スピーチ慣れしている人の
共通点、それは・・・
「新郎・新婦さんの名前を
むやみに言わない」
のです。
スピーチ内では「新郎・新婦」
という呼び方にすべて統一
されています。
このことに気付いたのが、
結婚式に多数出席する
機会のある議員さんの
スピーチ。
そして、著名な議員さんで
あればあるほど、この傾向が
強いように私は思うのです。
本来であれば、スピーチ内で
新郎・新婦さんの名前を
呼んだほうが良いのかも
しれません。
とはいえ、それに伴うリスク。
それは
「名前の呼び間違い」
です。
私もかつて、
葬儀司会をしていた際に、
故人と喪主の名前を
呼び間違えて、
とんでもない罪悪感に
かられた経験があります。
ヘタに間違った名前を
呼ばれてしまうくらいなら、
「新郎・新婦」と
徹底してもらえた方が、
スピーチをする方にとっても、
新郎・新婦さんにとっても、
リスクはありません。
名前を呼ばないで思い出したのは、
一昨年天国に旅立たれた
ジャニーズ事務所の社長
ジャニー喜多川さん。
ジャニーさんは、
所属タレントさんを
「YOU」と呼ぶことで
知られていましたよね。
この理由は諸説あるそうですが、
「名前を呼び間違われると
ショックで、トラウマになるかも
しれないから・・・」
というジャニーさんの心遣い
もあったそうです。
私自身、
司会台越しにたくさんの
スピーチを聞かせてもらう
機会があります。
でもどんなに心のこもった
素敵なスピーチでも、
新郎・新婦さんの名前を
呼び間違ってしまうと
すべてが台無しに・・・
というスピーチも数多く
遭遇しています。
そんなスピーチに遭遇すると、
著名な議員さんのスピーチに
おける、新郎・新婦さんの
呼び方が理にかなっていると、
あらためて感心してしまうのです。
ということで、
【結婚式に出席慣れしている
人のスピーチの共通点】は、
「新郎・新婦さんの名前を
むやみに言わない」
という話でした。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。