【広東省新会】その2〜古戦場跡と砲台跡 | 美味ホンコン探検隊

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ホンコン在住20年、V子の香港日記。

こんにちは

ニコニコ

広東省新会編 その1  の続きです。
お付き合い頂けましたら幸いです。

ガチョウとの攻防?の末、何とか中に入れましたが、暫くガチョウの追跡を受けた我々。
中に人が入っているかAIみたいでしたねー


この時、台風ハト(2017年台風13号)通過のちょっと後。
マカオや広東省各地に大きな被害を出した、あの台風です。
沢山の樹木が倒れ、この園内も立入制限がありました。


台風山竹(マンクット)後の、現在の香港みたいですね。。



亡宋三傑の1人、文天祥による『過零丁洋』。江沢民氏による書。

元に捕えられた文天祥は、ここ崖山に最期の拠点を構える南宋へ向けて降伏勧告文書を書くよう元より迫られたものの、その代わりに詠んだ詩。以下一節が有名。
死なない者は居ない、忠誠を尽くして歴史を光照らすのだ

これにより南宋は降伏せず最期まで戦う事になったそうです。
文天祥は中国愛国の英雄的存在であり、また日本の幕末の志士にも影響を与えたことが知られています。

祠と宮殿(近年建てられたものかと)。




中に当時の生活の様子や、戦いの様子を描いた物など展示されていました。




登ってみました。
壮絶な戦があったとは思えない長閑さ。


歴史に全く疎いV子ですが、
宋が元(モンゴル)に滅ぼされた事で、古代から続いた中華文明はここに消滅した(崖山後無中華)とも言われる、中国の歴史にとっては忘れる事の出来ない戦いだった事がよく分かった(ような気がします)。

香港にある史跡、宋王臺が大事にされているのも、香港人、中国人のそういう気持ちが入っているのかな。
文化が途絶えたのは他の時期にもあったように思いますけど(x_x) ☆\( ̄ ̄*)


チューリップオレンジ宜しければご覧ください


日本は元寇のとき神風吹いて良かったと思いました台風


台風で折れた枯木を回収中。
この後、また例のガチョウに遭遇しましたが、すんなり通してくれました。


それから、崖門古砲台跡へ。
入場券はこの2箇所共通になっていますが、2つの史跡の年代は全然違います。


1718年に設置され1809年に完成。










ここは映画『譲子弾飛』撮影地の1つだそうです。
私は観てないのですが、邦題『さらば復讐の狼たちよ』で、2012年に日本でも上映されたヒット映画。
ということは、周潤發もあのローストグース食べに行ったのかな!



ということで
新会に興味のない方にとって、地味〜な日記にお付き合い頂きありがとうございました。






新会編  その3に続く〜