今日は母の日ですね。
5月の母の日近辺で結婚式をされる
新郎・新婦さんは、母の日にちなんだ
演出やアイテムを取り入れる方も
多くいらっしゃるんですよ。
今日は母の日にちなんで、
【母と花嫁の大切な時間になる儀式】
と題して、結婚式に取り入れることのできる
儀式を一つご紹介していきますね。
今日ご紹介する儀式は、
《紅差しの儀》です。
日本では元々、
紅の赤は魔除けや厄除けとして
使われてきた色。
《紅差しの儀》は、
お母様が嫁ぐ娘の身に災いが
降りかからぬよう、
幸せを祈り願いながら、
支度の仕上げとして紅筆で丁寧に
口紅を塗るという儀式です。
お母様から新婦さんへ紅を差す間に
流れる静かで優しい時間は、
結婚式当日、母娘で過ごせる
貴重なひとときになります。
以前このブログで、
と題して、《ベールダウン》を
ご紹介しました。
《紅差しの儀》も違った趣で、
お母様から嫁ぐ娘に
幸せを願って紅を差し、
新婦さんはお母様へ感謝を伝える、
そんな儀式になります。
あるお母様は《紅差しの儀》を
新婦さんからしてほしいと頼まれた後、
「一生大切に使えるように」と、
化粧筆を嫁入り道具として
用意されていました。
『小さい頃、
隠れてこっそり私の口紅を塗っていた
娘の様子を思い起こしながら、
成長した娘に託せる記念のものが
用意できて、私が幸せな気持ちになりました』
と話されていた姿が印象的でした。
ちなみに《紅差しの儀》は、
和装の新婦さんだけではなく、
ドレス姿の新婦さんにも
取り入れてもらえる演出です。
ということで今日は、
【母と花嫁の大切な時間になる儀式】
《紅差しの儀》をご紹介しました。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。