『ワンピース/ONE PIECE 43巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『ワンピース/ONE PIECE 43巻 (尾田栄一郎)』

尾田 栄一郎
ONE PIECE 巻43 (43)

 

過去記事のレビューはこちら→ 40巻  41巻  42巻

 

思った以上に早いペースで43巻が発売されましたね。

おまけページには、

『何故ワンピースの単行本が他の作品よりも分厚いのか?』

という謎も、作者がわかりやすく答えてくれています。

ホント、この作者の読者サービスには驚くばかりなのです(^^ゞ。

 

 

【あらすじ】

バスターコールがかかり、ロビンは最終限界点「正義の門」の目前に迫る!! 一刻を争う状況に、ルフィ達はCP9の壁を突破し、彼女を絶望の淵から救いだせるのか!? “ひとつなぎの大秘宝”を巡る海洋冒険ロマン!!

 

 

前巻より始まったCP9との全面戦争も今巻で大半が終了し、

ロビン編の物語もクライマックスに近づいて参りました。

今回のロビン編は戦いよりも物語重視のため、CP9の戦闘は結構あっさりとしており、

今までに無いテンポ良いストーリー展開で面白いです。

 

今巻では、

『ナミ VS カリファ』から始まり、『サンジ VS ジャブラ』、『ゾロ VS カク』と

主要メンバーとCP9の戦いを描きつつも、ロビンの孤独な戦いも同時に描いている。

そんなロビンの下に集まってくる苦しみながらも仲間達。 

特にそげキング(ウソップ)の登場シーンはワンピースファンならば感動したはず!

落として落として落とし~て、一気に持ち上げるこの構成こそ、まさにワンピース!

「今回はウソップの活躍は無いのかな~?」

なんて思っていた矢先、こんな大活躍ですよ!

いや~、燃えます!!

 

そして、もう一つのメイン戦『ルフィ VS ルッチ』は次巻に持ち越したが、

第一インパクトとは違い、ギア2に変身したルフィは、ルッチと対等に戦えることを描いていたし、

ルッチもまだまだ本気を出し切っていない状態なので、次巻も期待してよいだろう。

とはいえ、こちらもあっさり終わらせてほしいところです(^^;。

 

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さて、気になったところをいくつか。

ちなみに、私は単行本派なので連載を一切読んでいません。

それを踏まえた上での考察・妄想です。

 

【ナミとサンジの急激なレベルアップ】

ナミもサンジも単独でCP9のメンバーを倒せるほどの強さを持ってしまったこと。

今回のことで、当然2人共に賞金首になることは間違いないし、

このことでウソップとの力の差がさらに開いてしまった感じもする。

チョッパーの強さは反則に近いわけだけど、通常のレベルアップでCP9より強くなってしまった。

 

まあ、強くなるのは全然OKなのだけど、急に成長してしまった感じで少し違和感を覚えた。

特に、サンジの摩擦による高熱キックは、『悪魔の実』並の必殺技なので、

もっと時間を掛けて時間を掛けて、修行なり切っ掛けなりの伏線を持たせて欲しかった。

 

あと、今回のサンジの必殺技を見て、

「ルフィのようなデメリットが無いのか?」

なんて思う人もいるかもしれませんが、まあ同じような弱点を持つキャラはいらないし、

ルフィのようにこの必殺技を多用することはないだろうし、

『悪魔の実』を食べない方向のようなので、これくらいの必殺技くらい持たせてもOKだと思う。

海賊王(になる予定)の一味の戦闘要員なのだから、ゾロと同じくらい強くていいと思う。

サンジが好きな私の意見なのだけどね(笑)。

 

【ウソップのその後】

今回のイベントで、ウソップのその後が判らなくなりましたね。

今巻でさらに麦わら海賊団との絆が強くなってしまったし、

麦わら海賊団にいなくてはならない存在になってしまった。

 

まあ、ウソップがそのまま麦わら海賊団に残ることもいいのですが、

個人的にシャッフルというかメンバー交代をしてくれた方が面白いと思うのです。

メンバーから抜けたとしてもその後を表紙で描けばいいわけだし、

他の海賊団に合流したり、他の海賊団の話も描けるようになると思う。

 

というわけで、ウソップ脱退を期待しているわけですが、難しそうですね(^^;。

 

【バロックワークス、大監獄インペルタウンへ】

多分、これって伏線だと思うのです。

『正義の門』が開いたときに護送船がいましてその行き先が、

『海軍本部』と『海底監獄インペルタウン』となっておりました。

大工トムの件もありますし、ハグワール・D・サウロの件もあります。

当然、このままバスターコールを避けて、この護送船に乗ってインペルタウンに向かうと思います。

 

よく考えれば、ロビンもバロックワークスの一員だったし、

そういったイベントがあっても面白いと思います。

ああ、これでボンクレー(Mr.2)の活躍がまた見れるといいな~(^^ゞ。

 

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ホント、次巻以降の展開が楽しみです。

早く次巻が読みたいです(^^ゞ。

 

点数的には、

100点

ですね。

 

やっぱりワンピースは大好きです。

全然変わらないおまけのテンションもお薦めのひとつです(^^ゞ。

 

 

では、ここまで。