披露宴で、新郎・新婦さんがお色直しのために
一時的に席を外す中座。
ちなみに・・・
以前、詳しく中座についてご紹介しております!
そんな中座の際、一緒に歩いてもらう
「エスコート役」を新郎・新婦さんに
あらかじめ決めていただいています。
「エスコート役」は、
大切な人・お世話になった方を
選ぶ方がとっても多いんです。
ということで今日は、
【ギュッと握った手から伝わる想い】
と題して、中座のシーンで私の胸が
ジーンとした話を綴っていきますね。
先日司会をした披露宴では、
新婦さんの中座のエスコートが
新婦さんのお母様とお祖母様でした。
この新婦さん。
小学生の時にご両親が離婚されて以来、
弟様とともにお母様の実家で育ってきました。
忙しく働くお母様に代わって、
よく面倒を見てくれたのがお祖母様。
お母様には言えないことも、
お祖母様には何でも相談できて
いつも味方でいてくれたとのこと。
結婚の報告をした時も、
お母様以上にお祖母様が
誰よりも結婚を喜んでくれたそう。
「孫孝行らしいことは
なにもできてないんですが、
中座のときに母だけじゃなく
祖母も一緒に歩いてもらえたら・・・
と思っているんです」
中座のエスコートをお母様とお祖母様に
されたいきさつ、想いを色々と話してくれた
新婦さん。
そして迎えた結婚式当日の新婦さんの中座。
新婦さんに呼ばれて、
目に涙をためたお祖母様とお母様が
新婦さんの元へ。
そんなお二人が、大事に大事に新婦さんの手を
ギュッと包み込んで握っていたんです。
私は、これまで過ごされた新婦さんの人生の
ほんの一端しか知らない立場ではあるものの、
大切に新婦さんの手を握るお母様・お祖母様の
様子を見ているだけで涙腺が崩壊しそうでした。
新婦さんがお母様とお祖母様と
手を取り合って歩いている後姿は、
本当に本当に心温まる素敵なシーンでしたよ!
ウェディング司会者の私は、
新郎・新婦さんの想いの背景を知ったうえで
当日司会をしているので、
ギュッと握った手から伝わる想いに
「言葉を越える素晴らしい瞬間に立ち会わせて
もらってるわぁ~」としみじみ感じちゃいました。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。