ウェディング司会者として、
新郎・新婦さんとの打合せの際、
ちょっと前のめりになるのが
プロポーズの話。
最近は、
新郎さんがしっかり準備をして
サプライズでプロポーズをする、
という方も結構います。
※サプライズプロポーズを
サポートしている専門の会社も
あるらしいです。
それぞれの新郎・新婦さんに、
それぞれのプロポーズのドラマがあって
本当に毎回興味深いんですよ~。
先日の打合せでプロポーズの話を
伺った新郎・新婦さん。
新郎さんは事前に、
プロポーズをする場所として
ホテルのスイートルームを予約。
ホテル内のレストランで食事をして、
スイートルームで100本のバラの花束と
共に指輪を渡してプロポーズ!
という段取りをしていました。
ホテルの方には、
スイートルームのクローゼットに
バラの花束は入れておいてほしいと
依頼をしたそう。
部屋で、新郎さんの気持ちの準備が
できたタイミングで、
クローゼットから花束を取り出して
プロポーズ!
これが新郎さんの考えた、
新婦さんを驚かせるサプライズプロポーズ
だったんです。
しか~~~し、
実際はスイートルームに入ったら
ベッドの上にハートのカタチに
バラの花びらが置かれ、
その中に花束がセッティング
されていたんだそう。
その光景に喜ぶ新婦さん。
段取り通りに事が進まず、
結果的にはその流れで
婚約指輪を新婦さんに渡したものの、
プロポーズの言葉は言えずじまい。
その時のことを新郎さんは、
「私の伝え方が悪かったみたいで・・・
とにかくそのことに落ち込んでました。
残念なプロポーズですよね」
と話してくれました。
かたや新婦さんは、
「プロポーズの言葉はあったような、
なかったような感じだったけど、
それも含めて今となっては
笑える思い出なんです」
と、笑顔で話してくれました。
新郎さんのイメージするプロポーズ。
それは、
「段取りよく・イメージ通りに・スマートに」
が目指すものだったようですが、
予期せぬ状態になったことで
かえって思い出深いプロポーズに
なったのであればそれはそれで
「素敵なんじゃないかしら・・・」
と素直に感じたんですよね~。
これ、プロポーズに限らず、
お付き合いの中で印象に残っている
出来事を聞かせてもらう際にも、
予期せぬ出来事やハプニングの話を
あげる新郎・新婦さんは、
本当に多いんです。
結果的には残念な感じだったことほど、
思い出深くなるのかもしれませんね。
人の数だけドラマがあり、
人の数だけ思い出がある。
そんなことを垣間見せてもらえる、
新郎・新婦さんとの打合せが
楽しくってたまらない私です。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。