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私たち”めぐり郷”は、これからの世代の「生き方の選択肢」が増えることを、望んでいます
その中で、失われつつある「古き良き」に着目し、体現しながら伝え残しています
【 多様性 × 循環 】
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出産の選択肢は、以下の5通りくらいから考えられるようになるといいなと、感じています
① 病院で、先進医療の現代で代表的な出産
② 病院で、陣痛促進剤不使用や産後処置の一部などを選択出来る出産
③ 助産院での出産
④ 自宅で、助産師さんを呼んでの出産
⑤ 自宅で、プライベート出産
②③④は、可能な地域がかなり限られているのが現状です
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自宅でのプライベート出産 体験記① 【決断と準備】
2022年8月に、自宅でのプライベート出産にて、娘が誕生しました
妊娠がわかったのは、2021年12月
妻は経産婦ですが、以前の出産では「病院で産む」こと以外の選択肢が、事実上ありませんでした
前の子の出産後、数年の間に、「自宅出産」のことを知り
「もし、次に子供を授かった場合には、自宅出産をしたい」という想いを、温めていました
妻からの提案を受け、夫は快諾をし、全面的な協力を伝えました
経験者から、自宅出産を選択する上での、大きな2つのアドバイス
【1】 近い関係の中に、「強く反対する人」がいないこと
少数派の選択をする際、理解者・協力者がいることは、大きな支えになります
しかし、「強い反対者」が1人いるだけで、それ以上のストレスを受けます
特に「自宅出産」であれば、自宅に出入りしたり連絡が密な人、頻繁に顔を合わせる近隣の人、なども含めてです
自宅出産のメリットの1つが、プライベートや安心の確保ですので
【2】 初回の妊婦検診の予約の時から、病院に自宅出産希望を伝えること
プライベート出産を考えている人でも、数回の妊婦検診には行くことを勧めます
母子手帳は妊娠の事実の証明になり、出産後の「出生届」受理に、大きく関わります
また、救急搬送など万が一の場合に向け、病院にカルテがあること、自治体が把握していること、は大事で、協力を受けられるほど安心にもつながります
ただし、病院や助産院によっては、自宅出産希望を伝えると、診察を拒否されることも多く、紹介状を持っての転院先探しは、とてもストレスです
自治体は、希望を伝えれば、受け入れ先を探してくれたり、助産師さんの情報を貰えたりもします
必ず驚かれ、多くの説明も求められるので、早くに済ませて、得られる協力を少しでも早く受けましょう
生まれる子供が「無戸籍」にならない為にも、自治体への連絡は必須です
自宅出産の希望を夫婦で確認したら、少ないですが情報を集め、イメージを膨らませます
私たちは、この本を読みました
数ヶ月後のことですが、出産当日に、妊婦1人になるかもしれない状況は、避けるべきです
出産時、誰と一緒にいるのか?
夫婦だけ、母親、親戚、信頼出来る経験者や知人、近隣の元お産婆さん、助産師さん・・・
その人が、陣痛開始から産後落ち着くまで、必ず一緒にいられるのか?
それと、出産する場所
出産中に苦情が来るかもしれなかったり、妊婦がリラックス出来ないところは、厳しいです
部屋の汚れについては、捨てても良い布団や多めのタオルは必要ですが、大判の防水シートはとても優秀でした
お風呂での水中出産含め、イメージ作りは大切です
出産自体もですが、産後の処置や片付けも、落ち着くまでは中々の労力が必要なので
そうやって、たくさんシミュレーションをしてみて、違う選択肢も含めて検討すると良いと思います
自宅出産に来てくれる現役の助産師さんは大変少なく、大分県は既にゼロでした
助産院も病院に比べたらとても少なく、大分県では、出産が出来る助産院は、70歳くらいの方がやっている1軒だけかと
ネガティブなことも挙げましたが、出産自体は神秘と希望の塊です
不安を解消するのは、夫婦の絆と、お互いの想いの確認です
けれども、結局、全てのカギを握るのは、母親になる妊婦さんの想いです
男性は、女性ほどの強さは持ち合わせていないので(笑)
妻がしっかりと方向を示し、夫は黙って出来る限りのサポートをするくらいでちょうど良いです
準備で1番必要なのは、「想い」の確認です
続きは、「体験記② 【メリット・デメリット】」で・・・
私たち”めぐり郷”は、これからの世代の「生き方の選択肢」が増えることを、望んでいます
その中で、失われつつある「古き良き」に着目し、体現しながら伝え残しています
地球と共に生き物を育む「シンフォニア農法」考案者、カジカ
多様性×循環