5感シリーズ、今日で最後の

「味覚」です。



味覚を感じる部分は舌(ぜつ)

ですが、舌以外にも軟口蓋

喉頭蓋咽頭や食道の入り口にも

味覚を感じる部分はあるそうです。


でも、圧倒的に舌で

味覚を感じています。


それは、舌には味蕾(みらい)

たくさんあるからです。




舌の表面はザラザラしています。

そのザラザラを乳頭(ぜつにゅうとう)

といいます。



介護につかえる体のしくみとはたらき100


胸の乳首も乳頭といいますが、

舌にも乳頭があるんですね^^




舌乳頭は4種類あるんですが

そのいくつかに味を感じる味蕾が

あります。

舌全体で8000~9000もの

味蕾があるそうです。



介護につかえる体のしくみとはたらき100


味の物質が唾液に溶けて

味蕾に触れると、味蕾につながっている

味細胞から脳へ情報が行くわけです。




ちなみに、感じる味とは、

甘味・酸味・苦味・塩味の4つに

最近では旨味が加えられて

5つの味を味わうことができますね。



介護につかえる体のしくみとはたらき100


また、味への順応は嗅覚のように早く、

同じ味を感じ続けていると、すぐに

感じなくなってしまうそうです。


ですから、舌で食べ物をかき混ぜて

同じ味蕾に同じ味を感じさせないように

しているんだそうです。




前の記事 で、味を感じるためには

鼻のはたらきも大きいと書きましたが、

危険な食べ物を見分けるため、

嗅覚と味覚は、次から次へと

においや味を感じていく必要が

あるのでしょう。


体に害を起こすものを食べてしまった後では

どうしようもありませんからね。