夢のなかで、僕は知り合いの女性を2人殺した。共犯者がいて「もう殺すしかないでしょう。」と言われた記憶がある。
殺したのは6階建てのマンションで、5階だった。殺した数日後、同じマンションの4階で会議があった。そろそろ、この暑さで腐敗が進み、死体が見つかる頃なのだろうと思っていた。このマンションの上の階に死体があると思ったら、僕の自由も時間の問題だという気がした。
赤坂を見下ろす坂を下りながら「これが現実でなく夢だったら、どれだけいいだろう。」と思っていた。新聞に僕の名前と顔写真が大きく出ることだろう。テレビでも放映される。もちろんネットでも。言い訳ができるような余裕はどこにもない。もう今の場所に住むことはできず、どこかに引っ越さなくてはいけない。
ところで、動機はなんだったのだろう?思い出すことができない。警察に「話したくない。」と言う人の気持ちが少しわかったような気がした。話したくても、思い出せないから話しようがない。
ところで、俺はどうやって殺したんだ?扼殺か?絞殺か?刺殺か?どうやって殺したんだっけ?そんなことを考えているうちに「これは本当に夢ではないのか?」と思い始めた。どんなに考えても人を殺した記憶が全くない。
そこで、目が覚めた。すごく寝汗をかいていた。「夢だったのか。」目を覚ました後も、不安感に支配されて、まだ夢を見続けているような気がしていた。
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家の庭の草が伸び、ジャングルのようになっていた。毎年夏と冬の2回、庭の手入れをする人が来てくれることになっている。ところが、今年はなかなか来てくれない。猫が来るようになったのも、猫が身を隠す場所がたくさんできたのが原因のひとつと思っていた。
そんな手入れをいしてくれる人を待たずとも、自分で庭の草くらい自分で刈ってもよさそうなものだが、僕はそういう気が起きない。勢いよく伸びた草を前に、半ば呆然として、野良猫ではなく野良羊でも来てくれないだろうか、などと思うところまでが僕の限界だ。
庭の手入れをしてくれる人はとても誠実な方だ。なかなか来てくれないのは、もしかしたら病気になってしまったのかもしれない、と思っていた。そうしたら、俺はこの庭の状態のまま、ずっと暮らしていかなくてはならない。「悲しい」とつぶやきながら、毎日暮らしていた。
今週、家に帰ったら、はしごが置いてあった。「ようやく庭の手入れをしてくれることになった。」そう思って嬉しかった。庭の手入れをしてくれる人に電話をした。元気そうでほっとした。庭の手入れには時期があり、まずは松の生えている庭から手入れをするのだそうだ。
「家にあるイチジクの木もベニマンサクの木も、木の状況次第ではお手数をおかけしますが、切り倒してください。玄関のバラのアーケードも、切ってしまってかまいません。迷ったらみんな切っちゃってください。」
翌日、家に帰ったら、イチジクの木もベニマンサクの木も、バラの木も、全てがなくなっていた。支払いに伺ったとき、イチジクの木は虫に食われて、ボロボロだったと聞いた。
庭は草もきれいに刈られアジサイが色濃く目立っていた。姉が来たら「みんな切っちゃったの!」と怒りそうだが、僕はこのくらいすっきりしていた方がいい。今でも、僕の家には木が多すぎだと思っているくらいだ。
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今週は、日曜日に飲み過ぎ、月曜日は二日酔い。木曜日に飲み過ぎて、金曜日は二日酔いだった。
そして、金曜日は仕事がものすごく忙しく、僕は遅くまで残業をした。飲み過ぎた罰だと自分に言い聞かせていた。
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土曜日は、地元の友だち男ばかり6人で、1泊2日の旅に出ることになっていた。全員、同じ年度の生まれだ。
朝8時30分に家まで迎えに来てもらい、友だちの車に乗った。
まずは、岐阜県の金華山にある岐阜城へ向かった。近くの駐車場に車を止め、グルグル回る歩道橋を経て、ロープウェイ乗り場に行く。
(これが岐阜城。山の上にある。重機が1台もない時代に、こんな城を作れと言われた部下は、無茶を言うなと泣いたと思う。)
そこから、ロープウェイを降りてから20分くらい歩いて、岐阜城に入った。岐阜城の天守閣にまで登ると、高い場所にあるせいか、風が涼しく気持ちよかった。
野球場、サッカー場、陸上競技場が眼下に見える。岐阜はどこまでも平らで、公共施設が整ったいい所だなあ、と思った。
(川が蛇行している。広い平野でうらやましいが、水害には弱い一面もあるように思う。水はけを良くするには、川はまっすぐ作った方がいいんだと思う。あくまで、俺の主観だけど。)
その後、岐阜駅の近くにまで行き、友だちの親戚が経営しているフレンチレストランで、フルコースの料理を食べた。シャンパンも白ワインも赤ワインも飲み、メインでは肉と魚の両方を食べた。
それから、ホテルにチェックインしたあと、ビヤホールで飲み、居酒屋で飲んだ。相当、酔っぱらったあと柳ヶ瀬まで歩いたが、結局、どこの店にも寄らなかった。岐阜駅近くまでタクシーで戻り、それからラーメンや餃子を食べ、ここでもビールを飲んでいた。
こうして書いていても思う。食べ過ぎだ。通風にもなるわけだ。
翌日は中京競馬場まで車で行った。勝った友だちもいたが、僕は惨敗した。
競馬場でも焼きそばを食べ、牛丼の大盛りを食べた。
また、田舎に帰ってきてからもハンバーグを食べ、ピザを食べた。
そんなわけで、飲み過ぎて食べ過ぎ、お金もたくさん使った旅行だった。
楽しかった。