- 著者: 宮部 みゆき
- タイトル: ステップファザー・ステップ
勝手に採点 ☆☆☆
ひょんなことから双子の兄弟の父親役を引き受けることに
なった若い泥棒。
彼は持ってるところから盗って一部は待たざるものに還元
するという風変わりなポリシーの持ち主。
兄弟の言動に振り回されながらも本業では推理を働かせ、
次々と荒稼ぎして難事件を解決!?
あらためて思うのは、少年たちの描き方が上手なこと。
今回も一風変わった双子をユーモラスにちょいとシリアス
に仕上げている。
イニシャルが描かれたTシャツを着て、変わりばんこに会話
する姿を思い浮かべるだけでニヤリせずにはいられない。
普通、少年が主人公の話になるとジェネレーションギャップ
についていけなくて違和感を覚えることがあるがこれは別。
両親とも愛人と失踪して、お互い気づいていないなんて、
設定としてはかなり非現実的だが、フィクションと割り切
って十分に楽しめる雰囲気。
万屋の廃業した弁護士や仕事仲間の画聖、魅力的な担任
の先生など、登場人物も個性的でユニーク。
いつまでもこのにぎやかな生活が続けばいいのに。






