結婚式当日。
新郎・新婦さんの中には、
内緒で準備をして
お相手へサプライズで何かをする
という方も少なくありません。
サプライズの相談にはあれこれと
乗っている私ですが、
先日司会を担当した新郎さんは
ちょっと珍しい形でのサプライズ決行
となりました。
この新郎さん。
新婦さんの生まれた病院から始まって
思い出の場所を巡ってバラを集める
動画を撮影していました。
↓こういう感じのです!
動画は会場の扉が開いたところで
結びます。
そこで実際に新郎さんが扉から
登場されて、
新婦さんへバラの花束を渡すという
サプライズを計画されていました。
結婚式当日に上映できるように、
映像もしっかりと編集。
そんな矢先。
何気ない普段の会話の中で、
新婦さんからこんな一言が・・・。
「私、サプライズとかされるのって
すごく苦手なんだよね」
新婦さんがサプライズに対して
あまりいい印象を持っておらず、
なんなら苦手だと知った新郎さん。
でも・・・サプライズをするための
準備はすべて整ってしまいました。
そこで考えたのが、
披露宴がお開きになって
ゲストが誰もいなくなった会場で
映像を上映してバラの花束を渡す
ということでした。
お開き後、私も会場内でその様子を
見守りました。
お開き後の会場に新郎・新婦さん、
そして両家の親御さんも一緒に入って
映像を観てもらいました。
新婦さんにとってゆかりのある場所
に足を運んでいる様子が綴られている
映像を観ながら、
そばで見ていた親御さんがウルっと
されていたのがすごく印象的でした。
映像後、新郎さんからあらためての
感謝の言葉と共に、
バラの花束を手渡されていました。
新婦さんがすごく喜んでいる様子が
周りで見守る私たちスタッフにも
伝わってきて、幸せのおすそ分けを
してもらったような時間でしたよ~。
肝心なサプライズが好きではないと
言っていた新婦さん。
「私がサプライズが苦手って言ったから、
お開き後にこの時間作ってくれたんだね。
ありがとう・・・」
そんな言葉を新郎さんに掛けていました。
サプライズは相手を想う気持ちが
形になる瞬間。
愛あるサプライズの瞬間に
立ち会わせてもらいました。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。