列車に乗っていてトンネルに入ったとき、
また、飛行機に乗っているときなどに
耳がおかしくなることがありますよね?
「ツーン」というか、「ボー」というか。
今日はそのことについて書きます。
あの現象は、どういうことかというと、
中耳の中で事件が起きてるんです(笑)
鼓膜の奥にある鼓室、体の中で一番
小さな骨、耳小骨のあるところですが、
そこの空気が膨らんで、鼓膜を
圧迫するから、なんだそうです。
飛行機に乗って上空に上がっていくと
気圧が下がりますが、そのため鼓室内の気圧と
外気圧の均衡がくずれて、鼓室内の空気の
押す力が大きくなって、その結果、膨らんだ状態に
なるわけです。山の頂上に登ると、お菓子の袋が
パンパンになりますが、そういうことが
中耳のところで起こっているわけですね。
それが
「なんか耳がおかしくなった」の
正体です。
では、耳がおかしくなったらどうするか。
あくびをしたり、つばを飲み込んだりして
治しますよね?
なんでそういうことで直るかというと、
内耳から口の中(咽頭(いんとう))に
耳管(じかん)という通路があります。
耳管はふだんは閉じていますが、
物を飲み込んだりするときに
一時的に開いて圧を調整しているんですね。
うまくできてます^^