(前回は>>>こちら。)



「水分量はどうです?」

妻「ほとんど飲まないです」。

「どれくらい?」

「……………。」



たいていの人は、自分が1日でどれだけ水分を飲んでいるか、知らないものです。

皆さんも自分が飲む量、知ってますか?


「ご飯の時に飲むくらい?」
「う~ん、そうだな。」
「あとは飲まないですか?」
「果樹園に行ったときは飲んでるけどな」
「最近まで果樹園に行ってたんですか?」
「今年の夏頃までな。」



おっと、この人がいつ頃まで普通の生活をしていたのか分かりました。

……それはあとで聞くことにして。


水分量を知るためには、ふだん使っているコップを見せてもらって、だいたいの目安を掴んだほうが良いんですね。

この人は1日600㎜㍑くらいでした。



「おしっこ出てますか?」

「濃いおしっこでしょう?」


時々、予言っぽく言うと信頼度が増しますね。
「何で分かるの?」なんて顔、されますから。

600㎜㍑じゃ少ないですからね。

きっと、黄ぃ~ろいおしっこのはずです^^



「この間、おしっこが出なくなってね。」

「え~!」意外な展開。それは大変なことです。



ふんふん、それで?



「去年、肺炎で入院してな、それが治ったら、今度はおしっこが出なくなって。」



肺炎で尿閉。

そんなことがあるんですか?



「おしっこが出なくなった原因は?」

「?」



やっぱり病気に関心がない(苦笑)



お医者さんに聞いたら「前立腺肥大症」。手術で改善したそうです。



「今は、おしっこは出ているんですか?」

「はい」

「じゃあ、うんちは?」



なかなか聞きにくい、排便のことを

うまく聞くことができました^^v



「出てるよ」

「毎日?」

「おお、毎日な。」



小食で?運動不足で?水分が足りないのに?

あとでチェック。



…お医者さんのほうからは便秘薬は出てませんでしたから、これはOKかな?



(まだまだまだ続く。)



「記事、よかった!」という方、クリックを。

   ↓↓↓
正しいケアマネの歩き方  ~ケアマネタマゴが贈るケアマネ道!~-ブログランキング にほんブログ村 介護ブログ ケアマネージャーへ

(前回は>>>こちら)



新規で利用希望のあったKさんの家へ訪問に行きました。

1月に入って、これで4人目です。



出迎えてくれたのは、Kさん、Kさんの奥さん、その息子さんの3人です。

Kさんはこたつにどてら姿で私を招いてくれました。

いかにも「私、便所に行くときだけしか、こたつから出ません^^」といった様子です。



「お正月から大変な雪でしたね」なんて挨拶もそこそこに、「では…」と言って取り出したのは、計画書。



実は私、口下手なところもあるからだと思うのですが、そこから始めることが多いです。上手な人は緊張をほぐすとか、そういうことをされるんでしょうかね?




前もって電話で聞いていた「デイサービスに通いたい」という希望を週間サービス計画書(業界では、第3表と言います^^)をお見せして、「だいたいこれくらいの金額ですね」とお話しします。



本来なら「アセスメント」→「ケアプラン」という流れです。だから、今日行ったアセスメントを基にケアプランを立てるわけですが、ご本人たちは「で、いくらかかるの?」と質問されることが多いです。だから、いつの日からか、私は早めに金額をお伝えするようになりました。



最初に契約書を交わす方もあるでしょうか?

本来はそれが一番最初かもしれませんね。でも、何も分からずに契約を結べって、ちょっと恐くありません?



あ、断っておきますが、言われたことだけをそのまま計画することとは違いますよ^^

これからアセスメントをして、希望されたこと以外で必要なことは何か。これを探すのがアセスメントですからね。



つまりお医者さんで言うと、血液検査、レントゲン検査、問診、触診みたいなものです(ですよね?^^;)

「先生~、咳が止まらなくて。咳止めください。」「いや、待て待て。胸のレントゲンを撮りましょう。」ということです。(ですよね?^^;)






さて、切り出し方ですが、たいていの方は病気を持っておられるので、まずは「どんな病気をしておられるか」、「かかりつけ医はあるか」を聞きます。

この時に「?」が浮いているような方は、「病気の関心を持っていない」ということで、“健康管理注意”と考えています。



今日の方は「薬?飲んでないよ」と言うので、あとでかかりつけ医に聞くと、「しばらく受診していない」とのこと。「内服薬の管理ができていませんね」とのことでした。

病気も「椎骨脳底動脈循環不全」という病気があり、脳への血流が悪く、時々ふらつくでしょう、とのこと。



次は「生活をしていて困っていることは?」と聞きますかね。この質問でピンと来ない場合は、ADL(日常生活動作)を一つずつ聞いていきます。



大事なところは、3大介護と言われる「入浴、排泄、食事」。入浴は体力を使いますから、デイサービスやホームヘルプで介護負担を少なくしてあげるのが良いかな。



排泄の介助、特に排便の介助は精神的に辛い。運動不足や食事量/水分量の不足、不規則な生活(寝不足とか)で便秘になったりします。ところが、下剤を服用していて下痢になり、後始末が大変だ、ということもあります。さっき言った原因を取り除くと便秘が改善ずることもありますし、下剤の調整(医師の指示どおりに飲まない、加減する)のも大切かな。(怒られる?^^;



食事は食欲という根源的な欲求のせいか、最後まで自分で食べられることが多いですね。食べられなくなったら“死が近いな”なんて、考えたりもします。



今日の方は、この3大介護、全て自立でした。

「大丈夫だな。」



いやいや、ここでOKにしちゃったらいけませんよ^^



「食事は皆さんと同じ量?」
妻「いやあ、ちょっと少ないかな」。


それはそうです、普段動いてないですから。閉じこもり傾向の人ですので。


またまた、このあたりもかかりつけ医に聞きました。
「栄養状態問題なし」でした。


問題があれば、食事内容や量をもう少し詳しく聞きますね。




これでOK

…いやいや、まだまだこんなもんじゃ。




(まだまだ続く^^)


「記事、よかった!」という方、クリックを。

   ↓↓↓
正しいケアマネの歩き方  ~ケアマネタマゴが贈るケアマネ道!~-ブログランキング にほんブログ村 介護ブログ ケアマネージャーへ

ケアマネジャーは介護保険サービスの入り口になる人ですから、生まれて初めて介護保険を使う人とお話をするのがとても多くなります。



サービスを使う前にケアマネジャーがすることは「アセスメント」。その人が生活する上でどんなことに困っているか、どんな生活をしたいか、ということを聞き取る作業のことです。



でも、ただ聞き取る、ということだけではいけません。困っている原因は何か、生活しにくくしている要因は何か、どうすれば改善するか、というところまで突きとめなくてはいけません。そうすることでケアプランがたてられるわけです。

逆に言うと、アセスメントをきちんとしないと、とんちんかんなケアプランになってしまいます。



医者に例えると、お腹が痛いと言っている患者に、何の検査もせず痛み止めを出すようなものです。その患者は腸閉塞になっているのに。



国は「課題分析標準項目」というものを示していて、「アセスメントするには、これと、これと、これとを聞き取ってくださいね」と言っています。



その項目については>>>ここを。



まあ、結構な数の項目を聞き取るようになっているんですけど、初対面でこれだけのことを聞き取るのは至難の業ですね。

なんせ、相手は「ヘルパーを頼む」「デイサービスを頼む」と言って、そのつもりでいるわけですから。「口の中はどうなっていますか?」なんて質問をすると「何の関係があるの?」っていうことになるわけです。



ま、もっとも、そういうことも聞かず、「ヘルパーですね、じゃあ、明日から」なんて言うケアマネも多いのが大変困るんですが…。



もっと言うと、これらの項目を網羅できるように、「アセスメントチャート」というものが数種類あります。MDSだとか、全社協方式だとか、いろいろありますね。なかにはこのチャートを埋めればアセスメントできてしまうって思っている人も多い。

でも、それは状況を書き込むだけであって、なぜそうなったか、というところまでは分からない場合が非常に多いのです。



なぜそうなったか、というのを突きとめることが非常に大切なんですけどね。



課題分析標準項目を漏れなく聞く。さりげなく聞く。コテコテしないでスマートに聞く。それができる人は格好良く見えますね。



先月は新規の方がとても多かったので、アセスメントもいろいろ考えながらやりました。

前置きが長くなったので今日はこれぐらいにして、どんな感じで私がアセスメントをしているか、思い出しながら書いてみたいと思います。


(続く。)


こういうことを書くのは、結構プレッシャーだったりします^^;

   ↓↓↓       ↓↓↓
正しいケアマネの歩き方  ~ケアマネタマゴが贈るケアマネ道!~-ブログランキング にほんブログ村 介護ブログ ケアマネージャーへ