組織を、縦割りにするか横割りにするか。


企業は、その時の政策や方針で、組織を縦割りにしたり横割りにしたりすることがある。その都度、従業員は振り回されることにもなる。それでも、その会社にとって、どちらがより効率的になるかを検証するためには必要な改革なのかもしれない。

 

そういえば、夫の海外赴任によって自分が専業主婦になって、その結果、わが家はキレイな縦割り組織になった。「外で戦う夫」vs「家庭を守る妻」といういわゆる昭和的構造。

 

縦割り組織の効果

①責任の所在がハッキリする

「ゴミ捨ては夫が担当」なんて決めなくても家の中のことは全て自分の仕事。できていないことは自分の責任。とにかく分かりやすい。責任の所在がハッキリすることで、「なんでしてくれてないの?」「もっとこうしてほしい」そんな不平不満もなくなる。

 

②自分の仕事に集中できる

仕事と家事の両立ってやっぱり簡単ではない(と思っている派)。もちろん器用にこなす人はたくさんいる。でも自分の場合は、うまくコントロールが出来なかったように思う。だから、仕事のことを考えながら家事したり、勤務終了時間が近づくにつれて、この後の家事にプレッシャーを感じたり。何だか1日1日がいっぱいいっぱいだった。

 

 

ただ、大前提として、夫婦がそれぞれの大変さを理解しているかどうか。外で戦う大変さと家庭を守る大変さ。それらの程度に違いなんてない。


そこを誤解していると多分うまくはいかず、相手をうらやむだけになる。また、それぞれ自分の役割を全うしているかどうか、その姿勢も大切だと思う。

 

会社員時代のことを時々思い出す。朝から晩まで働いて、クタクタの状態で家路を急ぐ。駅前のコンビニで買ったお弁当を食べて泥のように寝て、そして朝になればまた会社へ向かう。それの繰り返し。

 

もし、元気に迎えてくれるパートナーがいて、お家が清潔に整っていて、温かいご飯が食べれるならば、もっとメンタルも体力もリセットできていたと思う。働くことの大変さも、家事の重要性もどちらも分かっているからこそ、分業制は成立するのかなと思う。


↓雲が凄すぎた日