あまりに記事が分散しているので、手術本体の体験談以外の部分を纏めておきます。

 

★は 私の執刀医と H医大では実施している事です 他は知りません。

 

持ち物

サングラス 4,5時間は相当まぶしくなる瞳孔を開く検査をされる場合が有るので眼科受診では持参が必須ですよねぇ~。

清浄綿   術後は すぐに使いたくなります。

プリズム無しの眼鏡 術後はプリズム無しの眼鏡。(眼鏡が必要な視力の人)コンタクトは一定期間禁止なので困るはずです。

理窟の上では視力は変わらない筈ですが微妙に変わる事も有るので、1,2か月後に作り変えの可能性を考えて安い物も検討。

 

★術後の目のトレーニング できるだけ眼帯はしない (重要)

これが言いたい事です。トレーニングをした人としない人で後の経過が違う論文が有ります。特に術後の3日間、1週間に頑張るのが重要みたいです。また見た目が・・と言う事で眼帯をすると折角狙った視線の位置がズレる可能性も有る様です。

 

斜視の眼科の術前の検査

斜視でも日によってデータが相当違います。視能訓練士さんの技量以外も有りそうです。余力が違う事は経験しています。

検査はフル規格ですると2時間ぐらい係る事も。

なので目だけ疲れて体は元気な状態で臨むのが良いのかな?と私は思っています。

 

1回だけの検査で良いのか?の議論は有ります。

他の斜視専門医などでは繰り返し検査されたかたのブログも有ります。

 

長い経過観察で、もっと術前に相談した方が良かったかな?と思ってます。

 

手術の順番 (2025年3月3日に一部加筆)

結果論ですが、今から思えば外側から順番にすべきだったと思います。

蒙古襞や眼瞼への対応、屈折への対応(遠視などの場合は隅角閉塞性緑内障への斜視手術後のリスク事前評価。角膜乱視と水晶体乱視への総合的な対応)、斜視手術の順です。

 

太字の部分 対応を間違ったので今困ってます。

 

いずれ書きます。

 

12月に見落としについて記事に書きました。

タイムリーな新着記事が有りましたのでリブログいたします。

 

実は難しい腸と言う事で、検査は ほぼカメラの神様が監督または実施して頂いてます。

死角に関しては随分前の神様も仰ってました。

神様がするから見落としも相当少ない筈と思ってましたが「リブログの記事」では関係無い様で、この部分が今回知りました。

 

硬膜動静脈瘻の2年半前のルーチンの検査も神様Aでした。

横行結腸と上行結腸に過形成ポリープが2,3か所に有るとA先生に指摘を受けました。

検査中に見せて頂いた箇所は横行結腸の過形成ポリープは「リブログした記事」↑の死角箇所だった様に思います。

栄転時にカメラの神様Aから、神様Bに検査を依頼したと連絡が有りました。

 

その後、硬膜動静脈瘻で延期に成り、

去年のカメラは潰瘍性大腸炎の病理検査を当初は依頼していましたが実際は無し。

外来診察を繰り返すうちに埋もれたのか?

 

自分で身を守るしかない事も分かりました。

カレンダー書き込み、今回は11月の検査前にも過形成について繰り返し神様Bに申し上げました。

相当、11月は丁寧に検査して頂けたようで、他にも4,5か所有るとの指摘。

12月の大きめの2つの切除に至りました。

 

診察日は12月24日でした。

 

潰瘍性大腸炎は大幅改善。

 

過形成は4,5個有るとお伝えすると、検査した医師で無いと分からないとの事。

少し不安が残る話、コメント記載をお願いしました。

 

組織は1つ行方不明だったらしい。 癌化のリスクなど少し心配が残ります。

横行結腸のみ。組織検査の結果。

SSL疑いで検査。SSLとは鋸歯状のポリープで癌化率は平均10%程度です。

これがブログ中断の主な理由です。

 

結論は潰瘍性大腸炎のremission。

remissionとは一時的永続的に軽快した状態。

横行結腸や上行結腸まで潰瘍が有ったのは1997年の発症時だけです。

左半分は2回だけ短期間。殆どS字結腸や直腸型で過ごしてます。

 

特殊な染め方で癌化の恐れは低い事が分かりました。

★特殊な染め方とは?Ki67とp53併用の染色。

 

Ki67は遺伝子で発現している割合が多いと増殖スピードが速いので癌だと悪性度が高いと見なされます。

p53は有名な癌抑制遺伝子で、これが壊れると異常な細胞なども増殖しやすく成り、癌化しやすく成ります。

 

発現していれば色が違います。顕微鏡で見た範囲では発現していないと結論。

 

つまり2つの染め方では両方とも癌化しやすい状態では無いとの結論。

 

本当にホッとしました。 

大人に成ってクリスマスプレゼントを喜ぶとは!自分でビックリしてます。

 

ポリープの大きさから猶予期間をお訊きすると半年程度だったかも。との事。

それなりにギリギリでした。

 

そして、年末にブログを再開。

トイレ通いで3,4時間しか眠れず・・・

 

病棟から車椅子で9時20分ごろに検査室へ移動。

前の患者さんを若い先生が別室で検査中。実施医が指導されてました。

 

 

検査は朝10時過ぎからでした。

検査台に乗ってイザのタイミングで主治医がサプライズで登場。ビックリしました。

 

すぐに鎮静され30分ほどで起こされました。

右結腸曲まで到達、押されると痛みが走ったので声を出すと再び眠りに…

2度目は50分ぐらいして目覚め。

鎮静剤は基準量の倍ぐらいとの事。

 

回盲部に到達。

 

ここから行きつ戻りつ精査とポリープ切除が始まりました。

 

ダブルバルーン内視鏡の小腸用の2m以上で、実施医は普通の内視鏡と似たように手元で操作されてましたが、助手の先生が掲げ持ってました。

 

切除した組織を大量の水で洗い流して回収する小さいカゴ(茶こし)を見える位置に置いて頂きました。切除は2つなのに1つだけしか見えませんでした。

 

検査中に4,5個の過形成が有るとの事。

 

車椅子で病室に戻りました。病室の時計で11時35分。

検査と切除は正味1時間ほどだった様です。

 

★ベッド上安静は夕方まで。点滴は朝から3本か4本で翌朝のの4時頃まで続きました。

夕食も無し。

潰瘍性大腸炎は注腸剤が届いている範囲(S字結腸下半分まで)は大幅改善されている。1度に2回入れ、1日4回までは使用可能との事。

 

術後回診。検査は外来で、切除は 前日か当日入院してダブルバルーンが妥当だろう。

検査間隔は1年から1年半程度との事。

痛みは ガスが移動した時や腸が動いた時に気にしたら分かる程度で僅かに有り。

範囲は左結腸曲手前から横行結腸半分ほど、右結腸曲付近、回盲部。

相当、楽でした。

通常の内視鏡後は範囲は狭いですが左結腸曲と回盲部はハッキリとした痛みが有ります。

6時頃に排泄。看護師さんが写真撮影。激しい出血無し。

退院許可が9時出て、10時に退院。

 

2泊3日でした。

診察は2週間後。

1日目

★昼ご飯は低残渣食。量も足りない…

★夕食は 丼1杯のかなり濃い目の葛湯(くずゆ)でした。

 

就寝前(個室なので時間は決まってません)

下剤は ピスコルファート10ml。コップ1杯で飲む。

下剤のラスボス登場。

マグコロールP50mlを水コップ1杯以上。

下剤(センノシド、ピスコルファートなど)とマグコロールの組み合わせはブラウン法。(以前、1度経験)

 

夜中の2時半に1回だけ排泄、すでに緩め。

 

ブラウン法は以前試した事が有りますが残渣が多すぎて左湾曲手前で終わってます。

今回は本番の洗浄前です。

 

2日目4時半から腸管洗浄剤をチビリちびり飲み始めました。

一番強力と言われているモビプレップ。

随分前に1度飲んだ覚えが…腸管洗浄剤のラスボス登場。

溶かした状態で持って来られました。常温の水道で溶かした様です。

ぬるいし、マグコロールに比べて味も最悪。

個室で冷蔵庫が有ったので、持ち込んだコップ全てに注いで冷凍庫に。本体も冷蔵庫に。

 

3時間で、8回ほどトイレに駆け込み、朝7時半過ぎにはお腹の中は完全に空に…

モビプレップ1リットルの時点で5回目。一旦様子見ですが、止まったので再開すると一気に。 1.4リットルで中止。

 

点滴

手の甲は1度薬指の腱を傷つけられ1か月間動かすと痛かったので、できれば嫌と伝えてます。

もともと 腕の血管は かなりの本数が見え非常に刺しやすい より取りみどりです。

但し1回目で狙う血管は皆さん同じ。

数ミリの位置の差で翼状針(絆創膏で止める部分が翼状の点滴の針)の先が静脈弁を突き破り痛みが出たり漏れたりします。

1回目の成功率は7割。

 

夜勤の担当看護師さん。

鼻マスクだったり、検温や血圧測定の段どりもイマイチので「要注意」と思ってましたが…やはりです。

点滴を4回失敗。しかも突き破り肘から下が真っ青、血管を拾えないなど酷かった。

日勤の他の看護師さんに交代。

 

 

 

保険証の確認、入院センターで少し段取り不足で予定より15分遅れで病室に。

 

検査前日に入院。

トイレとの往復なので高いですがトイレの有る個室を希望どおりでした。

 

昼食直前に形成外科で目頭切開の抜糸しました。

 

 

 

斜視修正、眼内レンズ2回、脳血管造影に続いて5回目の眼科病棟でした。

毎回の看護師さん薬剤師さんの確認作業です。

看護師さんも薬剤師さんも去年も入院ました?と訊かれました。有名人?

 

✿✿✿

カメラをして頂く先生がお付きの先生を3名連れて病室に。

 

いろいろ質問。

Q. 

最初からダブルバルーンじゃない理由。

A. 

1.視野が狭いので検査では見落とし部分が多く成る。

2.画質が悪い。

3.難しい腸の私のような場合の検査と治療法を早く定型化したい。

 

1について)

普通のカメラは医師の平均で大腸の90%程度なので、何回している内に見落とし部分が無くなる筈と言うのが今の考え方だそう。

1年から1年半ごとに検査すれば数年で全範囲を見ている筈との理屈の様です。

内視鏡検査の病院は変えないか?移動する場合は検査データを自費でも貰うのが良さそうです。

最近の普通のカメラの視野は170度タイプも出てきている様です。

ダブルバルーンは140度±15度程度。

2について)

ハイビジョンのダブルバルーンの販売開始は2024年に始まったみたい。

3について)

これは考えてませんでした。勉強に成りました。

難しい大腸のカメラを誰が実施しても可能にするのは大切なのは医療関係者なら分かります。

Q. 過形成ポリープで大きく見えます。切除方法は?

A. 

スネアで引っ掛けて取る予定。

私)よくあるEMRが可能。術後トラブルも少なそう。入院も短くて済みそう。

Q.悪性化しているか?

A.

当然、分からないと仰られました。

癌化しやすい状態か特殊な染め方調べるので、今後の方針も決まるとの事。

 

 

たまたまですが、

少数派と思われる強引に差額ベッド推しをしない受付のかたに当たりました。

 

✿✿✿

ちなみに最上級の部屋は別にして。

旧建物は

広くてトイレシャワー無しの個室。

差額無し。

 

新建物は

狭めのトイレシャワー有りの個室。

入り口に洗面所とトイレの有る4人部屋。

差額無しの6人部屋。

✿✿✿

 

病室については以下の希望。

腸管洗浄で前日夜中にトイレ通いに成るのは目に見えてます。トイレ有りを希望。

入り口に洗面所とトイレの有る差額2000円の部屋でも今回はOKですが、トイレに一番近いベッドとは限らないので拒否。

 

第1希望*トイレシャワー有りの高めの個室。

第2希望*差額無しを希望。

第3希望*無し

 

としました。

 

11月の検査後に病理検査の結果出る2週間後に診察。

 

「良好さんは腸が長い。湾曲の強さ、たわみ、細い箇所も有るなど相当な難しそうなので、残渣も残るのも無理は無い」

と仰って頂き、理解が有る主治医なので少し気分が楽に成りました。

ひとこと一言で一喜一憂するのが患者です。

 

潰瘍性大腸炎については、いつも通りの内容に加え、ステロイドの注腸を1日2回の指示が出ました。

前主治医はステロイド嫌いなのか、御守りとしてのステロイドの注腸も余り出して貰えず。

 

前々主治医は放任主義ですが注腸はステロイドに限らず1日2回でもシッカリ入れて炎症が落ち着かないと正確な診断が出来ないと仰ってました。

今回は相当な量が処方され、ホッとした反面、そこまで酷いのか?と落ち込んだり…

IBDの治療は主治医によって相当違う様です。

 

❆❆

ポリープについて、所見の画面で1㎝以下と1.5㎝以下と書かれてました。

癌化しているか?相当心配なので色々お訊きしました。

癌化については余り心配していない様な感じでした。

既にできてるのに心配しても仕方ないのですが…

 

できるだけ早く切除したい事を希望。

検査した先生が入院して切除する方針とお伝え。

特殊なカメラを使うつもりなのか?などレジデントと主治医の教授が相談。

外来でするのか?入院か?なども申し送り無し?

 

脳出血が分かりやすいですが、数分差で命が助かったりする場合も有ります。

癌幹細胞の概念も有りますが、癌も理屈では後の経過に大きな影響が出る瞬間が有るのは想像できます。

どんな病気でも同じです。

私は できるだけ早く病気部分は無くしたいです。

 

✿✿✿

 

ポリープ切除の日程をステロイドの効果も見たいから12月中旬後半を提案されました。

診察前日にインフルエンザの流行曲線を確認。上昇傾向で12月下旬だと満床の可能性も有りそう。

と言う事で、12月初めに1枠空いているとの事で入れて貰いました。

ステロイド注腸で劇的に良くなるのは実感してましたので、多分良くなりますと言って、すこし強引気味に12月上旬で決定。

 

少し特殊なカメラを使う事を前提に進んで行きました。

ダブルバルーンですか?と訊きすると、その通りとの事。

長年、念願だったダブルバルーン内視鏡です。

大腸カメラの度に楽な方法は無いかと以前から予習。

その中で、ダブルバルーン内視鏡は10年ほど前に知りました。

自治医科大学の主任教授の山本博徳先生が開発された日本発の技術です。

 

見た目は仰々しいですが、患者としては楽そうです。

また開業医さんで回盲部到達率6割だった先生が ほぼ100%に成り短時間で到達できるようになった記事も有りました。

保険適応されてます。

 

兵庫医大は年間大腸カメラ5400件(内、ダブルバルーン小腸内視鏡は94件)です。

今回の大腸のダブルバルーンの分類は不明です。

大学病院10か所程見てみましたが兵庫医大のダブルバルーン内視鏡の割合は低い様に思います。

 

もともと兵庫医大は潰瘍性大腸炎で有名なので難しい腸も多いはずですが…

 

 

 

★過形成ポリープの予習。

検査時に見せて頂いた画面で鋸歯状(のこぎりの刃みたいな)ポリープで嬉しくない感じです。

接近して見てるので大きく見えますが大腸の太さを知っているので5㎜以上っぽい。

5mm以上だと癌化しているリスクが増えます。

 

大きかったり、切除する針金の輪っか巻きつける根元が無かったりすると内視鏡で切除する方法も違い、負担も増えます。専門じゃないので微妙そうに見えました。

 

不安マックスです。

✿✿✿

 

20年ほど前までは過形成ポリープは癌化しないと言われ経過観察が多かった様です。

10年ほど前に癌化するモノが中には有る事が分かり、手あたり次第切除する方向に成り、最近は見極める方向の様です。

 

癌化しやすいかは取り出した組織を特殊な染め方で遺伝子的に癌に成りやすいかも判断できます。

 

2年間でココまで大きくなるのは…特殊な染め方をするまでもなく良くない傾向です。

1年前の検査延期の影響したのか?もし癌細胞が見つかれば後悔するのは確実。

 

●診察時に特殊な染め方の組織検査もお願いする事にしました。