二度と連絡を取らないと決めていた人。




そう、アルゼンチン君。



調子に乗った私が悪かった。



しかし、本当に痛かった。


早く寝ようとしたり、

家じゅうを片付けたり、

頑張って楽器を弾いたり。


まだ大好きな本は読めなかった。



だからアメリカ限定イケメン祭りは、

心強かった。


アメリカ君とギター君には本当に助けられた。


特にギター君ね、

ちょうどアルゼンチン君と縁を切って苦しかった一週間後くらいに、ギター君と知り合った。




ギター君と話していると、

20代の頃、親友の男性と一晩中、楽しく楽器を弾いて語っていた頃の私になれる。


ギター君も、そんな私が親友として大好きでいてくれる。


ギター君と電話すると、いつも大爆笑して長電話になる。


「寝るわ、てか笑いすぎで寝れないかも!

じゃあな、また明日、くだらない話をしよーぜ!」



そして次の日、

「おはよー!」とお互い言い出した時間から時差があるにも関わらず爆笑の会話が始まる。


(ギター君は本当に日本のそこらへんのコメディアンよりおもしろい。頭の回転が速く、底抜けに明るい。ネガティヴな部分がなく、いつもポジティヴで毎日が楽しい。)


そして何となく、

ギター君と私はお互い、

好きな時期もあった。


「メイは、結婚したくないの?

僕は結婚して子供がほしい。


メイはずっと東京に住むの?

もうアメリカには住みたくないの?

西海岸は、南部と違ってまた住みやすいよ。」



「メイはとても魅力的だ。」




でもお互い、楽しくすごしているうちに、

好きを通り越して、

親友に落ち着いた。



「メイが一番大好きな人だよ!」

(You are my favorite.)



「私もギター君が大好きだよ!」


でもこれは恋愛感情の好きではない。


友達として一番好き、という意味。


私も嬉しかった。



だって私もそう、親友としてギター君が大好き。






アルゼンチン君と話している私は、

甘えんぼうだった。


「ベイビー、今何してるの?

さみしい、声が聞きたい😍

愛してる❤」



「アルゼンチン君の声を聞きながらじゃないと、眠れない❤️」


↑ちょっと男性に依存しすぎてた気もする。



アメブロにアルゼンチン君のことを書くのも本当に辛かったんだけど、

不思議と書いてたら、


スッキリした。




一年で特に大好きな5月のある日、


何の前触れもなく、

私はスカイプを開いた。


(正確には、室伏系イギリス君のスカイプのプロフィール写真をスクリーンショットして、このブログに載せたかったから、スカイプを開いた。)





そこで非表示に設定していたアルゼンチン君のメールを開いた。


読んだアルゼンチン君からのメール。


意外だった。


「どうして連絡をくれないの?」ではなく、





「メイ、元気ですか?

メイが風邪をひきませんように。」



「メイが毎日、

何事もなく過ごせていますように。」



意外だった。


でも


とてもアルゼンチン君らしい、と思った。



恋人同士や夫婦の一大イベントのバレンタインデー。


(日本だと義理チョコが混じって、ボヤけていますが、

世界のバレンタインデーは、恋人同士または夫婦のみのイベント。

「ハッピーバレンタイン」は、恋人同士または夫婦のみが言い合います。)





やはり書いてくれていた、

バレンタインデーの日に



「ハッピーバレンタインデー」


日本生まれ日本育ちの私、

ギター君に「ハッピーバレンタインデー」と言い、プレゼント交換までしてしまい、

「え?僕たちカップルになれたのかな?」とカンチガイさせた。





ただ、アルゼンチン君のハッピーバレンタインデーは、

顔文字が

「メイ、ハッピーバレンタインデー🥺😭」



アルゼンチン君のメッセージが

泣いていた。




私も泣いていたよ、

アメリカ限定イケメン祭りをしながらね。


ふざけているようだけど、

久しぶりの恋で、

本当に

痛かったからね



でもね、

私もアルゼンチン君のことが

大好きだったけど、

私はアメリカ君と室伏系イギリス君とも毎日話していた。 


特にアメリカ君とは話が合うので、一日中、話していた。


アルゼンチン君より、アメリカ君の方が沢山話していたと思う。


確かに彼らは親友だけど、

心のどこかで、

私もフラフラしてたかもね。





私は男たらしなのか?

いや、本当の私はとても一途です。


ただ実生活で男友達が多く、彼氏がいても、男友達とも普通に遊んんでいました。

(遊ぶってセックスじゃないよ、

普通にコンサート行ったり、野球観戦に行ったり。)



何だか、

スッキリして、


5月のある日、

アルゼンチン君に


「元気?

久しぶり!」


と書いてしまった。



アルゼンチン君とのやり取りに使っていたスカイプはもう使いたくなかった。


お互い大好きだった時のやり取りがそこに残っているから。


私が悲しかった時の、元気なふりをしていた私の話が残っているから。


「私が彼を好き。私の気持ちを信じよう。」と思い続けたから。

(↑こんなの思う時点で幸せではない。

私は最初のバカ彼氏以外、10年付き合った元カレも、元夫も私だけを一筋に愛してくれた。何の不安もなかった。不安な恋愛なんて幸せじゃない。幸せと思いこまなきゃいけない恋愛なんて、不安にフタをしているだけで、そこに必ず不安がある。)



だからもうスカイプを見たくなかった。


アルゼンチン君に

「スカイプは古いから、WhatsAppで話そう」と言われた時、アルゼンチン君のスカイプの番号をもらっていたので、そっちに連絡をした。