高熱で苦しい時、
やっぱり声を聞きたい彼氏。
親にも連絡していない。
心配されるのって、正直うざかったりね。
親や友達には心配されたくない。
でも彼氏の声は聞きたい。
２時間おきに連絡してくる彼氏。
「料理を手伝うよ。」
「体が痛いならマッサージをしてあげる。」
「アレ買ってくる、コレ買ってくる。」
「心配だから会いたい。メイが恋しい。」
不思議と、全然うざく感じない。
これ、仲良しの親友でもウザイかもね。
フラフラになりながら、
心配してくれてうるさい彼氏がかわいいな、
ってあったかい気持ちになる。
そして何故か体がキツい時に
話したいもう一人の人、
アメリカ君。
私は去年の５月も高熱で、
あの時もずっとアメリカ君と話してたな。
「アメリカ君、聞いてよ、カフェラテの味がしないの！」
「検査で血を採った、痛いよ！」
ちなみに元カレのアルゼンチン君、
「元気？」
と聞かれ、
「熱だ。」
と答えたら、
アルゼンチン君も高熱で、勤務先の学校を休んでいた！
しかし
体がキツい時、
話したい人は
彼氏とアメリカ君のみ
そこに
アルゼンチン君はもういない。
降格した。
イケメン祭りの名残で
何人かがメッセージを送ってくれても
風邪で辛い時は、
メールを開くのも億劫。
メッセージが届いて、
それが彼氏やアメリカ君だと、
ソッコーで開いて、
声が聴きたくなって、
電話したりする。
あ、アメリカ君に恋はしていない。
しかしアメリカ君には何でも話すクセがこの一年半、毎日続く。
逆に、
彼氏とアメリカ君以外だと、
キツい
既読スルー、
または
未読スルーしてしまう
去年も感じた。
ずっと一緒にいたい人の基準って、
体調が悪い時に、
むしろ
体調が悪い時こそ、
声が聞きたい人。
そういえば彼氏とアメリカ君も
彼らの体調が悪い時に、
私と電話をしたがるんだよね。
ベッドで死んでて、どう見ても話せる状況じゃないのに、
死にそうな顔でビデオ通話をしたがる。
家族にも伝えないんだって。
「ただの風邪だし、
家族は遠方だから話しても意味はないし、
心配されても、何もできることはないし。」
↑でもアメリカ君は西海岸在住、
ご家族はアメリカ南部在住。
日本にいる私の方が遠方だし、
私もめっちゃ心配するけど、
本当にできることはないんだよ。
愛だけじゃなく、
Careしている、
お互いを
気遣い、
心配する気持ち。
彼氏やアメリカ君にとって、
私は
「体調が悪い人に声が聴きたい人」
なんだよね。
夜11時、
私は急に体調が良くなり、
何故かモンスターを飲みながら、
たまった洗濯物をして、
(私は風邪薬を飲まない派、
解熱剤は本当に辛い時のみ派)
アメリカ君にビデオ通話。
ベッドで寝起きのアメリカ君は、メガネをかけながら、
風邪が良くなったという私の顔をまじまじと見て、
「確かに元気そうだ。
ああ、神に感謝！」
本当に安心してくれた。
普通、友達のたかだか風邪を
いちいちこんなに心配はしてくれない。
だって、たかだか風邪だし、
風邪で死ぬ人はほとんどいないし。
「アメリカ君、
いつも私と一緒にいてくれて本当にありがとう！」
「Sure!」①
「もし私がアラフィフになって、
彼氏にフラれて寂しかったら、
西海岸に行って、アメリカ君を私の旦那様にするから！」
「Sure!」②
↑
お礼も、
逆プロポーズも、
一言で済ませるアメリカ君が好き
ふざけて話しているようで、
お互い半分くらい本気
体調が悪い時に声を聞きたい人と、
老後を
過ごしたいなって思う。
そして私の彼氏、
「野菜のちょっと辛いスープなら食べれそう？作ろうか。」
「いやだ、
私は風邪でシャワー浴びてないし、
お家も食器すら洗えてなくて散らかってるし、来ないで。」
「だから僕が行くんだよ。
僕が食器を洗って、
メイにご飯食べさせて、
メイの気分が良かったら髪を洗ってあげる。」
こういう時にわかる、
夫らしい行動ができる男か、
そうでないか。
シャワーを浴びれないほど辛くて、何となくキタナイ気分なのに、
女性のそういうことを気にせず、
「大丈夫だよ、僕が髪を洗ってあげるよ。」
って、
本当に、夫らしい行動だ。
その瞬間、
彼氏とずっと一緒にいたいな。
年をとっても、この人といたい。
と思った。
どんなにイケメンの顔を見せられるよりも、
どんなに楽しいデートに連れていかれるよりも、
私の体調を心から心配して、
助けようとしてくれる姿を見ると、
この人と
ずっと一緒にいたい、
と思う。
普段、強がりで
他人には絶対甘えない
プライドの高い私が、
彼氏とアメリカ君だけには
治外法権なみに、
甘えられる。
そういやアルゼンチン君もこの類なことを言っていたな…去年
