今日は東日本大震災から10年。

 

もう10年もたったのですね。あのとき見た津波の映像は昨日のように覚えています。今はコロナで世界中が痛めつけられていますが私にとって「戦後日本の最大の事件」は今もってこの大震災です。

 

2020年日本春分図では、IC(4Hカスプ)ジュノーが誤差0度00の「合」ですが、2010年日本春分図でもICとジュノーは0度21差の「合」でした。この驚くべき共通性が示唆することは2点です。1つは季間図では「春分図」が絶対に強い、ということ。もうひとつは「ジュノーの重大な示唆性」です。

 

ジュノーは「権利の主張」ですが、強いハードとして出た場合は「生き残るための厳しい戦い」を意味します。それが「アングルカスプ(ASC、MC、DSC、IC)」に合するとき「その経験」を強いられるのです。

 

大震災の「P」から日本始原図の時刻を微調整しました。

 

今まで私は師・門馬が提示していた時刻、1946年10月7日15時15分を採用してきましたが、今回、東日本大震災のPを再検証して、15時20分に変更しました(ASCは27水瓶座36→29水瓶座24へと変更)。もともと門馬の設定は「15時から15時30分の間で(憲法が)議決・採択されたのでこの時刻とする」というもので正確には検証が必要なものだったのです。

 

根拠は以下のとおりです。なお、私が採用している進運法は「Naibod in RA」というもので「1日1年法」とほとんど同じものです。

 

15時15分を基準としたものを「A」、15時20分としたものを「B」とします。

 

P・2011年3月11日(東日本大震災)

 

A、P土星/P冥王星=P.IC(直接、1接近06)

B、P土星/P冥王星=P.IC(直接、0分離08)

 

この直接の=がこの年の災禍を示す強烈な表示ですが、チャートを作ってみると実感するのですが、Aの1度06差は私にはどうしても納得がいかない「ズレ」です。Bならドンピシャリ。

 

A,DSC「合」ジュノー(2度14差)

B、DSC「合」ジュノー(0度47差)

 

これはアングルカスプへのジュノーの合。これもBなら納得。

 

R(リターン)2010を作ってみると、ここにも、火星/冥王星=IC(直接)があるのですが、

 

A 1度49差

B 0度38差

 

これもBなら納得です。

 

このように「東日本大震災時のP」は明らかに「15時20分」の方が適切です。

 

次いで、昭和天皇崩御時(1989年1月7日)の「P」もチェックしてみました。

 

A,、P太陽/P海王星=P.DSC(直接、誤差1度26)

B.P太陽/P海王星=P.DSC(直接、誤差0度22)

 

A、P月(ASCルーラー)/P冥王星=P.MC(1度14差)

B、P月/P冥王星=P.MC(0度05差)

 

と、いうわけで今回の修正は私にとっては「自信の結論」です。皆さんのデータストックの修正をお勧めします。

 

 

震災の傷は今も残り続けています。大川小学校の悲劇を思うと胸が痛みます。やはり、語り継いでいかなくてはならないことだと思います。今日はこの悲劇から「時刻の修正」をすることができました。