こんにちは
少し前の週末、史跡見学に九龍城エリアに来ました。
その時に寄ったお洒落カフェ。
Cafe Ceres
お隣に同じ店名のこだわりベーカリーショップもあります。
今のところ九龍城エリアで一番しゃれてるカフェなのでは
木を沢山使ったシンプルなお店。
個人的に、明るく広々として天井の高いお店は居心地が良いです（ま、その辺は人それぞれですけどね〜）
こちらは食事も出来ます。
また寄りたいと思います。
Cafe Ceres
a:19 Fuk Lo Tsun Road, Kowloon City
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さて
この日見た史跡について、ご興味ある方はお付き合い下さいませ。
馬頭湧道沿いに、グリーンに囲まれた一画がありまして
宋王台公園
入口から見たところ。
赤い飾りは中秋節用です。
宋王臺の碑
ここに来たきっかけは、この1週間前に行った広東省新会への旅行です。
山東省でもお世話になったAさんに誘って貰いました。
そこで、南宋と元の最後の戦場（崖山の戦い）となったこちらも見学したんですけど
後日追記宜しければご覧ください
そこでAさんに教えて貰ったのが、
「香港の旧カイタック空港そばに関連の史跡がありますよ」とのこと。
さすが博識〜
現在Aさんは日本を拠点にされているので、ここは1人で来ました。
この史跡の由来1276年、南宋の都・臨安（いまの杭州）が元との戦いで陥落、幼帝の恭帝が捕虜となり残った皇族と重臣達（亡宋の三傑等）は南へ移動。
その皇族端宗と衛王（どちらもお子様でした）が休息を取ったと言われるのが九龍湾に面した小高い所で、後にカイタック空港の一部となります。
後年、地元の人がそこに碑を建て、その後に再建されたり空港拡張のため小山が破壊されたり（by 日本軍）碑が小さくなったり場所を移されたり、、
で今に至るそうです。
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清代に再建されたもの
後年、碑をカットしているところでしょうか。
そして公園は1960年オープン。
尚、南宋は亡命政府を立て元との戦いを重ねるも、1279年に広東省の新会で滅びてしまいます。
最後は、三傑の一人の陸秀夫が幼帝衛王を抱いて海に入水した事から、日本の壇ノ浦の戦いに似ていると言われているそうです。
（壇ノ浦の戦いは、それより約100年前の1185年）
元冦が1274年と1281年なので、南宋はその間に滅びました。元の勢いは凄まじかったんですね。
尚、この公園横の道は宋皇臺道。
この道路名も以前はもっと長い距離に使われたみたいですが、今はこの公園のあたりに残るのみ。
ところで、この碑を見ながら
"南宋末期の皇族は、わざわざ香港までいらっしゃったのだなぁ"と一瞬思ったのですけど、いや、南宋は船を利用していたので、江門辺りから九龍湾に到達するのは困難ではなかったかもと思われます。
そもそもアヘン戦争より約600年前、香港がイギリスの植民地になるよりずっと前の出来事。
今みたいに特区じゃないし入境手続きは不要ですし（当然か
）、もしかしたら心理的には今より近かったのかなぁ〜なんて思ったりして。
）、もしかしたら心理的には今より近かったのかなぁ〜なんて思ったりして。中国の長い歴史を考えると、香港がイギリス植民地になったり、現在の特別行政区になったりしたのは、ほんのつい最近の出来事なんですね〜。。
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この周辺を少し歩いてみました。
この公園のすぐ横は、再開発予定の旧カイタック空港跡地の工事現場。
その工事現場の囲いの一つに、こんなパネルを見つけました。
コラージュ写真の中心にあるのは、、
宋王臺の碑。
この公園のすぐ近くのパネルというのもあるんでしょうけど、香港の人がこの史跡を大事にしている事が窺えました。
後日追記: MTR駅にちなんで、このパネルのデザインにしたのかと思います。
空港という重要拠点にあった事もあり、イギリス植民地時代や日本占領時代に何かしら影響を受けた宋王臺碑。
空港がランタオ島に移転したのだから、この碑は元の場所に戻すべき、との意見があるのも分かるような気がします。
後日追記:宜しければご覧ください
その後、デザート食べに行きました。
涼粉と
@合成糖水
美味しかったです。
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※歴女じゃないので記載に間違いがあるかも知れません。その場合はご指摘頂ければ幸いです。
最後まで長々とお付き合い頂きありがとうございました