アメリカにはピーマンが売っていない。だからその代わりに緑のパプリカを買っていた。なんなら、緑のパプリカを勝手にピーマンと呼んでいたアメリカではペッパーと呼ぶ
そしてその日、野菜売り場で、迷うことなく赤のパプリカを手に取る女性を見かけるなんで?かわいいから?
そうなるともう、パプリカのことがなんだか気になってしまって。いつも通りに調べてみる。色んな記事を読みあさり、気がつくと1時間ほど経っていた。
結果、パプリカの色は、花のように見た目を彩るためのものではなく、「熟れた程度の違い」だった。色の違いによって、味や栄養にも違いがある。
[緑→黄→橙→赤]の順で、赤が1番熟れている。赤には甘味があって、緑には苦味がある。黄色にはレモンみたいに酸味もあるとか。
そして赤は完熟させるため、時間と手間がかかる。だから少し割高だったのね。
【気になる栄養価について】
赤パプリカ ビタミンCは緑の2倍
βカロテンは緑の3倍
赤色はカプサイシンの色
橙パプリカ ビタミンCは緑の3倍
βカロテンは緑の3倍
黄パプリカ ビタミンCは緑の2倍
βカロテンは緑の半分
※ビタミンCは抗酸化作用がある。
※βカロテンは皮膚や粘膜の健康を維持する。
※カプサイシンは強い抗酸化作用があり、血行促進や代謝作用の働きを助けてくれる。
こうしてみると緑よりも、赤や橙を食べた方が効率が良く栄養が摂れる。血行促進と冷え防止も狙うなら赤一択ということかな。もちろん緑にも栄養はあるし、安くて日持ちするというメリットがある。
日本人には、使いこなせる野菜の種類が少なく感じるアメリカ。その中でパプリカは重要な戦力だったりする。
もしも迷ったら赤パプリカを買う。そうそう残留農薬が多いから、オーガニックのパプリカがよろし