウリという帰化植物を除去する作業に行くことになっていた。朝7時には部下が迎えに来る。


朝6時に目を覚まし、床に足を着いたら激痛が走った。しかも両足のかかと部分。
「うう。痛いよお。」これでは、とても除去作業には行けない。すり足以外では一歩も動けない。でも、行かないわけにもいかない。偉くなるというのは、つまりはそういうことだ。


薬箱を探していたら、母が使っていたと思われるロキソニンが5錠ほどあった。とりあえず1錠飲んでみることにした。


飲んでしばらくの間は、足を引きずっていた。部下が迎えに来たときも、どこか鈍痛があったが、作業現場に着いたときには、痛みが消えていた。なんて効くんだ、ロキソニン!。


準備している時間がほとんどなかったので、雨が降っていたけれど、カッパは着ていなかった。それから長靴も忘れた。だから水浸しになったけれど、とりあえず作業自体はちゃんと終えることができた。


その日は、朝の除去作業のあとも、ずっとパトロールが続き、外で作業をしていた。パトロールの日も変えてもらいたかったが、急な会議が入ったりして、今まで、3回もパトロールの日を変更してもらっていたので、今さら、当日変更なんて誰にも頼めなかった。


いつロキソニンの効果が切れるのだろうとビクビクしながら、それでも200キロメートル以上の道を運転して、作業もした。急な痛みは、襲って来なかった。


その日の夜は、地元で会議があり、そのあとは飲み会があった。僕は会議にだけ出て、飲み会には行かなかった。何度も「もう通風は治ったんじゃない?」という悪魔のささやきが聞こえたけれど、鉄より硬い意志で思いとどまった。誘惑のない男ばかりの会議で本当によかった。


土曜日の朝、ベッドから恐る恐る足を降ろしてみた。大丈夫。痛くなかった。正確には少し痛かったけれど、我慢できる程度の痛みだった。


「よく飲みに行かなかった。」と自分で自分をほめてあげたい気分だった。俺がノルウェー国王だったら、ノーベル生理学賞を俺に渡してあげたいほどだった。


今回の教訓は、サプリにはプリン体が豊富なものもあるから、気をつけて飲むことと、パセリをぱくぱく食べるのは考えものだということ。それから、思った以上に、ロキソニンが効くということ。そんなことを学んだことだ。


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会社に全国クラスのアイドルオタクがいる。彼は毎週、都会に行ってアイドルを追いかけている。僕にはその気持ちが全く理解できないが、話しを聞くのは好きなので、よくアイドルのことを聞く。


「AKBの総選挙ってどうだったの?」
「ちょうどそのとき、オトメコーポレーションのライブがあったので、そこに行っていました。AKBはあんまり関係がないので。」
「ネットで見ていると、1位と3位しか載ってないけど、2位は誰だったの?」
「ゆきりんですよ。見てないけれど、結果は知っています。」
「そうなんだ。ゆきりんだったのかあ。」


「ゆきりん」という呼び方に若干の抵抗を感じるが、気のせいだろう。


「ところでさあ、昔は薬師丸ひろ子とか中森明菜とかすごく歌のうまいアイドルっていたじゃん。音楽センスがあるっていうか。そういうアイドルのおすすめのCDがあったら教えてよ。」
「まず、基本的に今のアイドルはCDとか出さないんですよ。売れないし。それに音楽だけ取り上げていいって言えるアイドルは思いつかないです。」
「そういうものなの?」
「はい。」


昔はアイドル=歌手だったが、今ではアイドル>歌手ということなのだろう。それにしても、あれだけアイドルを追いかけている男から「おすすめのアイドルCDはありません。」と言われるとは思っていなかったので、軽いカルチャー・ショックを受けた。


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ほとんどkindleでマンガを読んでいるので、マンガを買うことは少ない。でも、今2つだけ買い続けているマンガがある。


1つは諸星大二郎の「西遊妖猿伝 西域編」(モーニングKC)で、もう1つは岡本健太郎の「山賊ダイアリ
ー」(イブニングKC)だ。


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sanzokudiary

どちらもなかなか新刊が出ない。ようやく西遊妖猿伝 西域編の6巻が出たので、アマゾンで取り寄せて読んだが、もうすっかり何の話しのことだか忘れていて、再び1巻から読み直さなくてはならなかった。


西遊妖猿伝は、西遊記の話しだ。今読んでいる西域編の前には大唐編があり、僕はかつてA5版の本で全巻持っていたが、捨ててしまった。もう2度と読まないだろうと思っていた。


先日、kindleで「西遊妖猿伝 大唐編」の1巻が無料で読めるようになっていたので、久し振りに読んだ。


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まだ悟空が強くなる前の話で、「こんな時代もあったんだっけ?」と思いながらも、ワクワクしながら読んだ。明らかに他のマンガとは違うテイストがある。一度は捨ててしまったが、再び、大唐編を全巻読みたくなってきた。


こういうマンガを読んでも、何の得にもならないが、単純に面白い。諸星大二郎先生には、長生きをしていただいて、なんとか三蔵をインドまで辿り着かせてほしい。

最近、ドローンの規制について、いろんな人から話を聞かれる。自分たちの施設でも、禁止にするかどうか、話題になっている。


「ドローンを飛ばしてはいけません。」という看板を立てるのは簡単だが、迷惑行為のたびに看板を立てていたら「硬球のキャッチボール禁止」「フリスビーも他の人にぶつけないように」「ゴルフの素振りは禁止」「犬はリードを外さないように」「エンジンの空ぶかし禁止」なんて少し考えただけでも、張り紙だらけになりそうな気がする。


他人の管理する道に張り紙や看板を立てて平気な人たちも世の中には山ほどいるので、その状態が「いい」と思う人も世の中にはいっぱいいるんだと思う。


「どのようにでもするので、結論が決まったら教えてください。」と言い返したいというのが、今の正直な気持ちだ。


それにしても、ドローンの機械そのものは、素晴らしい道具だと思う。もっと巨大化すれば、人が上に乗れるようになるのではないか。そうしたら「リアル金斗雲」だよなあ、なんてことを思ったりする。


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地元のソフトボールの試合があった。
僕は先発メンバーでセカンドを守った。
途中で交代したが、打席は4打数2安打だった。


もっと打てるはずだったのに、バッティングセンターにも行かず、試合に出てしまった自分が情けなかった。ボテボテの3塁ゴロを2本も打ち、セカンドにもつまらない打球を打った。初打席のセンター前ヒットだけはよかったけれど。


3塁ゴロを打ち、1塁を目指して走りながら、僕は空中を走っているようだった。足が地面に着く前に、足は地面を蹴っている形になっていた。足に地面の感覚が伝わらず、膝がわらっていた。当然のことながら、1塁ベースを踏んだ後、転んだ。


守備も相変わらずぼろぼろだった。


2アウトのとき、相手チームの強打者が打ったフライが、高く上がった。ピッチャーにとっては討ち取った打球だった。「セカンド!」いろんな人からの声が聞こえる。自分でも俺が捕らなければならない球だということはわかっていた。でも、前に行くべきなのか、下がるべきなのか、自分が落下点に入っているのか、よくわからなかった。青暗い夜空を背景に、グランドを照らすライトに白く反射したボールを見ていた。「もしかしたら、少し前に出すぎかも。」と思った。


ベンチは、あの体勢じゃ絶対落球するとあきらめていたそうだ。でも、僕は絶対に捕ろうと思っていた。グラブにボールが近づいてきたので、何とかグラブに収めた。その後、落球しないように、球が入ったグラブごと両手で胸に抱え込んだ。


「おおっ。」「ナイス、セカンド。」ベンチに戻りながら、みんなに言われて嬉しかったたけれど、情けなさもあった。


「交代!」と監督に言われたときは、正直、嬉しかった。息が上がっていた。守る自信ははじめからなかったが、打つ自信もなくなっていた。練習しなければと思っていた。


チームは24対25でサヨナラ負けをした。ソフトボールとは思えないようなスコアでチームが負けたことよりも、自分のふがいなさが悔しかった。次回までには絶対に、少なくともバッティングはマシにして、体も少しは鍛えようと思った。


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某所にあるwebカメラからの映像が、会社の特定のパソコンに送られることになっている。3月に納品されていたときは確かに見えていたのだが、先日、そのパソコンを立ち上げてみたら映らなくなっていた。


納品されたときには、特殊な回線を経由しているので、インターネットが使えない環境下でも、映像が見られるという説明を受けていた。


そのパソコンを使わず、普通に自分のパソコンを使えば、インターネット経由で映像は手に入る。特殊な回線って何のことだよ?インターネットよりもダメな回線じゃないのか?と思う。


前任の技術担当に聞いたら、画像を送信している担当者と打ち合わせをしてほしいというので、電話をした。「調査をするので、しばらく時間がほしい」ということだった。


問題は、近々、監査があることで、そのときに映像が見えていないのは適当ではない。現在の技術担当に提案してみる。
「俺はどうすればいい?真っ黒な画面を見ながら『きれいな花が咲いてますね。え?この映像が見えませんか?心が歪んでいるんじゃないですか?こんなにきれいに見えるのに。』って言うから、そのあと君も俺に引き続いて演技をしてくれ。」
「そんなの無理ですよ。」
「ええ?無理なの?」
再び見えるようになることを祈るばかりだ。


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金曜日の夜は、麻雀をした。赤ドラが5枚も入っていたので、簡単に大役ができる。
この日の夜はツキがあった。東南戦を6回して、かなり勝った。


雀荘の会計のとき、6時間30分も打っていたことがわかる。
かなり疲れた。
僕は本当に疲れてくると、左肩が痛くなってくる。10代の頃からそうだった。麻雀牌を握りながら、肩が痛いなあ、なんて思っていた。


土曜日の朝、起きたときに「あれだけ体を酷使したのだから少しは痩せたのでは」なんて思ったが、かえって太っていた。考えてみたら、カツ丼を食べて、コーラを飲みながら麻雀をしていたのだから、カロリーは十分に摂り過ぎだった。体は確かに疲れたけど、イスに座っていただけだから。


それにしても、6時間30分もよく麻雀をしていたなあ、と思う。それだけの集中力で、例えば英語の勉強でもすれば、相当にできるようになるだろうに、と思った。なかなか自分自身のことなのに、そう思い通りにならないことが不思議なところだが、麻雀で鍛えた集中力を、いつか他のことにも振り向けることができるように努力したい。


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ネルソン・デミルの「王者のゲーム 下巻」(講談社文庫)をようやく読み終わった。


lionsgame


長いストーリーでかなりうんざりしていたけれど、読み終わる頃には「もう終わってしまうのか」と少し寂しい思いをした。


元ニューヨーク市警の主人公の毒舌とジョークが、敵にも味方にもズバズバと突き刺さるのを読みながら、「こういう人間にも憧れるなあ」と思った。


またいつの日にか、別の本のなかで、この元ニューヨーク市警の主人公にも会うことになるだろう。その頃には、僕ももう少し強い人間になっていることを祈りたい。

義理の兄からKKベストセラーズの「一個人2015年5月号 医者が教えない健康常識の嘘」という雑誌をもらった。


oneperson


日本のガン患者のうち4.4%が健康診断のレントゲンで被曝したことが原因だなどというなかなか興味深い記事もあった。ただ、僕がもっとも興味を持ったのは、ジェネシスヘルスケア社の「ジーンライフ・ネオ330プレミアム」の広告だった。通常2万9800円の遺伝子検査が1万9800円で受けられるのだという。


genelifeneo

それで、1か月ほど前に申し込みをした。検査キットが送られてきたので、唾液を入れて送り返した。最近になってその結果が送られてきた。


その結果によると、僕はユーイング肉腫というのになる可能性が高いらしい。他にもいろいろな病気になる可能性が指摘されている。また、疲労がたまりやすく、知的好奇心は低いらしい。記憶力はまあまあで、計算速度もまあまあ。そんなに能力が高いわけでもなさそうだ。


姉から電話がかかってきたので、この話をした。
「どうも俺は遺伝子的にはアルコールに強いらしい。それから、俺の家系は「幻の陸地スンダランドの末裔」ってことになるんだって。」
「それって信用できるの?」
「どうだろうな。遺伝子診断をしている会社っていうのが数社あるらしくて、いくつも受けた人がネットに投稿している。結論が一致しないことも多いんだって。」
「へえ。」
「一番、信用できないなと思ったのが、俺の男性ハゲのなりやすさが「普通」なんだよ。こんなにハゲてきてるのに、普通ってことはないと思うんだよね。」
姉が爆笑していた。


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今週は、野球部の初練習があった。今年はソフトボールはしているけれど、野球はまだしていなかった。野球部では今年度の異動で、ピッチャーが2人も抜けてしまい、レギュラー選手が何人もいなくなっていた。


果たして今年はまともなチームが組めるのだろうか?


今年度のキャプテンに聞いたら「僕自身も、試合の日は結婚式があっていけないんですよ。」なんてことを言う。「でも人数的にはいるみたいですよ。」
「まさか俺とかが人数にカウントされているんじゃないだろうな?それじゃ意味がないんだよ。」


監督と話しをする。とにかくピッチャーがいないということを嘆いていた。1人、いい球を投げるピッチャーが入ってきたが、1枚では不安だという。
「力投型なんだよね。スタミナが心配。」
果たして大丈夫なのだろうか?


野球の練習に行くときに、レギュラーメンバーとすれ違った。
「今日の練習は?」
「どうしても行けない理由があって。」
「へえ。何?」
「髪を切りに行くことにしてるんですよ。」
「…。」
「えーと。重要ですよね。」
「…。」
まあ、なんとかなることを信じたい。


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土曜日の夜は、地元の仲間に誘われて、男4人で飲みに行った。
腹一杯、焼き肉を食べた後、2次会の場所までタクシーで行くことになった。


俺たちが乗ったタクシーが赤信号で止まっていたとき、衝撃があり、思わず首を押さえた。
後ろの車の運転席から、慌てたように男の人が飛び出してくる。追突されたようだった。


それから、別のタクシーに乗り換えて、2次会に行った。タクシーの運転手が、連絡先を教えてくれと言うので、名刺を渡してきた。
「今は酔っぱらっていて平気だけど、明日になったらむち打ちの症状が出るかも。」などと仲間が恐ろしいことを言う。


「むち打ちの症状って、何?」
「首が痛くなったり、気持ち悪くなったり。」
「二日酔いと区別が付くのかな?」


日曜日の午前2時近くまで飲んでいた。今は飲み過ぎて気持ちが悪い。でも、もしかしたらむち打ちの症状なのかもしれなかった。


+++


日曜日は、朝8時から地域のボランティア清掃に出た。僕はリーダーなので、地域で出たゴミを集会場まで運ばなくてはいけない。
実際にはほとんどゴミはなく、運ばなくてはならないゴミもわずかだった。


そして、9時からは地域の集まりに参加した。お祭りの寄付を頼みに、地域の有力者の家々を訪問する。


11時に終わり、みんなで食事に行くことになった。僕は具合が悪く、食事には行かずに家に帰って寝た。


寝ていたら郵便局の人が書留を持ってきた。「書留?何だろう。」診療情報管理士の認定証だった。


基本問題が意外に難しくて、「落ちたかもしれない」と青くなっていたことを思い出す。もうあれから4か月近くが過ぎようとしていた。名簿を見ていたら、試験のあと長野駅まで送ってくれた親切な女の子の名前も出ている。


「彼女が受かって、俺が落ちたら、ちゃんと合格祝いをしてあげよう。」なんて思っていた。自分が受かったと分かってから、なんだかそんな話しも立ち消えになっていた。自分の合格祝いなんかどうでもいいような気がした。「そんな思いもあったなあ。」なんて認定証を見ながら思っていた。


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相変わらず、無料のマンガだけはkindleで大量に読んでいる。少女マンガ(未だにこんな呼び方でいいのだろうか?)に読むべきマンガが多い。


マンガを読みながら、高校には随分と孤独な女の子が多いんだな、と思う。そして、孤独から逃れようと彼女たちが選択する道が、万引きだったり、彼氏だったり、部活動だったりする。


なぜ、勉強しないのか?とおっさんである俺は思う。そんな方法が存在しないかのように抜け落ちているのもマンガを読んでいて不思議に思う。逆境を抜け出す道は、いつの時代も世界中どこであっても教育であり学習だ。


極端な話し、高校に籍を置いておくだけで、実際には通わず、自分の好きなときに、好きなペースで徹底的に勉強すればいいのに、と思う。大体、多くの勉強ができない高校生は中学校の勉強ができていないので、そこまで遡ってやり直すべきだ。まずはその戻る勇気を持つべきだ。


それから、勉強にかける時間が短い。勉強ができるやつは基本的にそれだけの時間を、勉強に費やしているからできる。それだけの話しだ。そして、勉強ができるやつは、本当にすごい量の勉強をしているものだ。


マンガを読むと、大人でも判断に悩むような事態に次々と高校生なのに遭遇している。多くの現実社会に存在する問題は、正解に辿り着くのが難しく、場合によっては正解がないこともある。マンガのなかにある状況は、「逃げ道がない」ことも多い。


高校生は、そんな難しい問題を考えるよりも、教科書に載っていることを考える方が遙かに楽だし、意味がある。


悩んでいる中学生や高校生がいたら「そんな学校なんて行かなくていい。」と声をかけてやりたい。それから勉強の仕方を教えたい。効率よく、長時間、一緒に勉強するだけだけど。


でもまあ、実際に勉強を教えるなんてことになったら、変態だと思われるからやめておいた方がいいんだろうなあ。


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渡辺ペコの「にこたま」(モーニングKC)の1巻を読んだ。多くのマンガを読んだけれど、これが最も印象深かった。


nicotama

大学時代から10年近く恋人と同棲している女性が主人公だ。恋人とは気が合うし、結婚したいと考えている。ところが、その恋人が浮気をして、その相手を妊娠させてしまう。


心理描写が丁寧で、逃げがなくて、誠実だと思う。そして、こういう問題は正解がない。続巻を読むかはまだ分からないし、結論は腹立たしいものかもしれないけれど、とりあえず、1巻を読んだ感想としては、よくできてるなあと感心した。

上司が「自衛隊の松本駐屯地にヘリコプターがあるか?」なんてことを報告書に書いていたので、どうなんだろう?と思って、自衛隊装備に詳しい人に聞いてみた。


その人の話によると、松本駐屯地にはヘリコプターがなく、群馬だか栃木だかから(聞いたけど忘れた)飛んでくることになっているのだという。


「よく知ってるなあ。」驚きながら、上司に、「自衛隊の松本駐屯地にはヘリコプターがないんですね。」と言ったら、「それは半分正解。飛べない展示用のヘリコプターはある。」ということを教えてくれた。


自衛隊装備に詳しい人に、「展示用のヘリコプターはあるらしいですよ。」と言ったら「飛べないヘリコプターがあることは知っている。でも、飛べないんだから配備はされていない。」と、このことも知っていたらしい。


「飛べないヘリコプターなんて意味がないじゃん。」とその人が言うので、「鴨猟のときとか、デコイ(模型のおとり鴨)を池に浮かべるじゃないですか。松本駐屯地にデコイのヘリコプターを置いておけば、敵国のヘリコプターが、「あ、仲間がいる」と思って寄ってくるんじゃないですか?そこをバーンって打ち落とせばいいんですよ。」って言ってみたけど、「そんなことは絶対にない。」らしい。


とりあえず、自衛隊の装備に詳しい人というのは本当に詳しいんだ、ということが今回よくわかった。


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随分と前に、今年2年目の部下に「1円って何銭ですか?」と聞かれた。「知らないけど、10銭だろ。」と適当に答えていた。


木曜日の午前中、出張から帰ってきた後、その部下に「この前、1円=10銭って言ったけど、1円=100銭だった。毎日NHKでも為替相場を200円20銭とか言ってるもんな。」と声をかけたら「昨年1年分の50カ所の6項目にわたる月別電気代報告書を、1円=10銭で計算してしまいました。」なんてかわいいことを言う。なんでも、10.12円と書いてある電気料金表を、全て11円2銭と計算し直して足し合わせたらしい。50カ所は、いろんな書類に分けて綴られていて、今まで毎日、1冊ずつ計算していたのだという。


「10.12円って書いてあったのを、11円2銭ってわざわざ読み替えるなんて、おかしいとは思わなかったのか?」と聞いたら「係長の言うことを信じていたので。」なんてことを言う。「それに、計算とかあまり得意ではないので。」「…。」


「その計算したときのエクセル表を持ってこい。」と言ったら「全部、電卓とメモ帳で計算したのでエクセルは作っていません。」とこれまたかわいいことを言う。「それだけの計算を電卓でしたのか?メモ帳はどこだ?」「メモ帳も捨ててしまいました。」「それじゃ、報告書の計算が正しいかどうかの裏付けも取れないだろ。その報告書はいつまで?」「来週の火曜日です。」


責任を感じたのと、俺がやった方が早いと思ったので、それから夜の10時近くまでかかって全ての書類をバラして、数字を探し出し、エクセル表を作り上げた。ほとんど休みも取らなかった。部下はいても意味がないので早々に帰してしまった。その日の夜は、なかなか寝られなかった。理由はわからなかった。


金曜日の朝、自宅でご飯を食べていたら、寝不足のせいなのか、全く味がしなかった。「味覚障害かあ。」なんて思った。何も考えられず、ぼんやりしていた。でも妙に清々しい、おかしな気分だった。


朝早く職場に行き、コンテナのなかにバラバラに放り投げていた書類を再び元通りに組み直した。部下が出勤してくるときまでには、全てを終え、計算を終えたメモリースティックを机の上に置いておいた。


目がよく見えなくなっていた。見えるんだけど、曇っているようによく見えない。何度も目をこすってみた。部下が「あとは報告書に写すだけですね。」なんてことを言っていた。「気楽に言いやがって」とは思ったけれど、そんな声をすごく平板な心で聞いていた。「うん、うん。」と頷いただけだった。眠いのに、寝られる感じでもなかった。活動レベルが低いまま仕事をしている感覚だった。冬眠前のクマはこんな気分なのかな?なんて思った。


コーヒーをがぶ飲みして、雑用をしているうちにだんだんと回復してきた。昼前には再びいつもの感覚を取り戻すことができた。目も見えるようになってきたが、味覚はなかなか戻らなかった。


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金曜日の夜、突然、ソフトボールの審判をすることになった。「7時くらいまでに試合会場に行ってほしい。」と言われる。


試合会場は小学校のグランドか中学校のグランドのどちらかだ。2つのグランドは1.5kmくらい離れている。


家にあった試合表で、会場は中学校のグランドだと分かる。先日、自転車のブレーキを修理したばかりなので、その自転車に乗っていこうと思った。


7時を少し過ぎた頃、中学校まで辿り着いた。でも、誰もいない。ライトも点灯しておらず、グランドは暗いままだ。


駐車場には、父兄の出迎えの車が待っている。部活を終えた中学生が歩いてくる。自転車に乗った怪しいおっさんである俺は変質者だと思われているのではないか、と思う。


来るときにちらっと小学校のグランド方面を見たら照明が点いていた。「ひょっとしたら俺が表を見間違えたのかもしれない。今日の試合会場は小学校のグランドかもしれない。」と思った。


それで急いで小学校のグランドまで自転車を走らせた。あらためて見ると小学校のグランドには煌々とライトが灯っている。「やっぱり小学校だったのか。」辿り着くと、そこでは消防隊員が訓練をしていた。


「やっぱり中学校だよな。さすがにそこは俺も間違えないだろ。」再び中学校に向かう。時計を見ると7時30分になろうとしている。聞いていた試合開始の時刻だった。「もしかしたら、中学校のグランドは、2面あるのでは?」なんてことも思った。しばらく田舎を離れているうちに、中学校のグランドが増えたのかもしれなかった。


中学校に近づいても、辺りは暗いままだった。ライトが見えない。「やっぱり小学校で消防団の練習しているところで、いっしょに試合をしているのだろうか?」なんて思う。


審判を頼んできた人に電話をするが、留守電の音しか聞こえない。途方に暮れた。


辺りはもう真っ暗になっていた。街頭の防犯灯が灯り出した。「いったいどこで試合をしているんだろう?俺なしで試合は進むのだろうか?」中学校のグランドでしばらく呆然としていた。


バックネットの方で声が聞こえるので行ってみた。不用意に中学生に近づいて、変態だと思われるのはやだなあ、なんて思いながら自転車をゆっくりと走らせた。


そこで話しをしていたのは大人の人だった。「今日、このグランドでソフトボールの試合がありますか?」と聞いてみた。「ええ。あります。」と言われたときは、本当にほっとした。試合は8時からということだった。


そのうちに、ライトが灯り出した。両チームのメンバーが集まってくる。練習が始まった。主審を務める知り合いの顔も見られて、ほっとした。僕は塁審と点をつける係をした。


試合は一方的な展開だった。5点差ほどつけられて、一方のチームが負けていた。ところが、最終回の裏に打線がつながり、差が2点まで縮まった。僕は点をつけていたので、「今、何対何?」とみんなが聞いてくる。


2点差で2死2、3塁。迎えるバッターは強打者。一打逆転も十分にある。


どうするんだろうと思ってみていたら、まさかの敬遠だった。ソフトボールは敬遠と申告するだけなので簡単だ。


それで2点差で2死満塁。押し出しもあるよなあ、なんて思いながら見ていた。バッターがセンター方向にライナーを打った。センターが回り込む。捕ればゲームセット。落とせば同点。抜ければサヨナラだ。


センターが追いついて、ギリギリ捕った。そして、落とさなかった。


最後までハラハラして見ていた。とても面白かった。観客が誰もいない試合だけど、いい試合だった。10時前には家に帰った。


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土曜日はMOSのパワーポイント2010の試験を受けることにしていた。車で1時間くらいの試験会場に行く。


午後1時30分から、と言うことだったが、受験者は僕以外には1名いただけだった。「自分のタイミングで始めてください。」というので、すぐに試験を開始した。


パワーポイントを苦手という意識が僕にはない。FOM出版の「MOS PowerPoint2010対策テキスト&問題集」を解きながら勉強をしていたが、ランダム試験ではほぼ毎回100%の正解だった。


powerpoint2010

この問題集の中に「グラフの横軸に補助線を入れなさい」という問題がある。この問題ではなぜか、その指示通りに横軸に補助線を入れると誤りになってしまい、縦軸に補助線を入れると正解になる。


それから、表の自動調整の問題は何回やっても絶対に正解にならない。
僕はこの2問以外はFOM出版の規定では、正解にできる自信があった。


だから当然、今回の試験でも満点を狙っていた。でも、試験結果は1000点満点で957点だった。分からない問題はなかったけれど、どこかで間違ったのだろう。700点で合格なので、十分に合格だけど、悔しさが残った。


帰り道、高速道路を運転しながら、大音量でディープ・パープルとレインボーの曲をかけていた。俺の車は9つもスピーカーを積んでいるので、本気で音楽を聴くと内装に振動が伝わって揺れる。


レインボーの「バビロンの城門」やディープ・パープルの「ハイウェイ・スター」を聴きながら「俺、こういうロックのファンで良かったな。」と思う。レディオ・ヘッドのような内省的なロックもいいけれど、むしゃくしゃしたときにはこういうマッチョなロックが一番だ。


+++


ジュリア・ロバーツの映画、「エリン・ブロコビッチ」をようやく見た。他部署の部下が、転勤するときに俺にプレゼントしてくれたDVDだった。


Erin Brockovich

http://youtu.be/_2GvrAQMNoU


主人公は3人の子供がいるシングルマザー。無職。交通事故にあって裁判で何もしてくれなかった法律事務所に無理矢理就職する。


Erin Brockovich1

その法律事務所で働いているうちに、巨大企業の公害隠蔽に目をつける。原告団を組織し、和解金をふんだくり、莫大な報酬を得る。簡単に説明するとそんな映画だ。


Erin Brockovich2

どうして、この映画を俺に勧めてくれたのか、部下の思いを考えてみた。苦情まみれの俺の仕事を見て、へこたれるなという意味だったのか、状況を嘆いてばかりいても進歩がないという意味だったのか。それとも、俺のネクタイが信じられないくらいダサイですよ、という警告だったのか。


いろいろと考えてみたが、よくわからなかった。でも、世の中の多くの人が、俺と同じように、山ほど文句を言われながらも、忍耐強く闘っていることを改めて認識させられた。


それから、俺は弱音を吐くタイミングが早すぎることも自覚した。俺が主人公だったら、あそこまで闘えなかっただろう。冷静に考えてみると、確かに俺に必要な映画だった。部下には感謝したい。


***おまけ***


ディープ・パープルの名曲「ハイウェイ・スター」(訳は俺が適当にした)


http://youtu.be/7zKAS7XOWaQ


俺の車は誰にも渡さない。
俺は徹底的に走らせる。
誰も俺の車に勝つことはできない。
俺の車は音速を突き破る。
全てを備えた殺人マシン。
馬力、でかくて太いタイヤ、とにかく全てがある。


俺は車を愛している。なしではいられない。血と同じだ。
俺の車は強烈なハリケーン。
大丈夫。しっかりつかまってろ。
俺はハイウェイ・スター。


俺の女は誰にも渡さない。
俺は死ぬまで離さない。
誰も俺の女は手に入れられない。
彼女はどんな状況でもぴったりとついてくる。
全てを備えた殺人マシン。
口の動き、ボディーコントロール、とにかく全てがある。


俺は彼女を愛している。なしではいられない。やっちゃう。
彼女が俺に火をつける。
大丈夫。しっかりつかまってろ。
俺はハイウェイ・スター。


誰も俺のヘッドを奪えない。
俺は脳のなかでも速い。
誰も俺のヘッドを盗めない。
俺は今、再び道路に戻ってきた。
俺は再び天国に来て、俺は全てを備えている。
動く地面、開けた道路、とにかく全てがある。


俺はそれを愛している。なしではいられない。やっちゃう。
8気筒は全て俺のものだ。
大丈夫。しっかりつかまってろ。
俺はハイウェイ・スター。