今日は、横浜中華街の画廊art Truthで、本日から始まった「星奈緒展 隠れて待ってる」に行ってきました。(会期10月7日(水)~10月12日(月))

 

星奈緒さんがパステルで描く女性画に魅せられた私は、この画廊 art Truthを中心に開催される星奈緒さんの個展やグループ展に足を運び、私がこのブログを始めた4年前から幾度となく取り上げてきました。

 

過去取り上げたブログの主な記事です。昨年12月には、銀座の画廊、美の起原で展示がされました。

星奈緒展 目を瞑ると何が見える? 於 art Truth (2016年4月)

私が注目する「美人画・女性画」を描く女流画家10人 (追記しました)(2017年9月)

星 奈緒 個展(於 art Truth)に魅せられてきました!(2018年3月)

星奈緒展・暗いところで光るもの(於 art Truth)に行ってきました!(2019年9月)

2019美の起原展 入選作品展後期(於 美の起原)に行ってきました!(2019年12月)

 

それでは、早速、作品を紹介したいと思います。

 

「名前を消すには」 パステル、水彩、F20号

目を瞑り、こめかみから頬に両手を添えて、想いにふける女性の姿がここにあります。

この作品を見て、何を想っているのだろうと思うのは、ここにいる女性の心を感じるが故です。

心を感じる理由、それは、その描写が優れていることにあることはもちろんですが、肌の下に流れる暖かい血の流れをが感じられることも大きな理由ではないでしょうか。

20号の大きなこの作品は、今回の個展でひときわ目を引きます。

 

「煙」 パステル、水彩、S4号

少女が、白い布で体を覆い、うつむく視線を中心に顔の一部だけ出しています。

少女の目線、すっと伸びた眉、前髪の生え際が、見れば見るほど美しさと愛おしさを感じます。

白い布で体を覆うことにより、その魅力が、まばゆいばかりに浮き彫りになった作品ではないでしょうか。

 

さて、星奈緒さんは、以前から手にこだわりを持った作品を描かれていますが、今回も、その手を描いた作品が展示されています。

「循環」 パステル、水彩、25×25㎝

 

そしてもう一点。

「粒子を集めて」 パステル、水彩、P3号

これだけ手の表情を描くことができるのは、星奈緒さんのパステル画の魅力の一つだと思います。

 

今回、小さめの作品が数多く展示されていますが、その中の一つを紹介します。

「赤を隠して」 パステル、水彩、25×25㎝

画面の中に切り取られた女性の横顔は、先ほどの少女とは異なる、若い女性の魅力が存分に描かれているのではないでしょうか。

 

そして、最後に、この作品を紹介します。

「傘」 パステル 水彩 F15号

この作品は、先ほどの少女を描いた一連の作品です。

といいますか、こちらはDMに採用された、今回の作品展の中でメインの作品です。

とても、素晴らしい作品ですので、是非とも、多くの方に直接見ていただきたい作品です。

 

以上、ごく一部の作品しか紹介できませんでしたが、ますます、星奈緒さんの作品の魅力度が増していることを感じることができる作品展でした。

 

最後に、画廊art Truthのホームページアドレスを掲載しますので、是非、現地でご覧いただければと思います。

http://www.yccp.jp/art-truth/