8月は広島への原爆(6日)、長崎への原爆(9日)、そして、終戦(15日)があった月。戦後では1985年8月12日の日航機墜落事故があり、日本にとっては”熱い8月”です。
今から59年前、14才だった私は父親に連れられて一家そろって映画館に行きました。父と映画を観たのは後にも先にもこの1回だけです。映画は「日本のいちばん長い日」。父がこの映画を子供に見せたのはこの映画が名作だと思ったからでしょう。しかし中学生だった私には軍人がバタバタと動いている映画としか映らず、この映画の良さを感じることができませんでした。
けれど2020年、DVDを買ってこの映画を再び観て、驚きました。俳優陣の何と個性的なことか!
この映画は8月15日の玉音放送(天皇によるポツダム宣言受託放送=降伏)を阻止しようとする一部の軍人たちのクーデターに近い行為と、それに抵抗し、天皇の意思を実現させようとする男たちの24時間の戦いを描いた作品です。同名映画は2015年にも松竹映画で封切られ、本木雅弘が昭和天皇を演じていますが、私が観たのは
日本のいちばん長い日 1967年 東宝 157分
です。映像はモノクロで昭和天皇は声のみで顔は映りませんが、俳優陣は2015年の映画よりこの映画のほうが断然いい。
鈴木貫太郎内閣総理大臣を演じた笠智衆(りゅう ちしゅう 1904年5月13日生まれ)のいかにも牡牛座らしい雰囲気、
阿南陸軍大臣を演じた三船敏郎(1920年4月1日生まれ)の貫禄十分の熱演。
終戦反対派の横浜警備隊長を演じた天本英世(1926年1月2日生まれ)の怪演。
天皇の終戦発表を阻止しようとする陸軍エリートたちの急先鋒・畑中少佐を演じた黒沢年男(1944年2月4日生まれ)。黒沢さんはまだご存命ですが、この映画の演技は文句なしの「熱演賞」ものです。
そして、私が驚愕したのが森近衛第一師団長を演じた島田省吾(1905年12月13日生まれ)。実際に反対派の将校によって殺害された森師団長を演じたのですが、その半端じゃない貫禄と迫力に私はシビレました。うわ~、すごいな~! 私はそれまで島田省吾さんをよく存じませんでした。で、調べてみると新国劇の大ベテランであることがわかり、納得。Nを見てみると、金星(5射手座18)、太陽(20射手座27)、水星(27射手座01)、天王星(3山羊座33)と並び、
太陽=金星/天王星(直接)
水星=太陽/天王星(直接)
がつくられています。射手座から山羊座第一デークまでの狭い領域における直接ですから実質的にほとんど「合」と同じです。個性としての才能(天王星)が示されています。
玉音放送を巡る軍人、政治家、宮内庁の男たちの戦い。特に上記俳優の名演、熱演は一見の価値があります。、
終戦の月に観る映画として私はこの映画を推薦します。
了