さて、一昨日はお昼過ぎに生徒N子さんから連絡がありました。
N子:今日の18時以降って、お時間ありますか?
「空いてるよ~!」と返信すると、「お食事でも」ということになり、青山で待ち合わせ。
食事をしながら聞いた話に驚きました。
N子:子供の頃、空を見ると、「帰りたいな」って思ってた。なんで私、ここにいるんだろう?って。自分は何か自分でないものの中に入っている気がして、自分が自分でない感じがしてた。
私:え~! それって典型的な宇宙人じゃない!
私も14年前ヒプノセラピーを習い始めてから、夜空を見上げると「帰りたい」と郷愁に駆られ、悲しくなることがありますが、生徒さんの中には、子供の頃から同じような感覚を持っていた人も多いのです。
ある方は小さいころ、庭で土の上にお絵かきしながら、「私の家はここじゃないのに」と思っていたそうです。
母親を見ても、「この人は私の親じゃない」って。
またある方は、幼稚園の頃、早くあちらの世界に帰りたくて、(この世界では「帰る=死」なので)周りの子たちに「ねえねえ、早く死にたいよね?」と言って、親に「変なこと言うんじゃありません」と叱られたとか。
「なんでここにいるんだろう?」と思う方も多いようです。
自分の空間でない地球という星にいることに違和感を感じるのでしょう。
言われてみれば私も、小さいころから人の行動を見ては、「人間って、こんなことするんだ」と思っていました。
たとえば5歳位の時、母親と一緒にスーパーへお買い物に行くと、同じ年くらいの女の子が私を見た途端、ぱっと自分の母親の後ろに隠れ、顔だけのぞかせると私に向かって、「イ~ッだ!」と意地悪な表情をしてきたのです。
なにもしていないのに、いきなり「イ~ッだ!」とされてポカンとしながらも、(人間の子供って、こんなことするんだ~)と思ったものです。
それ以降も、
「へ~、人間ってこんなことするんだ~」
「人間ってそんなふうに思うんだ~」
お産のときも、「人間って、こんなふうに子供を産むんだ~」って。
「人間って」と思う時点で、宇宙人の観点だったのに、ちっとも気付きませんでした。笑
さて、N子さんは先日とても大きな解放を行いました。
★そのときの記事
その後、勝手にいろいろな感情が吹きこぼれてくると言っていましたが、それはこれまで抑圧してきた反動なので、現象としては良いことです!
さらに。
「自分を愛していないのに人を助けられるわけがない」
に対して、
★そのときの記事
その通りだと思い、インナーチャイルドを癒やそうと見てみたら、真っ黒だったそうです。
「インナーチャイルドの癒やし」といえば、話しかけたり、一緒に遊ぶのが一般的なのですが、N子さんは私の「多次元」に関する記事を読んだところだったので、インナーチャイルドを多次元へ連れて行ってみたのだとか。
★多次元の記事
N子:そうしたら、昔遊園地にあったミラーハウスみたいに、鏡の中に重なり合って自分が無限に映る。それが一斉に変わる。そんな感じがしました。
それは面白い!
そんなふうに少しずつ自身と向き合い始めた結果、
N子:私は黒でも良いんだ、今は自分を大事にしようと思う
そう言うのを聞いて胸が熱くなりました。
これまでの「黒はダメ、いつもいい人でいないといけない」の呪縛がようやく溶け始めたのです。
私は思わず、
「黒でもグレーでも紫でもなんでも、あなたが好きだよ!」って言っていました。
今までのN子さんも好きだけど、自分を大事にしようとしている今のN子さんはもっと好き!
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