この時期になると色んな方から、
「6月と言えば!結婚式多いでしょ?」
とよく聞かれます。
ですが実際は…
6月に司会のご依頼をいただく結婚式は
あまり多くないんです。
※ちなみに一番結婚式が多いのは
9月~11月だったりします。
日本の結婚式における事柄は、
欧米の文化や風習に由来している
ことが結構多いのですが、
ジューンブライドもその一つ。
ジューンブライドは直訳すると
「6月の花嫁」。
諸説ある一つとして、
ローマ神話の女神「JUNO」が
女性や家庭の守護神であることから、
「6月に結婚すると幸せな結婚生活が
送れる」と言い伝えられているそうです。
でね、このジューンブライドに着目したのが、
1960年代の日本のホテル業界。
当時は今のように建物内の空調設備も
十分快適とは言えず、梅雨の時期である
6月に結婚式を挙げる新郎新婦さんは
とても少なく閑散としていました。
そこで
「6月に結婚すると幸せな結婚生活が
送れる」という言い伝えを広めたことで、
日本でもジューンブライドという文化が
広まっていったと言われているんです。
とはいえ、
私自身がウェディングの世界で
お仕事をしていて強く感じることは、
新郎新婦さん自身の結婚式に対する
考え方も様々だということです。
ジューンブライドの言い伝えにあやかって、
6月に結婚式もしくは入籍をする方。
費用を抑えるために、
時期は特に気にせず日取りを決めて
結婚式をする方。
1年の中で一番過ごしやすく、
祝日も多い秋に結婚式をする方。
などなど・・・。
世間一般で思われていることと、
実際のウェディングの現場での
ジューンブライドに対する思いの
違いがあるものです。
ご縁あって6月に結婚式をする
新郎・新婦さんとは、
ジューンブライドの由来をしっかりと
分かち合って司会のお手伝いを
させてもらっている私です。
今日は6月と言えば!思い浮かぶ、
ジューンブライドについて
綴ってみました。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。