日産ノートの「少し高級版」ノートオーラです。

もっと早く記事にできれば良かったのですが、現行生産モデルは、このフロント意匠ではなくなっています。

今、街で走っているノートオーラに比べると、こちらの方がスッキリしていて良かったな。と。

オリジナルのノートと比べると車幅があります。

私は、てっきり、車体の幅そのものが拡張されていると思っていたんです。乗り込むまでは。

そうではなくて、この車両は、「人気のノートの”外側を膨らませることによって””少し”高級感を持たせた。」コンセプトの車両でした。

室内寸法は、”普通のノート”そのものの大きさです。

なんていうか・・・・1500cc級コンパクトカーとして、「普通」の広さの車両です。荷室もテールゲートと床面の間にこの通り、段差がありますし。

このクラスの車両で、広さをとるのであれば、いつも通り、Fit一択になると思います。

ただ、このクラスの車両群と異例の違いがあるのは・・・荷室の床面をめくると・・・

前回登場のCX-30の写真と比べてください。これ。

CX-30の方が、恐らく車両価格が高いです。

が、このノートオーラは、車載工具をこんなにみっちり収納します。機能としては、CX-30のようなデザインで十分なのに。

「騒音」にものすごく気を遣っている車両なんです。ノートオーラ。

荷室で(運転席から遠い位置なのに)、積載している工具が余計な動きをして、音を発するのを嫌っています。

この辺りの考え方は、フロントドアパネルから前方の構造にも現れていて・・・

写真撮影することはできませんでしたが、「膨らませたフェンダー部」には、遮音材・・・というか、衝撃吸収材代わり・・・なのか、樹脂がみっちり嵌め込まれています。

 

「小さな高級車」って言葉は、はるかはるか昔からあるのですが・・・

布材をたくさん使ったインテリアや

皮(本革調?)をたくさん使ったシートや

木目調パネルのダッシュボード周りというものでの演出だけでは、「小さな高級車」にならないです。

このノートオーラは、「ただ、外回りのボディパネルを膨らませて、外観を少々仕立て直しただけ」の車両ではなく、「ボディパネルを膨らませる必要がある。」「小さな高級車になる為に」そんな考え方で作られている車両です。

 

ま、ここに写っている、「START STOP」ボタンと、シフトゲートには、何回乗ってもまだ慣れないんですけどね。

STARTボタンは、ステアリングコラム脇に設置されていて欲しいですし、シフトゲートは、Nの位置にまずできないです。

さっさとPボタンを押して、車を降ります。

面白いのが、メータデザインをこんな感じで大幅に切り替えられます。まあ、デジタルマシンなので、こんな表示でも十分な方々がいらっしゃるのかと。

 

感心したのが、ペダルデザインです。

マツダの車両群のように大きく安心できるデザインではないのですが、代わりにこの溝です。

こんなにくっきり深い滑り止めの溝が作られているペダルデザインの車両は・・・外車も含めて思い出せないです。何かこだわりがあるんだと思います。

 

室内寸法が変わらないので、普通のノートと動きは変わらないのだろうと走り始めたのですが・・・

恐らくこの車両、トレッドは広がっている・・・のだと思います。あるいは、装着タイヤの幅がより広いのか・・・旋回時にゆったり感(安心感)があります。

ただ、それよりも気になったのが、e-POWERシステムの振る舞いで・・・

 

この車両、いつも通りの「ワンペダルドライブ」車両です。

市街地では、すぐに慣れます。本当に便利な機能だと毎回毎回感心します。

が、高速道路を走って・・・・なんか・・・ものすごく疲れるんです。ノートオーラ。

「おかしい・・・高速で、ノートオーラって、ものすごくNISMO仕様が走っているのに。」

キックスの時は、あんなに感心するセッティングの車両だったのに・・・なんだ?同じe-POWERシステム搭載車両じゃないのか?キックスの時は、こんなにアクセルの動きに煩わされなかったぞ。」

 

苦悩、本当に苦悩。しばらくの間。

ハタと気がつきました。

「多分、これ・・・ドライブモードの選択を誤っているんだ。」

私は、どこを走るのも基本的にECOモードが選択できれば、一日中、ECOモード運転です。日本車、外車問わず。

「ワンペダルドライブの車両だから・・・ECOモードを解除したら、”普通の”動きになるんじゃないか?特にアクセルを戻した時に。」

そう思いついて、NORMALモードを選択したところ・・・その通りだった。

 

普通に「ブレーキペダル操作が必要な」車の動きになりました。

e-POWERシステム車両は、高速道路でECOモードにしてしまっていると「一定速度を保つ」のが難しいことがよくわかりました。この辺りは、システムの考え方というか、Hondaのハイブリッドシステム(VEZEL等)とはっきり違うということがわかる動きです。(Hondaのシステムは、内燃機関とモーターの切り替えを意識させない作りになっている。)

 

日産は、物凄いところを突いたと思います。昔々から言われていた「小さな高級車」の明快な解を見つけたというか。

このノートオーラは、海外輸出もされているのですかね?あるいは、海外版の普通のノートが、このノートオーラの車幅なのか。

 

「カッコつけないけどカッコいい」普通のノートに「少し」「生意気と感じられないように」高級感を上乗せしたノートオーラ。

本当にうまいところを突いたと思います。いい車です。レクサスにも小さな車が出てきているけど、あちらのような「見せびらかし」感がある高級車じゃないというところがね。

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