2005年春、悪性脳腫瘍が判明した母。

(グレード3から、グレード4の膠芽腫へ転化)

 

余命3年以内と言われながらも、18年間戦った母の、奇跡の記録です。2023年他界。

 

 

◇経緯に関する記事のリンク◇

・病院からの呼び出し

・恐れていた(てんかん発作

・脳腫瘍が自然に小さくなった!

・一度目の再発(大きくなっていた腫瘍

・手術の日(前編)

・手術の日(後編)

・病理の結果。悪性度の高さに絶望

・余命宣告

・放射線治療

 

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病院から連絡を受けて、

母のところに駆け付けたところ、

 

「頭の中が見える」

 

と訴えた母。

 

一通り話を聞いたところで、

お昼の時間になりました。

 

話す事ですっきりした様子で、

 

運ばれてきた食事を

いつも通り食べ始めました。

 

そのタイミングで、私も、

お昼ご飯を調達に病室を出ました。

 

 

すると、ナースステーションに、

主治医N先生の姿が。

 

会釈すると、先生もすぐに気が付き、

こちらへ来て下さりました。

 

 

「先生。今、母と話をしましたが、

やはり何かが見えると訴えています。」

 

と伝えると、

 

「そのようですね。

今は落ち着かれてますか?」

 

と、先生。

 

今は落ち着き、食事している旨、

先生に伝えたところ、

 

 

「脳のご病気ですからね。

放射線治療で、一時的に脳が

腫れる場合もありますので、

幻覚やせん妄があっても、

不思議ではないです。

注意して診ていきますね。」

 

との事でした。

 

 

買い物をして病室に戻り、

 

母と話をしながら

おにぎりを食べました。

 

 

「腫瘍があるってわかって、

自分で治す!って言って、

本当に小さくなった事が

あったでしょ?

 

あの時も見えていたけど、

今は、もっと

ハッキリ見えるのよ真顔

 

と、母は言いました。

 

 

この時の事です↓

 

 

自分で治す!と言って、

イメージしていた母。

 

実は、本当に見えていたゲッソリ

 

でも、母ならありえるかも・・・

 

 

だいたい、脳腫瘍が

 

自然に小さくなるなんて、

まず考えられない事なので。

 

 

N先生も、医学的に証明不可能なので、

一度小さくなった事には、

 

全く触れてきませんでした。

 

ミステリーです・・・

 

 

母:

 

「あの時と同じだという事は。

いや、今の方がはっきり

見えているって事は、

また自分で治せるんじゃないかな。

放射線に手伝ってもらったら、

もっと楽に小さくなったりしてニヤニヤ

 

母は、私が帰る頃には、

 

すっかり元気になっていました笑い泣き

 

 

心配したよ~~

良かった!

 

 

母の事だから、

また奇跡を起こしてくれるかも。

 

本気でそう思いました。

 

 

 

この時点で、放射線治療は、

残り5回程度でした。

 

 

その後、無事に治療は終わり、

退院しました。

 

 

その2週間後に、MRI撮影と、

退院後の診察という予定になりました。