こんにちは

広東省新会編 その1 の続きです。
お付き合い頂けましたら幸いです。
ガチョウとの攻防?の末、何とか中に入れましたが、暫くガチョウの追跡を受けた我々。
中に人が入っているかAIみたいでした

この時、台風ハト(2017年台風13号)通過のちょっと後。
亡宋三傑の1人、文天祥による『過零丁洋』。江沢民氏による書。
元に捕えられた文天祥は、ここ崖山に最期の拠点を構える南宋へ向けて降伏勧告文書を書くよう元より迫られたものの、その代わりに詠んだ詩。以下一節が有名。
死なない者は居ない、忠誠を尽くして歴史を光照らすのだ
これにより南宋は降伏せず最期まで戦う事になったそうです。
文天祥は中国愛国の英雄的存在であり、また日本の幕末の志士にも影響を与えたことが知られています。
祠と宮殿(近年建てられたものかと)。
中に当時の生活の様子や、戦いの様子を描いた物など展示されていました。
登ってみました。
壮絶な戦があったとは思えない長閑さ。
歴史に全く疎いV子ですが、
宋が元(モンゴル)に滅ぼされた事で、古代から続いた中華文明はここに消滅した(崖山後無中華)とも言われる、中国の歴史にとっては忘れる事の出来ない戦いだった事がよく分かった(ような気がします)。
香港にある史跡、宋王臺が大事にされているのも、香港人、中国人のそういう気持ちが入っているのかな。

日本は元寇のとき神風吹いて良かったと思いました

この後、また例のガチョウに遭遇しましたが、すんなり通してくれました。
それから、崖門古砲台跡へ。
入場券はこの2箇所共通になっていますが、2つの史跡の年代は全然違います。
ここは映画『譲子弾飛』撮影地の1つだそうです。
私は観てないのですが、邦題『さらば復讐の狼たちよ』で、2012年に日本でも上映されたヒット映画。
ということは、周潤發もあのローストグース食べに行ったのかな!