今日は、銀座の画廊「美の起原」ではじまった星奈緒展「点滅/点灯」に行ってきました。(会期10月24日(月)~29日(土))

 

星奈緒さんは、淡く優しいパステルで女性を描かれており、その繊細な表情で内面を感じさせる作品を制作されています。

私が、初めて星奈緒さんの作品を拝見したのは、2016年4月、横浜中華街の画廊 art Truthであり、それ以降、個展、グループ展で幾度となく拝見してきました。

 

そして、拝見した個展は私のブログにあげさせていただきました。

「星奈緒展 スローモーションの部屋」(於 art Truth)に行ってきました!(2021年10月)

「星奈緒展 隠れて待ってる」(於 art Truth)に行ってきました!(2020年10月)

2019美の起原展 入選作品展後期(於 美の起原)に行ってきました!(2019年12月)

星奈緒展・暗いところで光るもの(於 art Truth)に行ってきました!(2019年9月)

星 奈緒 個展(於 art Truth)に魅せられてきました!(2018年3月)

星奈緒展 目を瞑ると何が見える? 於 art Truth(2016年4月)

 

今回は、銀座での初めての個展であり、これまでの星奈緒さんの歩みを拝見してきた私にとって、とても楽しみにしていた個展でしたし、久し振りにご本人にお目にかかりお話しすることができました。

 

それでは、作品を紹介させていただきます。

まず、「点滅」という題が付いた3つの作品です。

「点滅ⅰ」 727×727㎝ パステル、水彩、水彩紙

 

「点滅ⅱ」 727×727㎝ パステル、水彩、水彩紙

 

「点滅ⅲ」 727×727㎝ パステル、水彩、水彩紙

 

同じモデルの方を、ポーズをかえて、異なる表情で描いた作品です。

視線を見ると、下を向いている(ⅰ)、正面を向いている(ⅱ)、上を見ている(ⅲ)との3とおりで、それぞれの表情から受ける心の印象が微妙で、それぞれに向き合い、楽しめる作品となっています。

 

特に、3つの作品は、ある程度大きいものであり、3つ並べてみるだけで見ごたえがあります。

 

また、会場の奥には、何と同じように7つの微妙に表情が異なる作品が展示されています。

作品名は、「stop motion portait 1~7」それぞれ273×190mm、パステル、水彩、水彩紙

7つの作品を1枚の写真に納めてみました。左から1~7になります。

概ね、1は右下に目線があり、右に行くほど、それが正面を向き、また、目を瞑っているものあり、7では左下に目線があります。

そして、単に目線だけではなく、それぞれに特徴のある表情があり、内面の違いを感じることができます。

 

このなかで、左から2番目の作品と、7番目の作品を拡大します。

「stop motion portait 2」

 

「stop motion portait 7」

 

次の作品は、銀座の街をテーマにした作品です。

「発行する街」 318×410mm

多くの人々が行きかう街

夜の街には無数の光で溢れている

そして、その光、一つ一つに暖かさが感じられる

そんな街に包まれている心地よさ

‥‥それがこの作品からくる私の印象です。

 

ほかにもこんな作品があります。

「一つ結び」 318×410mm パステル、水彩、水彩紙

 

「朝を食べる」 455×530mm パステル、水彩、水彩紙

 

 

星奈緒さんの持つ写実力、心、内面を読み取りそれを描く力。

そして、淡く、優しいパステル。

 

星奈緒さんの世界を心から満喫できる作品展でした。

最後に、美の起原のHPアドレスを掲載します。

銀座画廊・美の起原 | 銀座画廊 (xn--xxtyc847fky0a.jp)