五感シリーズ(!?)、

今日から嗅覚。




からだのどの部分が

においを感じるか、と言えば

みなさんご存じのとおり、

「鼻」ですよね。


では、

鼻はにおいを感じるだけの

器官かと言えば、

そうではないんです。




でも、まあ、今日はとりあえず

においを感じるしくみを書きます。





においを感じる場所は、

鼻の中の一番上にある

嗅上皮(きゅうじょうひ)

という一部分だそうです。


嗅上皮には、においを感じる細胞、

(嗅細胞(きゅうさいぼう))があり、

嗅細胞のまわりは粘液がおおっています。



介護につかえる体のしくみとはたらき100


ちなみに、犬の嗅細胞は

人間のそれと比べて、

数百倍もあり、そのおかげで

においに敏感なんだそうです。




においは、細かく見ると

つぶつぶの分子でできていて、

におい分子が鼻の中の粘液に

溶けると、それが嗅細胞を刺激して

情報が脳へ行き、においを感じる、

というしくみになっているんですね。




においって、とても大事で、

鼻をつまんで食べ物を食べると

まるで味が分からなくなりますよね。



介護につかえる体のしくみとはたらき100


その機能を使って、このコーナーも

成り立っています^^


食べ物の味は味覚だけじゃなく、

食べ物から発せられる嗅覚も

刺激して味を感じさせています。

ところが、鼻をつまむと香りが

嗅上皮に届かないので味が

分からないということですね。



よく考えると、腐ったものを食べないように

においや見た目(視覚)を使いますし、

感覚器を総動員して、食べて良い物か

どうかを選別する。

そのようにして、私たちは自分の体を

守っているのかもしれませんね^^