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自宅でのプライベート出産 体験記② 【メリット・デメリット】

 

 

 

 

2022年8月に、自宅でのプライベート出産にて、娘が誕生しました

 

 

 

 

 

 

 

自宅出産のメリット・デメリットについては、色々な意見があるかと思います

 

 

私たちも、体験者の声などを一通り見ましたが

 

 

実際に起こること、実際に感じることは、目にした例とは違う「オリジナル」なものです

 

 

 

 

 

ここでは、私たちが感じたことを、大きい順に紹介します

 

 

背中合わせのメリット・デメリットをセットにしますので、どちら側の価値観が強いか、参考にしてみてください

 

 

 

 

 

<メリット ①>

 

   『生きることへの傲慢さが抜ける』

 

 

 

 

 

 

出産は、神秘や希望の塊とは言え、未知や未経験のことばかり

 

 

 

出産前後の対応中は、妻も夫も、頭も身体もかなりの興奮状態でした

 

 

 

 

産後の処置や片付けまで一段落し、母子共に状態が良好なのを実感した時に、ようやく

 

 

その緊張が解け、柔らかく温かい笑顔が、お互いに湧き出ました

 

 

 

 

「生まれたね」「2人だけで出来たね」という安堵に、包まれました

 

 

 

 

 

その時に感じたことは、自分たちが成し遂げたことの大きさよりも

 

 

「私たち自身が、同じだけの愛・エネルギー・労力を受けて、生まれてくることが出来た」

 

 

ということでした

 

 

 

 

その量が、どれだけ大きく豊かで深いのか、を知ることが出来るのは、プライベート出産ならではかと思います

 

 

 

   「生の意味を知る」

 

 

 

 

 

自分1人でやってきたと思っていたことが、母からのどれだけの愛と労力によって支えられていたかを、痛感します

 

 

 

指1本、臓器1つ、1人で歩けるように動けるようになれたこと

 

 

 

生まれた時点で、生涯かけても返し切れないだけの愛を、誰もが受け取っています

 

 

 

 

実際には、その受け取った膨大な愛は、親にではなく、子供や次世代に返していくのが、地球の摂理です

 

 

 

 

 

 

対するデメリットは

 

 

   『知識・技術・経験値がほとんどない、基本全て自分たちでやらなければならない』

 

 

ことかと思います

 

 

 

トラブル時の対処を心配されることが多いですが

 

 

「経験値・技術・設備」と「母の愛」に対する、価値観の違いだけかなと思います

 

 

 

先進技術によって助けられた命は、たくさんありますが

 

 

それらが無い時代にも出産は繰り返され、その結果、人口は増え、私たちも生まれることが出来ました

 

 

 

 

病や痛みを癒す「母の手当て」は、現代でも健在かと思います

 

 

 

 

 

 

実際に行う際には、デメリットを補う為に

 

 

自治体への通知をしたり、受け入れ可能な病院を持っておく、などの手段を考えることが出来ます

 

 

 

 

 

 

<メリット ②>

 

   『誕生直後の赤ちゃんにとってデリケートな時間に、ずっと一緒にいられる』

 

   『出産方法や産後の対応を、自由に選べる』

 

 

 

 

 

病院だと、生まれた赤ちゃんの処置や対応は、全て助産師さんたちがやってくれますね

 

 

自由に触れられなかったりもしますが、退院まではしっかり休んでお任せ出来ます

 

 

 

他方で、ヌルヌル状態の赤ちゃんや、母自身の胎盤やへその緒さえも、実感が無いとも言えます

 

 

 

 

 

今回のプライベート出産に向け、色々調べた中で、病院での一般的な処置と違う方法でやりたいと強く思ったことは

 

 

・出産は、明るい場所であお向けで固定されるのではなく、薄暗くし、うつ伏せで、布団でかお風呂での水中出産のどちらかは、当日の感覚で行いたい

(実際は、産前の入浴中に陣痛が激しくなり、そのまま水中出産になりました)

 

・へその緒は、30分くらいは母からの酸素や養分を送り続けるようなので、干乾びてくるまで無理に切りたくない

(実際は、胎盤がすぐには排出されず、つながったままで動けなかった為、2時間半後くらいに切り、その後すぐに胎盤も排出されました)

 

・出産に向けても、産後の処置も、不必要に急がずに、赤ちゃんと会話しながら意志やペースに合わせたい

(実際は、予定日から6日遅れ、陣痛も最後まで間隔が長め、新生児でも、赤ちゃんが寝ていて母乳が5時間以上空くこともよくありました)

 

 

 

 

これらの希望が、病院や助産院で叶わないだろうことは、わかりますよね

 

 

 

私たちは、出産直後からの数十分(病院だと処置中)、出産後24時間(病院だと新生児室)に

 

 

赤ちゃんが、母親と一緒にいられることへの価値観が、とても大きいです

 

 

 

 

一般の病院だと、どの段階でも、とても急いでいるように感じます

 

 

 

 

 

これも1つの見解ではありますが、「陣痛は赤ちゃんが引き起こし、赤ちゃん自ら子宮口に降りていく」という内容に

 

 

私たちはとても共感し、赤ちゃんが感じる最善の選択を尊重したいと思いました

 

 

 

 

何故なら、私たち大人より赤ちゃんの方が、「生」に対する感覚は、遥かに優れている筈ですから

 

 

 

 

 

対するデメリットは

 

 

   『大人都合のスケジュールは組めない』

 

 

でしょうか

 

 

 

赤ちゃんのペースに合わせようということなので当然ですが

 

 

物理的に2時間以上かかる遠出や、夫婦(又は、出産を共に行う人)の単独行動は、制限されます

 

 

 

 

これも結局は

 

 

子供を支えている「大人の社会」と、大人の未来を支える「子供の役割」の、価値観の違いかと思います

 

 

 

 

 

<メリット ③>

 

   『新たな家族の絆が生まれる、絶対に忘れないお互いへの感謝』

 

 

 

 

 

これは、「夫婦の絆」だけではなく、「妻・夫・子」という三位一体のものです

 

 

 

プライベート出産では、皆が未知や未経験のことばかりで

 

 

妻と、夫と、赤ちゃんと、互いに最大の愛とエネルギーを出し合って、その3人が揃って初めて達成出来たと、実感出来ます

 

 

 

 

達成して得たものが、「生の実感」なので、簡単に失われるものではありません

 

 

2人でなく3人で成し得たものが、遥かに強く安定するのは、地球の摂理です

 

 

 

 

 

出産当日の感覚は、日に日に薄れるものですが

 

 

「3人で、娘の誕生を得た」という実感は、いつまでもとても近いところにあり続けます

 

 

 

 

 

対するデメリットは

 

 

   『成し得る「生の実感」というものが、未経験では余りに想像し辛い』

 

 

でしょうか

 

 

 

 

ただ、ここまで深く、「生」や「愛」に関わることは、それを目的にして辿り着くのではなく

 

 

日常の1つ1つのことの価値観の積み重ねの先に在るものかと思います

 

 

 

赤ちゃんが、自らの意志で「生」を決めるように

 

 

こういった情報や、考える機会は、必要な方に、必要なタイミングで、届くものかと思います

 

 

 

 

病院や現代医療のデメリットから向かうのではなく

 

 

「赤ちゃんが呼んでいるのか?」、耳を傾けてみては、いかがでしょうか?

 

 

 

 

 

続きは、「体験記③ 【事前予測と大きく違ったこと】」で・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

私たち”めぐり郷”は、これからの世代の「生き方の選択肢」が増えることを、望んでいます

 

その中で、失われつつある「古き良き」に着目し、体現しながら伝え残しています

 

 

地球と共に生き物を育む「シンフォニア農法」考案者、カジカ

 

多様性×循環

 

 

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