著者: 東野 圭吾
タイトル: 黒笑小説

勝手に採点 ☆☆☆

まさにブラックユーモアいっぱいの短編集。

職業柄、作家が主人公の話が多くそのプライドの高さや賞レースを
皮肉る内容が楽しい。

選考している先生方や担当編集者にも悲喜交々があるということ。

読者としても、「○○賞受賞の話題作!」などと帯に書いてあると、
ついつい手にとって見たくなるもの。あまり知られてない賞でも。

そこを狙って涙ぐましい努力を重ねる出版社も大変だなぁ~。

それと一番先が知りたくなったのが鉄仮面のホテルマンのお話。

売れないお笑いコンビが、宿泊先のホテルの従業員をあの手この手
で笑かそうと大奮闘するが・・・。

何かコントで見たような気もするが、結局どうなるの!と思わず
先をイソイデシマッタ。

落ちはいたって単純。やっぱり何かで見たような気がする・・・。

東野氏のこの手のお話は肩がこらず気軽に楽しめて○。トリックのみ
に傾倒した非現実的なミステリーとも無縁なところが好感が持てる。

毒笑、黒笑と来たので次は怪笑かな。