流産後、休職するか悩んでる方へ① ー確認したほうがいいこと | 40歳→41歳、第二子妊活4回流産。n転びn+1起き!

40歳→41歳、第二子妊活4回流産。n転びn+1起き!

40→41歳。第一子早産(1000gちょい)→稽留流産の手術4回
(すべて自然妊娠12週未満、3回は心拍確認後、2回は染色体異常が判明)。
原因未判明の習慣流産(不育症)です。PGTA挑戦中。

第一子は早産ながら出産できましたが、その後4回連続で初期での稽留流産を経験しています。

これまでの経緯についてはこちら → はじめに(ブログ開始時点でのこれまでのこと)

 

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もし今、タイトルのことで悩んでいる方がいるなら参考になればと思って記事を書きます。

前の記事では、『初期での流産手術後、どれくらい休むか』というテーマで体験を書かせていただきました。

(記事はこちら → 流産手術後、どれくらい休むか問題

上記の記事では、肉体的なダメージについてはだいたい1週間程度なのではないかと書きました。しかし、精神的なダメージはまた別です。

 

私の経験した4回の稽留流産のうち、1回目は育休中、2~4回目は正社員として就業しているときでした。4回目のあと、心身ともに限界と感じて精神的な落ち込みを理由として2か月の休職をしました。

タイトルのことで悩んでいる方が考えたほうがいい点について、体験を元に書こうと思います。

 

※(後日の追記)私の場合は流産手術後の休養であれば1週間程度の診断書になるとお医者様に言われたこともあって心療内科の診断書(病名:適応障害)での休職としました。

この記事を公開したあと、他の方のnoteにて産婦人科医から流産手術後1ヶ月休養の診断書をいただいたという体験談を見たので、お医者様による裁量の違いはあると思います。

しかし、産婦人科のお医者様に長期の診断書を頂けたとしても、後述のとおり、悩んでおられる時点で心療内科の受診を強くおすすめ致します。

 

※この件についてネット検索すると「流産ごときで大げさすぎ」みたいなコメントも出ますので、悩んでるときにまともに読むとキツイです。流産というフレーズは入れないで普通に精神的不調による休職のことを調べるか、経験者による発信記事だけ見るのがオススメです。 

ジネコだの知恵袋だのでもう見てしまっていたら、カメムシでも踏んだと思って忘れましょう昇天

大切にすべきなのは今は自分の心と体です!!

 

※産後休暇の対象とならない12週未満での流産をおもに想定していますが、12週以降の流死産の方も参考にしていただける部分もあるかと思います。

 

※悩み始めた時点で上司に相談するとかまず職場の許可をとるとか、そういう社会人として必要なムーブは省略してます。

 

※理由に関係なく、休職や長期休暇そのものが受け入れられない職場というのも残念ながらあると思うのですが、、、さまざまな理由で休養を必要とする人がいることに理解がある社会になることを願っています。

 

流産後、休職するか悩んでいる方が確認したほうがいいこと

その1.なるべく早く心療内科・メンタルクリニックへ行く!!

まず、そこまで考えている時点で心療内科の受診が必要な状態だと思います。片っ端から初診予約の電話をかけましょう。

「もしかしたら有休使うだけでいいかも」と考えてても、受診してみたほうがいいと思います。

 

というのも、心療内科は初診の枠が限られていて、数か月待ちと言われることもザラです。。

稽留流産の手術でお医者様に休養の指示を書いていただける期間は1週間程度が多いようですので休職となれば心療内科で休養指示を貰うのが現実的ですが、まず受診すらできないとそれも無理なので。

妊娠を希望してるから、影響無いお薬と言われても気持ちの面で抵抗ある。。という人もいると思いますが、漢方薬など出してくれる病院もありますよ。私が出してもらっているお薬については、こちらの記事で書いています→流産4回のあとに心療内科に行った話

 

行ける範囲の病院がどうしても直近無理であれば、オンライン診療とかで診断書を貰うことになるのかなと思います。

でも、急遽必要な書類はオンライン診療で貰うとしても、しばらく先になってもリアル受診をしたほうが良いです!!絶対!

長期休養することに全然申し訳なさを感じない人も少ないと思うので、通院を通して「やっぱり自分はケアが必要な状態」と認識し、取り組んでいくことは大切です。きちんと受診して回復に取り組むことが、職場に対する誠意にもなります。

 

不妊治療をしてる方は既に通院忙しいし・・・と思うかもしれないけど、必要なケアだと思います。

どうせしばらく治療お休みになるので、この際行きましょう💦

 

ということで、これを真っ先に書かせていただきました。ほんとに。

手続き的にも、自分の心身ケア的にも、必須かつ最優先です。

 

その2.有休の残り日数とか、会社の病休制度の詳細を確認する

休職(長期欠勤)をするとなると、やはり手続きだったり給与が一時的になくなる点でかなり面倒です。

手続き的には、有休使う方が遥かにラクです。有休申請だけで、書類とか診断とか要らないので。

標準報酬月額へ影響する心配もないです。(注:月の途中から欠勤すると、日数によっては標準報酬月額が変わり、産休育休手当に影響する可能性があります。なので月の終わりまで有休して、翌月は休職に・・・とかもありかと)

有休がたくさん残っていてその期間で十分と感じる場合や、会社として病気休暇の制度がある(単純な欠勤扱いにならない期間がある)場合、休職(長期欠勤)せずに済むならそれにこしたことは無いと思います。

※正社員ではない方が休職を考える場合、まず「会社の就業規則上、自分の雇用形態で休職制度があるか」も確認しましょう!

 

その3.会社の有休付与ルールを確認する

大抵、年間の出勤率が一定を切ると翌年度の有休付与が減らされたり、最悪付与ゼロになったりするルールがあると思います。

私が話した産業医の方いわく「出勤率が一定(80%とか)を切ると、率に応じて付与が減っていく」というのが多いらしいですが、私の会社では、80%を切ったら翌年度は即付与ゼロでした・・・。

状態が良くならず休職延長したいなって時に急に思ってたのと違うってなると大変なので、事前に詳しく確認したほうがいいです。

また、想定している期間を欠勤すると出勤率がどうなるか、労務担当の方に計算してもらってもいいと思います。

 

その4.必要な書類を会社に確認する

最低限、休職開始前にまず必要なのは「医師からの休養指示が書いてある診断書」

休職開始後傷病手当受給する場合、勤怠締めのタイミングで「健康保険組合に出す傷病手当申請書」が必要かと思います。

けっこうちょいちょいお医者さんにお願いする必要があるので、病院が遠いとかの場合、要注意。

 

たとえば、5/1~6/30を休職して、各月末日が勤怠締めの場合・・・

 4月中まで:医師からの休養指示が書いてある診断書を提出。休職申請みたいな手続きがあれば実施。

 6月初頭:5/1~31の期間についての傷病手当申請書(医師の意見欄があります)

 6月中:医師からの復職OK指示が書いてある診断書を提出(※求めない会社もあるのかもしれない)

 6月中:上記診断書をひっさげて、産業医と面談(※求めない会社もあるのかもしれない)

 7月初頭:6/1~30の期間についての傷病手当申請書(医師の意見欄があります)。復職申請みたいな手続きがあれば実施。

て感じかなと思います。

 

その5.休職期間中の手取りについて

傷病休暇として休職する場合、社会保険料は勤労者の負担となります。

したがって、手取り収入は「傷病手当金ー社会保険料」と考えてください。

傷病手当金は金額を試算できるサイトがあります。

社会保険料は、普段天引きされている金額目安でよいと思います。

(支払いは、会社の口座へ振込とかを指示されると思います)

傷病手当の申請から支給まではしばらくかかります。わたしの場合は2カ月弱かかりました。

休職初月は前月分の給与が入ってきますが、その次の月は給与がなく傷病手当もまだの状態だけど社会保険料は会社に振り込まないといけないという可能性がありますので、注意してください。

ちなみに、休職中は給与所得が無いということになりますので、収入が減る分翌年の税金や保育料は少し安くなる・・・はずです。

 

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次の記事では、私自身がどんな流れで休職を選択したか、考え始めてからどれくらいで決まったか?を書こうと思います。

 

どなたかの参考になれば嬉しいです。

続きの記事はこちら→流産後、休職するか悩んでる方へ② ―私の場合の時系列