「満洲国から見た近現代史の真実」宮脇淳子〜いっしょに考えよう! | 乱読家ぽちんの独り言

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「なぜ、日本は満州国をつくらなければならなかったのか?」

「満鉄を使って現地に投資したことは「侵略」だったのか?」

「そもそも、満洲とはどのような地なのか?」


このような問いの答えを考える本です。


リットン調査団の報告書では、満洲の特殊事情として「当時のシナは正当な政府が無く、いくつもの政府ができていた」「領土が広大で、シナの人民には国家的統一感が欠如し、徴収した税金は、中央金庫に達しない財政組織が伝統となっていた」「シナの無法状態に日本は一番苦しめられている」「日本の軍隊に掠奪または虐殺の事実はない」など、日本に同情的な記述もある。(最終的には「満洲はシナの一部である」と結論づけた)


満洲は万里の長城の北側、つまり元々中華以外の民族の地である。


清朝を建てたのは満洲人。明朝が滅びた後に長城を越えて南下。


当時、中国に満洲を統治する力は無く、日露戦争で日本が負けていたら、満洲はロシアの領地となっていた。


満州事変後、関東軍は、満洲領有を主張したが、陸軍参謀本部の大反対により独立国家満州国の設立となった。



僕の母の家族は、満州国に住んでいました。戦争が終わった後、家族はロシア人から逃げるために、命からがら日本に引き上げてきたようです。

て亡くなった祖父祖母が、「中国人はいい人ばかりだった。それに比べて朝鮮人は最悪であった」というような事を、何度も何度と聞きました。その時の中国人というのは、漢人ではなく満洲人なんだなぁと、本書を読んで気づきました。


中国共産党は、歴史を書き換え続けて、日本は中国から満洲を奪ったことになっています。

また日本では、GHQによるWGIPによる自虐教育がいまだ払拭されたとは言えず、毎時この時期には、戦前の日本は悪かったとの思想教育がNHKを中心に行われます。


そもそも、戦争に正しいも悪いもなく、勝った側が歴史を塗り変えていくものです。

戦前戦中に日本がどのように振る舞うべきであったとの反省は大いにすべきと考えますが、いまだに日本人の多くは「戦争は悪だ」という思考から抜けてはいません。

戦争は出来るだけしないに越したことは有りませんが、他国から侵略されそうになったら、戦うのが人間社会の「当たり前」です。


その事に多くの方が気づかない限り、日本列島は中国共産党のサラミスライス戦略により、領土を失い続けます。。。。






さて、最後に今回もやります『直観読みブックマーカー』。

前に読んだ本から哲学的問いをたててみます。。。


問い「教育とは?」


答え「辮髪は、頭のてっぺんを剃り、残った髪を三つ編みにする独自の髪形で、敵味方を瞬時に見分けるためのものでした。」(62ページ)


解釈「教育とは「辮髪」のように、敵と味方を明確にさせりためのものである。言い換えれば、自分のアイデンティティは何か?自分の考え方は何か?自分の生き方は何か?

それを明確にし、他者に説明することが出来るようになるのも、教育の目的の一つである。(ちょっと、こじつけですね😅)」


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