STIGA MANTRA SOUND | つじまる備忘録。

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今日もゆくぞ!卓球番外地。とあるペンドラの孤高なる記録。

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2024年4月発売

スティガ マントラサウンド

(STIGA MANTRA SOUND)

スピン系が主流ですのでサウンド系は近年では少なくなってるように思います。

最新のサウンド系ラバーは、どうなんでしょうか。

ウェブサイトの数値では、従来のマントラSと比べるとスピン値が低くなっています。

硬度もマントラSは44度、サウンドが42度。

 

 

 

心地よい打球感と打球音でコントロール性能を求める選手向け

という事で、実際使ってみてどんなもんでしょうかね。

 

開封。パッと見た感じマントラSにソックリ。

若干マントラの方がシートにツヤが無かったような気が…するかな。

 

スポンジもマントラにソックリ。

スティガのトランステンション・スポンジは弾き出しがとても良いので、

飛びに関しては無さそうです。あとはシートの性能がどうなのか…

 

先述のチタニウム5.4WRBの裏面に貼って

使用はバックでのみ、試打しました。

 

感想

高くも低くもない弧線で、軽快にポンポン飛んで行きます。

従来のマントラと同じスポンジっぽいので、トランステンションスポンジは反発性能がいいですね。食い込みから弾き出しのレスポンスがとても良いので柔らかいけどスピードと飛距離が出ます。

対上対下、全体的に安定感はあるんですが

シートが鈍感なことによる回転にあまり影響を受けないという感じですね

回転性能に関しては、従来のマントラS以下に感じました。

どんなに思い切り振っても当てても、試打相手のナルコさんから難なく返ってきました。

1時間半ほどの練習中で、ナルコさんがマントラサウンドの回転量でミスすることは1回も無かったですね。

いつもより上回転がかかって無いせいで最初の1,2度は逆にネットに落としてましたけど、すぐ慣れてました。

あとは回転量が少ないため、ギュンと落ちずにフワッと入る軌道がいつもと違うのでそれの凡ミスが1回あったくらいです。

シートのグリップする感触が得られないので、ギュンギュン回転をかけたい人には向いてませんね。

ラバー全体の食い込みの良さで落ちずに安定する感じです。

スポンジの弾きが良いのが利点ですね。ドライブより「ミート向き」と言えます。

ブロック、プッシュとかミートだと快音が出て気持ちよさがあります。

初級者であれば当てれば勝手に飛んでくれる感じがあるのでとても良いかと思います。

回転を意識せずに、振れば入る優しさがあるラバーかな。良くも悪くも鈍感。

球持ちの点でコースの打ち分け、操作性はイイように思えますが

反発がいいのと、回転量が乏しいのでマグヌス効果を得られずにオーバーすることもあります。

強打に対する前陣ブロックも反発の良さから、台に収まらないことも。

コースの打ち分けに関するコントロールは、食い込みの良さと回転に対する影響の少なさから、良いのではないかと。

特厚だとモサッとするので、シャープに飛ぶ「厚」がオススメです。

重量も軽いので、そこも良い点と言えるでしょう。

 

> マントラSとの比較

(別の練習日に比較しました)

カタログ値通りに、マントラSの方が回転がかかります。

シートのグッとボールが引っかかって捉える感触もマントラSはあります。

スピンを求めるならマントラS、ミートならサウンドといった所でしょうか。

マントラSもミート系は優秀だと思うんですが。

個人的には回転性能の及第点がマントラSがギリギリなので、サウンドでは物足りないと感じました。

打球を受けてもらったナルコさんも、マントラSの方が明らかに威力があると感想頂きました。

( 左がサウンド、右がマントラS )

 

 

 

 

マントラサウンド レビュー

mantra sound review