列車に乗っていてトンネルに入ったとき、

また、飛行機に乗っているときなどに

耳がおかしくなることがありますよね?

「ツーン」というか、「ボー」というか。




今日はそのことについて書きます。




あの現象は、どういうことかというと、

中耳の中で事件が起きてるんです(笑)





介護につかえる体のしくみとはたらき100




鼓膜の奥にある鼓室、体の中で一番

小さな骨、耳小骨のあるところですが、

そこの空気が膨らんで、鼓膜を

圧迫するから、なんだそうです。



介護につかえる体のしくみとはたらき100
中耳の位置を、もう一度確認^^


飛行機に乗って上空に上がっていくと

気圧が下がりますが、そのため鼓室内の気圧と

外気圧の均衡がくずれて、鼓室内の空気の

押す力が大きくなって、その結果、膨らんだ状態に

なるわけです。山の頂上に登ると、お菓子の袋が

パンパンになりますが、そういうことが

中耳のところで起こっているわけですね。


それが

「なんか耳がおかしくなった」の

正体です。




では、耳がおかしくなったらどうするか。

あくびをしたり、つばを飲み込んだりして

治しますよね?


なんでそういうことで直るかというと、

内耳から口の中(咽頭(いんとう))

耳管(じかん)という通路があります。



介護につかえる体のしくみとはたらき100


介護につかえる体のしくみとはたらき100


耳管はふだんは閉じていますが、

物を飲み込んだりするときに

一時的に開いて圧を調整しているんですね。



うまくできてます^^