(前回はこちら 。)



さて、最後になりました。あまりおもしろくない話を最後まで読んでいただいた方、本当にありがとうございました。


さて、「ケアプラン料を利用者に支払わせるかどうか」ということですが、利用者に(サービスを利用している)権利意識を持ってもらうためにも、1割負担もよいかと思います。「専門性を高めたい」とケアマネ自身がそういう気持ちを持てない場合、「外からの動機付け 」で「専門性を持たなければ危ない」ということになれば、それはそれで良いのかな、と思います。「ケアマネが役に立たない」ということになると、「介護支援専門員」という制度自体が消滅してしまう危険性もありますよ。すでに「要支援者は地域包括支援センターでケアマネジメントする」ということになっていますよ。地域包括支援センターは行政の管轄ですから。「ケアマネジメントを民間で」という考えから一歩下がったことになっています。



いずれにしても、

私は利用者がより良いサービスを受けられるためにも、

そのことによって日本の社会全体が安心した老後が過ごせると認識できるためにも、私自身がこの仕事に誇りを持ってできるためにも、ケアマネを目指している人たちが幻滅しないためにも、ケアマネジメントの仕組み自体がなくならないためにも、「ケアマネの専門性を高めたい、確立したい」という立場ですから、その動向は見守りながら、自分の専門性を高めておき、本当の意味での「ケアマネジャーを選ぶ時代」が来たときに慌てないように、と思って、「今、私ができる仕事を淡々と」行いたいと思っています。



みなさん、いっしょに頑張りましょう、ねっ!


(おわり。)



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(前回はこちら 。)


法律によるケアマネジャーの位置づけを要約して読むと、「利用者からの相談を受け、心身の状況に応じ、適切なサービスに連絡調整を行う者」となります。


そして、「ケアマネジャーの力をどこで発揮するか(専門性は何か)」ということ、つまり、「ケアマネが目指すところはどこか」ということですが、その答えを、法律の中の「…心身の状況に応じ、…」というところにみたいと思います。



「心身の状況に応じ」て適切なサービスを計画しようと考えるなら、「心身の状況」がどのようになっているか、を見つけないといけません。このことが、ケアマネ業務のどこに当たるか、というと、前にも書いた「アセスメント」の「ニーズ」の部分です。


医療でもそうです。「発熱した」という状況に対して、「ただの風邪」か、「肺炎」か、「脱水」か。原因を突き止めないと、適切な治療に結びつきません。


……すみません、「医学モデルじゃないか」という批判は置いといてください。

私が一番大事じゃないか、といった「ニーズ」を突き止めることが「適切なサービス」を提供できるカギになってくると思うからです。ただの連絡調整係じゃあ、「心身の状況に応じ適切なサービス」を計画することはできません。これができるかどうかが、「ケアマネとして、優秀かどうか」だと思います。このことは自施設にサービスを誘導する「営業ケアマネ」を見ると分かります。

専門性は求められません。「適切なサービス」を計画する前に「始めにサービスありき」なんですから、「どんなサービスがよいか」なんて視点はありませんから、私の言う専門性は育たないでしょう。


さて、その利用者が抱えている「解決すべき課題」を明らかにして、サービス計画したとなると、それがどう改善(悪化)したか、ということをモニタリングし、評価する事ができます。そうなると、実際に行われているケアの中身にまで介入することができるのです。それが結局、大学教授たちの言う「ケアをマネジメントする」ということになるのですね。


だから、きちんと仕事をしていないケアマネに困っている事業所のみなさん、「ここにサービスを頼むねらいは何ですか?」と聞いてみてください。たぶん「あわわわわ。」ってなりますよ。(私も経験済み^^)

そういうケアマネを、これからは「ケア真似」と呼んでください。

(ちょっと狙ってみました。空振り?)



完全に蛇足ですが、ケアマネの研修で面接技術やサービス担当者会議の開き方を学ばせたりするカリキュラムがあります。私は、この内容につねづね疑問を感じていました。「こんな研修が必要なのか」と。


しかし、その意味が分かりました。

それは、法律の中の「要介護者及び要支援者からの相談に応じ」るために面接技術を学ばせ、「市町村、居宅サービス事業を行う者、介護保険施設等との連絡調整を行う」ためにサービス担当者会議の開き方を学ばせるのだ、と。カリキュラムに組むことは間違いではないと思いますが、私は「心身の状況に応じ」た計画を立てられる、ことのほうが重要だと思うのです。



つづく 。)




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(前回はこちら 。)



法律によるケアマネジャーの位置づけを私なりに超要約すると、「利用者からの相談を受け、心身の状況に応じ、適切なサービスに連絡調整を行う者」と読み取りました。ケアマネって所詮、連絡調整係なんですね。

連絡調整係はその昔、役場がやってきたことです。やっぱり役場の仕事なのだから1割負担はいらないですよ、ということを国は思っているのだろうな、ということを考えました。




ただの連絡調整係なら、専門性なんて必要なの?専門性ってあるの?





ケアマネジメントを専門にしている大学教授たちには

「ケアマネジメントはケアをマネジメントする仕事だぞ」なんて、

たいそうなことを言われて、持ち上げられていたけど、

国は「連絡調整を行う者」とだけ、考えているのだなあ。



やる気なくしたなあ。仕事やめちゃおっかなあ。ブログも止めよかなあ。

調子に乗っていたなあ。おだてられていたなあ。


でもこの認識が深まれば


「私も昔はサービス現場で働いていたけど、今はキャリアアップしたのよ。私みたいになりたかったら、努力しなさい!お~ほっほっほっ。」なんて大きな顔する「高飛車ケアマネ」もいなくなるだろうなあ。

「あんた、ただの連絡調整係でしょ。何、いばってんの!」なんて、事業所から言われるだろうなあ。



さばねこさん が言われるとおり、

0円負担では利用者の目にさらされることも少ないので、ケアマネに良い仕事を求めるのは難しい、と思います。なにしろ、国も「連絡調整係」としか思っていないわけですからね。

「そんなことないよ。志を高く持っていれば、良い仕事はできるよ。」という方もあるかもしれません。

でも精神論でやっても、根性のあるケアマネばかりではありません。

また、役場の仕事みたいな同じ扱いを受けている限り、民間に下ろして「競争させる」とか、「質を向上させる」とかいうことはかなり難しいと思います。

(役場のみなさん、ごめんなさい。とても力のある役場職員の方も大勢いらっしゃると思っています。)


ということで、改めてもう一度

「ケアマネジャーの力をどこで発揮するか(専門性は何か)」ということ、つまり、「ケアマネが目指すところどこか」ということについて私の意見をまとめていきたいと思います。


つづく 。)





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