結婚式に特化したスピーチレッスンを
している私。
結婚式に特化したスピーチレッスン・マリアージュスピーチのご案内
レッスンの中には、
受講者さんに作成してもらった
『原稿の添削』も含まれているんですよ!
※手前味噌ですが・・・これ、かなり好評です
でね・・・私、原稿添削の際に、
「このフレーズが入っていると
必ず抜いちゃう」
というものがあるんです。
それは・・・
「僭越ではございますが」
です。
数多くの結婚式で、
数多くのスピーチを聞いてきた私。
これは結婚式に限らず、
どんなスピーチシーンでも
言えることなんですが、
【はじめの30秒】
が、めちゃくちゃ大事なんです。
特に結婚式のようなお祝いの場であれば、
新郎・新婦さんはもとより
同じ空間に集うゲストに
「この人はどんなことを話すんだろう」
と、期待感を持ってもらえる方が
いいですよね?
結婚式でのスピーチはある程度、
流れがあります。
①祝辞
②自己紹介
③新郎・新婦さんの人物紹介、エピソード
④はなむけの言葉
⑤結びの言葉
【はじめの30秒】は、祝辞や自己紹介を
しているとあっという間に経ってしまう
時間なんです。
ちょっとここで、
よくある友人スピーチの
【はじめの30秒】の一例をご紹介しますね。
「僭越ではございますが」
に代表されるような言い回しは、
【定型句】と言われるものなんです。
【定型句】は、
結婚式などの特定のシーンで
よく使われる決まり文句や表現のこと。
結婚式のリアルな現場で
たくさんのスピーチを聞いていると、
この【定型句】って「絶対にいるのかな?」
とついつい思っちゃうんですよ。
もちろん【定型句】を入れることで
失礼にはならないし、
無難にスピーチを始めるには
もってこいなのかもしれません。
でもね、【聞き手の心をつかむ】
という点で考えると、
「もったいないなぁ・・・」
って思っちゃうんです。
そう感じる一番の理由。
それは・・・
【言い回しが古臭い】
私個人の見解ですが、
そう感じちゃうんですよね~。
↑でご紹介した一例を、
「僭越ではございますが」
を抜いて添削するとこんな感じです。
いかがでしょうか???
さり気なく話し手の高揚感や想いを
生きた言葉として盛り込みながら、
祝辞と自己紹介をしています。
この「生きた言葉」が超絶重要なんです!
自分の中から湧き上がる想いを、
【生きたシンプルな言葉】
で伝えることによって、
聞き手が自然と
「この人の話を聞いてみたい」
と、引き込まれていくんです!
「僭越」とは、辞書によると
『自分の地位や立場を超えて
出過ぎたことをすること』
と、表記されています。
友人を代表してスピーチをする、
というのは↑のような側面はあっても、
数ある友人の中から
「あなたにスピーチをお願いしたい」
と指名を受けたことを、
むしろ誇りに思って過度にへりくだる
ことはないんじゃないかなぁ・・・って
思うんですよね。
だからこそ、
「僭越ではございますが」の
一文が入っていると、
そっとその文言は原稿から
削除しています。
想いを伝えるスピーチには、
「生きたシンプルな言葉」を
取り入れると、自然体な雰囲気で
聞き手に興味を持ってもらえますよ。
やたらと熱く綴ってしまいましたが、
スピーチ原稿を準備する際に
何か拾える点があれば嬉しいです。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。